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■2010年11月4日:タイの軽空母

タイの最近の洪水被害で、軽空母「チャクリ・ナルベト」が災害救助任務に駆り出されていると
昨日の夜、TVのニュースでやっていました。

チャクリ・ナルベトは財政難で売りに出されている、なんて噂を耳にしていましたが、
健在な姿を拝見出来て一安心。
なお”空母”とは奥様によればタイ語で「ルア ロッ(戦艦) クアンビン ロッ(戦闘機)」と
言うそうです(ホンマかいな)w

チャクリ・ナルベトと言えば、スペインがアメリカから購入し、さらにタイがスペインから中古で購入した
ハリアーを搭載可能なはずですが、これは米軍などの主流である”ハリアーII”ではなく”ハリアーI”であり、
このハリアーIというのは、燃料を満載すると爆弾数発しか搭載できないという情けない代物なんですね。
おまけにレーダーも付いていないので、射程の長いミサイルも使えない。

米英西軍は全金属製のハリアーIから複合材料をふんだんに使用したハリアーIIを開発し搭載量の問題をクリア
(軽くなったので搭載量が増えた)、さらにレーダーも搭載した”ハリアーII+”にアップグレードしましたが、
金のないタイ王国にとってそんな相談は夢のまた夢。

「空母はヘリなり戦闘機なり積んで出港したのか(まあ途中で搭載しても良いんだけど)」 奥様に聞いたところ、
「知らない」とのこと。救難任務にヘリならともかく、ハリアーを搭載するとは考え難いですね。
というか、事故の多いタイ軍機のこと、あと何機(6機購入したはず)残っていることやら w)

ウチの奥さんによれば、戦闘機でもヘリでも、タイ空軍機は旧式機(F-16も持っていたと思うが)ばかりで、
しょっちゅう墜落しては行方不明者(プー スーン ハーイ)ばかり出しているそうな。

タイ以外に購入した国の無いスティングレイにしろ、米海軍のこれまた中古のA-7EコルセアIIを
空軍機として配備してみたり、タイ王国軍はろくな考えを持っていないようですが、
空軍の新型機はグリペンを購入するそうですね。これが正しい選択であることを願うばかりです。
他にタイ王国軍は北朝鮮とも仲良くしているそうですが、そういう悪ふざけは止めてもらいたいですね。


スウェーデン空軍のSAAB JAS39グリペン。

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