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■2009年12月31日:タイの郵便事情

タイの郵政は国営か民営か知りませんが、評判が悪いのは有名な話で、
最近我が家でも迷惑を被っています。

1件目は奥さんのパスポート。役所で申請し、受け取りは郵便を選択したところ、
何時まで経っても来ない。私が日本から人づてにEMSを頼むと、
アパートのオフィスに届いたりすることからオフィスの従業員に尋ねるも、
未だ届いていない。郵便局に問い合わせると、「配達済み」だと言う。
焦って方々探していると、申請してから2週間ほど経った頃、進展があった。
昼間の出来事なので、私は奥さんから聞かされただけなのですが。

アパートの目と鼻の先に最近出来たホテルがあるのですが、
うちのアパートの従業員とホテルのフロントか何かが、
従業員同士立ち話をしたらしいんですね。で、その中で出て来た話題。
ホテル側「おたくに○○さんという人はお住まいですか?」
アパート側「あら、うちで一番長い入居さんですよ。ご主人が最近ご結婚されて、
        奥さんが越していらしたのは最近ですけど」
ホテル側「その人宛に郵便が届いているのですが」

かくして、ご不在票が発見されました。内容は以下の通り。
「ご不在のようでしたので配達物は持ち帰ります。なお1週間は配達局に留め置きますが、
それ以降は本局に持ち帰りますので、引き取りにいらして下さい。
2週間以上ご連絡が無い場合、配達物に責任は持てません」

奥さんは怒り心頭に発して郵便局に電話したそうな。
すると、郵便局の係員は今度は「ご不在でしたので持ち帰りました」
おいおい、この前と話が違う。しかも、
「現在配達局と本局間を移動中なので、今何処にあるのか分かりません」
つまり、失くしたという事。

さらに奥さんは自力で調査を続け、この場合本局はラッシーで、配達局はプカノンという所なのですが、
配達局の方は配達した人間も何処に居るのか分からない始末(絶対嘘)で、
ふざけた対応を取り続けたそうですが、ラッシーに連絡した際に、何とか消息がつかめたそうです。
今回は、ラッシーの係員の対応が至極丁寧だったため、奥さんも許す気になったらしいです。

但し折り返しプカノンに事情を確認したところ、奥さんが書いた我が家の住所
「Thong Lo Soi 1」というのは正式住所ではなく、「Sukhumvit Soi 53または55」と
書いてあれば確実に届けられたという。戯言だ。
最初に問い合わせた時と2回目で言っていることが違うことの説明になっていない。
そもそもホテル(長期滞在可)にそんな名前の住人などいないのに、何故預けたのか
(受け取った方もおかしいが)。
こんなの、従業員の管理をしていないだけ(人間の管理が出来ていない)です。

トンローというのは、スクンビット ソイ55という通りに名付けられた別名で、
トンローという呼び名の方が定着しており、地図にもそう書いてある。
ただ、地方でタクシーを拾ったりした際に、地名を知らない運ちゃん等が
スクンビットの55であれば、番号から住所を追えるというだけのことだ。
単に配達員が間抜けなだけだろう。局のミスの言い逃れの方が可能性が高い。


この後、郵便局の言い訳が口から出任せだという事が、今度は私の荷物で証明されました。
両親からクレジット・カードをEMSで日本から送ってもらったのですが、
郵便局のインターネットによる追跡システム(日本でもタイでも)で追えるので、
物が物だけにこちらは日々の更新状況を確認していた。
この段階で気が付いたことがある。日本のEMSのサイトの状況表示では、
通関、ラッシー、など何処から何処へ移動した、と読み取れる内容だけなのに、
タイのEMSのサイトで確認すると、

12/17:住所不明
12/18:住所不明
12/19:配達済み


だから、未だ受け取ってねぇって。
だいたい、何で住所不明なのがいきなり届くんだよ。
聞けば、またホテルに届いていたらしい。しかも父が予めスキャンして送ってくれた送り状の住所は、 
「Sukhumvit Soi 55」。ちなみに、送り状を奥さんに見てもらったところ、
書かれている内容を見て、それがタイ人だろうと誰であろうと、分からないのは郵便局の人間だけだろうと。

奥さんはまた頭にきたらしく、この件についても郵便局に電話して訊いてくれました。
回答:
郵便局「ご不在で、オフィスにも人が居なかったので、ご近所のホテルに届けさせていただきました」
奥さん「うちは2階なんです。何で毎回上がって来てくれないんですか。上ってもたったの1階ですよ」
郵便局「郵便局の人間は階段を上って2階になど上がりません」
本当にそう言ったらしい。
この人は職業を考え直した方が良い。


そして奥さんの方の荷物はその後また何処に在る、何処に送るを繰り返し、
ラッシーで在り処が掴めてから2週間経っても未だ届かず、
カノン曰く「ラッシーが未だ荷物を送って来ていない。あなた宛て/お宅宛ての荷物なんて影も形もない」
ラッシー曰く「システムが壊れて発送手続きが取れないので、もう直ぐ暮れだし、どうしても欲しければ
自分で取りに来てくれ」
ふざけるな。郵便の意味が無い。奥さんも遂にブチ切れ。
「バカ言ってないで今直ぐ見つけて持って来て」
その日の内にプカノンから配達されたそうです。最初から素直に早く持って来れば良いものを。。。


普段EMSは確実に届くのに、重要な荷物に限って何故引っ掛かるのでしょうか。
恐らくEMS等は国際関係上の威信のようなものがあるのでしょう。
それでも、今回の件で数えると5回に1回問題が発生する計算になります。
何か不正な裏工作の匂いがプンプンします。
どちらの場合も日本では考えられないような対応です。

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