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■2010年4月28日:白蟻との戦い

3/初に越してきたアパートが白蟻(タイ語でプ)だらけで、
4月の半ばにアパートには駆除依頼していて、それは5/4とのことで
奥さんにもっと早くやってもらうように頼んでくれ、と言ったところ
彼女も「アパートの都合もあるでしょ」とのことでそれ以上言おうとしなかったので、
会社に頼んで「お前らの都合なんか知るか」と会社から(家賃は会社払いなので)
言ってもらおうと思っていて、後回しになっていました。

ところが、今回近々日本に一時帰国するための準備で
文庫本を片付けようとしたところ、
本が白蟻に食われていた


気持ち悪いのであまり拡大はしません。
白蟻も噛み付くって皆さんご存知でした? w)
しかも、シャカシャカいってる、シャカシャカ。

奥さん「見て見て、トゥア オーン(幼虫のこと)よ!」
そりゃ幼虫だって、見りゃ分かるわな。
私は、元々本は大事にしているつもりでしたが、
今までこれほど大切に感じたことはありませんでした。

ダンボール箱ごと表に出して、全部ひっくり返して
掃除機と雑巾で掃除しました。
ウチの掃除機は安物で、中は交換式の紙パックではなくて、
単に布袋が入っているだけなので、奥さんに掃除機は使わないで、
と言われましたが(掃除機で吸ったところで死なないから)、
そんなもん捨てて新しいの買えば良いんだ、と言って聞きませんでした。

その本の白蟻を掃除している最中に、
幼虫がページの間に逃げ込むのを見るに及んで、私は発狂しそうになりました。
その様子を見て奥さんもさすがに堪えたらしく、
その場でアパートに電話して、翌日にでも直ぐ駆除に来てもらう約束を
取り付けてもらいました。
明日直ぐ駆除しに来てくれるから何も今日やることないでしょ、
という奥さんの制止も聞かず、私は家の中を部屋という部屋中全部ひっくり返しました。

今日中に全滅させてやる

結果、床と壁の繋ぎ目全て侵食されており、全部マイナスドライバーとペンチで
ほじくってゴミに出しました。何か、家が白蟻に包囲されている感じでしたね。
但し、一部だけは奥さんの意向でそのままにして置きました。
雑巾と掃除機も気持ち悪いので捨てたところ、奥さんが掃除機は拾って来ました。
どうも、文庫本を入れたダンボールは壁際に置いておいたため、壁伝いに侵入したようです。
台所の物入れと壁の接着面は全て白蟻の巣と化していました。
食べ物を作るところと壁一枚隔てて白蟻の巣があるなど、考えたくもありません。

さて翌日お昼に会社から奥さんに電話したところ、案の定未だ駆除など来ていない。
奥さん「きっとお昼を食べてから来るのよ」
私「で、昼に連絡すると今度は明日ですとかって言うんじゃねぇの?」
奥さん「きっとそうね」
そこで、当初の予定通り会社から言ってもらいました。

結局、14:00くらいに来たそうです。で、最初は一人しか来ず、
「ウチは白蟻なんていないんですのよ。何しろ定期的に駆除してますからね。
 過去こんなケースは1度しかありませんのよ。あまり前過ぎていつどの部屋だったか
 覚えていませんけど。奥様、ほんとに白蟻そのものを見なすったんですか?
 巣だけじゃありませんこと?」
そこで、奥さんは一か所残しておいたところを引っぺがして見せたそうです。

おっほーう、うっわー、こりゃ凄いわ

従業員はすぐさま電話して、
「ちょっと、直ぐもう一人寄こしてちょうだい」
バーカ。

実際に作業する段になって、殺虫剤の注入は奥さんが自ら注したそうです。
何で?従業員はやってくれなかったのかと訊いてみると、
「従業員がケチってちょっとしか注してくれなかったりすると困るから」
なるほど。そして作業中のひとコマ。
奥さん「すみません、殺虫剤丁度一本使い切ってしまいました」
従業員「あら、構いませんことよ。足りたかしら?」

殺虫剤を巣穴と思しきところにぶちかますと、中から白蟻が噴き出してきたそうです。
ちょっと、日本人には考えられない光景ですよね。

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