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■2010年12月25日:タイ・ビーチリゾート指南

冬でも海で遊べるタイのビーチ・リゾート。

今回は、リゾートフリーク(?)の管理人が、時期的に冬休み直前であることもあり、
未だ間に合うかどうか知らないが、休みの予定を決めかねている皆さんのために、
そんなタイのリゾート遊びについて有名どころを中心に、自己満足的な指南をしてみたいと思う。

従って、対象はパタヤー、プーケット、クラビ、サムイの4か所。
ホアヒン、ハット・ヤイ、チャン島、ラーン島、ラヨーン等も有名だよ、
と言われればそれまでだが、後者はやや交通の便が不便で、
外国人観光客も少ないのでまたの機会に譲りたい。

今回紹介する4か所はパタヤーを除いて航空便が主な交通手段である。
即ちタイ航空。
バンコク・エアウェイズやノック・エアーもあるし、安いし空いているのだが、
最近の趨勢で航空アライアンスに参加していない航空会社を利用するのは、
加盟している航空会社の利用と比較してメリットが少ない。
タイ航空は先日の事件にもあったように、いまいちサービスがとんちんかんなところもあるが、
まあ許せる範囲だろう。

そしてこれは重要なことだが旅のガイダンスとしてツアーはお勧めできない。
ツアーは小回りが利かないからだ。個人旅行は高く付くが、
一切時間的に行動に制約が掛からない魅力は何物にも代えがたい。
またキャセルや変更などの対応も柔軟に行える。
というわけでタイ航空ならタイ航空で航空便と宿泊施設の予約を別個に自分で行うことになる。

さてそのタイ航空だが、現在ではタイ航空の日本語web siteからは、日本発の便しか予約できない
(前はバンコク発海外行きも予約できた)。
従って海外路線やタイ国内線は同社のweb onlineで画面の一番右上にある”English”というリンクから
英語版ページへと飛んでから行うことになる。

インターネットや街の旅行代理店で購入する格安航空券は細心の注意が必要だ。
リ・コンファーム(予約の確認)を怠るとオーバー・ブッキング(予約の受付過ぎにより溢れる)して
搭乗や宿泊を拒否られるなど、最悪の事態になり兼ねない。


最近では日本からサムイでもプーケットでも直行便があるようだが、
ツアー等だと一旦バンコクに入って1泊して休んでから出直したり、少々バンコク滞在を楽しむプランが多い。
そこで、駐在員向けのコンテンツというわけではないが、
今回はそんな趣旨でタイ航空のバンコク発 航空便事情を以下に列挙した。

No. 地名 航空便(毎日) 往復一人当たり航空運賃(12月中旬調査、web再安価格) 空港
ラウンジ
獲得マイル
片道あたり
(ANA/75%)
リゾート
宿泊費(一泊)
往路 復路 暮れ 2月中旬 4月中旬 GW 7月中旬 8月中旬 9月中旬
@ パタヤー バスで
2時間半
150THB程度 いつでも来い × はて?w 2,000〜
3,000
きったない。
わざわざタイまで来て
見るほどでもない
A サムイ島 2便 2便 予約不能 9,705
混んでる
13,120
予約困難
8,955
混んでる
9,335
混んでる
8,955
混んでる
8,955
混んでる
× 216 6,000〜
10,000
綺麗
B クラビ 3便 3便 7,760
予約困難
5,740
予約可能
7,260
混んでる
6,755
混んでる
5,740
混んでる
5,740
混んでる
5,740
混んでる
293 3,000〜
5,000
岸は汚い。江の島級
沖は☆5つ
C プーケット島 10便 13便 11,340
予約困難
6,025
空いてる
7,080
ガラガラ
6,025
混んでる
6,025
ガラガラ
6,025
混んでる
6,025
空いてる
275 3,000〜
6,000
概ね綺麗。
クラビ方面の沖に
出ればかなり綺麗。

表示料金は全てタイ・バーツで、1THB = 2.8円として計算すると、10,000THBで28,000円になる。

リゾートの宿泊費は贅沢に過ごせるだけの料金、且つシーズン毎最低料金。
例えばサムイだと、4月は6千バーツ代なのに暮れには1万バーツ近くに跳ね上がる。
もちろん野宿とまではいかなくとも、バンガローのようなところならば1,000THB以下でもあるが、
せっかくリゾート地に来たらそこそこの宿に泊まりたいだろう。
宿はそれこそいくらでもあるので、ガイドブック等を参考に好みのリゾートを選んでもらいたい。

さすがに同年暮れの予約はどこも厳しいが、
来年10月以降の予約は概ねガラガラで、来年の暮れの予約等は好きにして状態。

混んできたときに効いてくるのが便数だ。
この表で行くと、ダントツで条件が有利なのがプーケット。
多少便利な時間帯の便が埋まっていても、何とか座席を確保できるのが常だ。

本表に記載の積算マイレージはANAの場合なので参考にしてもらいたい。
マイレージは良くあるチャート表の数値は100%(正規運賃)であって、
何らかの割引要素が入ると75%に落ちる。さらに地域によってその%は異なるので、
まあ計算するほどの値ではないのだが、気にする人は航空会社に直接聞いた方が良い。
タイ航空のロイヤル・オーキッド・プラスにマイルを積算する場合、
タイの国内線は全て片道500マイルだ。あと重要なのは予約クラス。
これはエコノミーとかビジネスとか座席のクラスではなく、ある座席クラスの料金区分のことだ。
最近タイ航空のweb siteで買えるタイ国内線のチケットは全てマイレージ積算可能なようだが、
日本行き路線等に時々あるG,V,Wはマイレージ積算対象外なので注意されたい。
webの予約ページにある”Fare description”にてマイル積算条件を確認しよう。


◎ワンポイント・テクニック

☆航空便の確保が先
  宿は後からでも決められる。常識的に航空便の座席数より宿の部屋数の方が多いので、
  極端な話、空港に着いてから空港のツーリストで探すというのも有りだ。
  タイ航空のweb siteでチケットを購入する場合、出発のきっかり24時間前以上、
  時間が無いと購入できない。
  24時間を切っていて、それでもどうしても買いたい場合は、
  チケット・オフィスに直接赴き購入する必要がある。
  タイ航空のチケット・オフィスはスワンナプーム国際空港の中にもあり、ここでもチケットの購入は可能だ。

☆空港に近い宿をチョイスするのが吉
  初めて行くところ/不慣れな土地では、いくら高級リゾートとはいえ何かと不便なもの。
  空港に近ければ、例えばリゾートの周りに何は無くとも、行き帰りが楽なのは確かだ。
  旅行ガイドに記載されている空港とリゾート間の距離や所要時間と言うのは、
  案外宛てにならないことがある。例えば混んでいたり、足になるものが捕まらなかったりなどだ。
  悪いことは言わない。初めての土地に行く際には近場で検討されることをお勧めする。

☆航空便が見つからない場合
  ビジネス・クラスという手がある。意外とビジネス・クラスというのは最後まで空いているもので、
  タイ航空の国内線の場合、ビジネス・クラスでもそれほど高くない。エコノミーの倍くらいというところだ。
  例としてバンコク←→クラビ線の場合、エコで一人1万5千円がビジネスだと3万円弱だ。

☆late check outについて
 late check outはよほど高級なリゾートであれば可能なサービスだが、
 ここに記載したぐらいの料金のリゾートでは、まず無理だ。そこで入れ知恵だが、
 1泊余計に予約してしまうのだ。最後にもう1泊しないでcheck outしたとしても文句は言われないし、
 親切なところなら宿泊しなかった日の分は、半額に負けてくれるだろう。
 年に何回も来れるわけでもなし、折角来たのだから時間は有効に使いたい。
 特にクラビやサムイなどは朝と晩(クラビは夕方の便もあるが直ぐに売り切れる)しか便が無いので尚更だ。
 正午にチェック・アウトして、その日の晩までスーツ・ケースを引きずって、当てもなく彷徨いたくはない。

☆キャンセル時のレギュレーションを確認しておくこと
 航空便は予約クラスによって変更可否とペナルティ料金が異なるので、
 先に述べたFare descriptionの注意事項を購入前に良く確認すること。
 E-ticketがメールで届いてからでは遅い。
 通常、変更可能なチケットであれば、出発前で便が空いていれば変更は可能だ。
 キャンセルも出発前なら可能だが、こちらはまず間違いなくキャンセル料金が掛かる。
 料金は500THBだったりチケットの云%だったり、上述のチケット種別による。
 航空便はキャンセルや変更を電話でする場合、(タイ航空の場合は)滞在国のコールセンターに電話する。
 例えば日本で買ったチケットでも、バンコクに居てプーケット行きの便を変更する場合、
 タイのタイ航空チケット・オフィスに連絡しなければならない(もちろんタイ語か英語のみ)。
 但し、そのような理由を説明すれば日本のチケット・オフィスに連絡しても
 (お客様がお困りなのだから)たいていは取り合ってくれる。
 私は以前そんな事情を知らずに、プーケット行きのチケットの便を日本のタイ航空のチケット・オフィスに
 電話して変更してもらったことがあるが、「次からはタイの方に電話して下さい」との指摘だけで
 それ以外何事もなく処理してもらえた。
 タイ航空の日本のオフィスは、土・日・祝は休みなのでお電話の際にはご留意を。

 ホテルの予約キャンセル条件はホテルによってまちまちだが、
 リゾートともなると1週間前のキャンセルからペナルティが1日分ずつ課せられる、という場合も多い。
 事前に要チェックが必要だ。


【 まとめ 】

お勧めはプーケットだ。何といっても航空便数/リゾート数がダントツに多く、
シーズンでなければ直近でも比較的予約が空いていて、
週末にぶらっと出掛けるには持って来いだ。
但し、プーケットでも一番人の多いパトン・ビーチあたりの海は、
あまり綺麗ではないのでそのつもりで。

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関連リンク:

タイ航空web site

タイ航空チケット・オフィス(日本)
Tel:03-3503-3311/0570-064-015
月〜金のみ:9:00-17:00



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