■2009年9月25日:タイの雨と洪水と傘
タイは雨の多い地域です。バンコクの場合、3〜5月位までが夏で、今年みたいに早ければ
4月中旬、丁度ソンクランが終わるころから雨季に入り、11月半ば位まで続きます。
で、そうですねぇ、10月位から徐々に涼しくなり出して、12/1月くらいだと、
ジャンパーを着るタイ人も出てきます。
バンコクでは年に2,3回、大体毎年9月か10月に雨で洪水が起きます。
管理人の勤め先も、敷地が道路に対してやや低いので、工場も道路側は中まで浸水します。
翌日は午前中一杯水の掃き出し作業に終始します。
面白いのが、この人達って対策を打たない。土手を盛るとか、堤防を築くとか、水路を作るとか、
とにかく何もしないで次の洪水を待っている。そして、また洪水に遭うと掃除で半日潰れる。
毎年この繰り返し。
タイ人は、街中でも傘を持っている人(傘を差す人)が少ないです。
正確に言うと、家にはあるんだけど、出て来るときに降っていなかったから、
持ってこなかった。アホ。ではどうするか?
びしょ濡れのまま移動するか、何処かのホテルの軒下に避難するか。
傘も、日本みたいに梅雨になると盛大に販売される、というようなことはありません。
コンビニでは折り畳み式の傘が数本売られています(長い傘もたまに見掛ける)
が、デパートで傘を捜すのは一苦労です。
びしょ濡れでも帰る連中は良いですよね。立派。
ホテルの軒下で途方に暮れる群集を見掛けると、不思議で仕方がありません。
何でこの国で生まれて暮らしている連中が傘を持っていないのだろう・・・
その癖、彼らは濡れることを嫌がります。
ホテルの敷地外に出ればタクシーなんて幾らでも捕まえられるのに、
ロビー入り口のひさしの下から出ようとしないで、タクシーが回ってくるのを待っている。
だったら、サンダルを履いてくるとか(管理人の靴は防水)、
服だって上着ぐらい準備しておけば良いものを...
ほんの少ししか降っていなくても、避難群集は出来ます。
ちょっと濡れるくらい、根性ねえな〜w
工場の玄関口です(22日の撮影)。膝下くらいまでの水嵩になります。
社内で最も深いところで45cmあったそうです。写真に写っている人物は警備員で、
車の通行を妨害しているのではなく、障害物(ゴミw)を除去しようとしてくれています。
会社の車でスーパーに備品を買いに行き、洪水に遭って帰って来れなくなり、
車をスーパーに置いたまま帰り、翌日取りに行ったところ、ナンバープレートが
盗まれていたそうです。さすがタイwww