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■2021年2月20日:狙撃手リーパー

 原題:REAPER GHOST TARGET (2018年アメリカ)
 著者:ニコラス・アーヴィング
     A.J. ティタ
     Nicholas Irving/1986- アメリカ生
     A.J. Tata/1959- アメリカ生
 文庫初版:2020年3月25日 ハヤカワ文庫
 初版時価格: 1,140円
 巻数:単巻
 品番: NVア11-1
 管理人読了日:2020月6月12日
 映画化: -
 映画題名: -
 映画主演俳優・女優:
 日本化:

スナイパー小説としては異色の作品。
主人公ヴィック・ハーウッドは黒人の米陸軍最強のスナイパーで、
武器はナイツ SR-25。

どこかの小説の殺し屋は、「経歴をたどられる」というわけで
武器は特定しない、というポリシーがあったが、
スナイパーという職種は、そこそこ仕事の精度が問われるため、
なかなかそういうわけにはいかない。

聞けば、米軍などは兵士が自分で武器を選べるらしい。


本書は全体を通して評価すると、前半は面白いので期待して読んでいくと、
中盤はけだるくなって、あまりにもつまらないので投げ出そうと思ったくらいだ。

まず、アラブのテロリストと結婚するフランス人女性などいない。
女性の射撃選手でオリンピック・メダリストが、
スポーツ・ドリンクの宣伝に起用されスーパーアイドルになる、
というのもまあアメリカではあるのかもしれないが、
日本ではなじみがない。

さらに、主人公が弱すぎる。あちこちでテロリストや敵対勢力に出し抜かれ、
何が面白いのかと読み進んでいくと、例のスポーツ・ドリンクに
薬物が入れられていたり、そもそも先の戦闘で脳を負傷したために
反応が鈍くなっている、だの思い当たるふしが出てくる。

それで、残り50ページで復活し”最強”の名に恥じない活躍を開始する。


最後に解説を読むと、著者のニコラス・アーヴィングは、
自身も陸軍の元狙撃手であった経歴を持ち、アフリカ系アメリカ人らしい。

なるほど、著者は主人公に自身の経歴を投影しているわけだ。
そして、裏表紙の折り込み部分の写真で見る限り、かなり(!)のハンサムである。

本国アメリカでは第二作、第三作も刊行されているそうだから、
女性ファンは目が離せないだろう。


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