■2022年12月24日:シリア・サンクション
原題:WITHOUT SANCTION (2020年アメリカ) | |
著者:ドン・ベントレー Donald Burton Bentley II/ アメリカ生 |
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文庫初版:2021年11月25日 ハヤカワ文庫 | |
第二刷時価格: 1,260円 | |
巻数:単巻 | |
品番:NVヘ24-1 | |
管理人読了日:2022年11月13日 | |
映画化:未 | |
映画題名:− | |
映画主演俳優・女優:− |
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日本語DVD化:− |
シリアの科学者が未知の化学兵器を開発し、
そして米軍の準軍事作戦要員(パラ・ミリタリー)に対して使用した。
厳密にいえば、その科学者が使用したわけではないのだが。
同じころ、つながりのある作戦でドジを踏んで現実逃避中で、
幻覚まで見るようになってしまった
DIA(国防情報局)の作戦要員(オペレーター)、
マット・ドレイクが、少々乱暴ともいえるやり方で、
元の任務に連れ戻される。
ここまで書くと、もうどんな展開か見えたようなものだが、
本書ではそこに関わる政治的な駆け引きもつまびらかにされる。
今のシリアは、一時期のアフガニスタンのような様相を呈している。
政府軍に反政府派と、それらを支援するロシアやアメリカ、
ISやペシュメルガといった勢力。
そして、シリアに飛んだマットに、数々の驚愕の事態が待っていた。
終盤では、幻覚の原因まで明らかになる。