■2025年1月26日:熱砂の果て
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原題:OFF THE GRID (2016年アメリカ) |
著者:C.J.ボックス C.J.Box/1967- アメリカ生 |
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文庫初版:2023年6月16日 創元推理文庫 | |
初版時価格: 1,300円 | |
巻数:単巻 | |
品番:Mホ-16-4 | |
管理人読了日:2024年8月17日 | |
映画化:未 | |
映画題名:− | |
映画主演俳優・女優:− |
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日本語DVD化:− |
ナコン・サワン滞在中に読了。
久しぶりにアメリカの大自然を中心に書かれた小説を読んだ。
私はイヌ科の動物が好きなので、オオカミを見たくて
ナショジオのイエローストーン国立公園の番組はよく見ている。
C.J.ボックスは著名作家であり、”ジョー・ピケット”シリーズの
噂は聞いていたのだが、私はシリーズものには奥手だった。
例えば、新潮社のトム・クランシーや
クライヴ・カッスラーのシリーズなど、全然面白くない。
本書についてはあらすじをじっくり読んで判断したうえで購入したところ、のめりこんだ。
まず鷹匠というのに興味を惹かれたし、猛禽類についても
飛行機の名前になったりしているので、ざっくりは理解しているつもりだった。
簡単にいうと以下。
隼:ファルコン
鷹:ホーク
鷲:イーグル
もちろん、それぞれの見分けがつくわけではない(笑
本作の要点でいうと、個人的にはアメリカの情報収集に反対はしていない。
中国に収集されるよりはマシだ。
みんな知らないと思うが、日本に徴兵制がないのは、
戦後アメリカに非武装化してもらったおかげであることを、忘れてはならないと思う。
我々が西側陣営に属していなかったら、と考えてみるといい。
今頃満州の埃っぽい通りで商店を出しているかもしれない。
ミャンマーかソロモン諸島のどこかで熱病に罹って死んでいるかもしれない。
ジョーやネイトといった等身大のヒーローの活躍が面白く、
次作/既刊も読んでみたいと思う。
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