■2011年10月17日:iPhoneを買うことのバカさ加減
Appleの新型の携帯電話だかスマートフォンだかが世間を賑わせている。
聞けば、並ぶ人もいるというから驚きだ。
金を払うのに何故待たなければならないのか? 理解できない。
商取引の法則に反する、消費者心理を突いた人の足元を見るようなあくどい商売だ。
スマートフォンと聞くと英語を解せない日本人には聞こえが良いが、
電話機と訳すと、とたんに可笑しくなってしまう。
だって、電話機でしょう?
他にもごてごて色々なものが付いていても、中身は電話機だ。
何故私がAppleを嫌うのか?
簡単な話だ。好きになれる要素が何処にもないだけである。
デザイン、汚れが目立ちやすい”白”をベースとした本体カラー。
それに価格、商売のやり方、何よりいちいち公の場に顔を出してくる鬱陶しい経営者。
私の爺臭い趣味で言えば、機械と言うのは機能美が優先されるべきであって、
最近の車でも何でも丸っこいデザインはいけ好かない。
Apple社の商品は、良い値段がする。控えめに言っても、である。
使い勝手が良いとか性能が良いとか言っても、
それだからといってそんなに高い出費をするものなのだろうか。
これ、なんと4〜5万はするのである(iPhoneに限らず最近の携帯電話は高額)。
信じられない。たかだか電話である。
価値観の相違なのだろうが、それだけあればパソコンが買えるし、旅行にも行ける。
私はと言えば、周囲の人と同じことをしたくないだけである(天邪鬼)。
学校の教師に校庭に出て並べ、と言われたとする。
何で私がそいつにそんなことを言われなければならないのか?
いけしゃあしゃあと、偉そうに。
会社みたいに給料をくれるのか? 違う。
だったら、そんな奴の言うことを聞く理由は無い。
皆がIntelのマシンを使っているのに、私まで一緒になって同じものを買ったら面白くない。
Appleが売り上げを伸ばすことによって受ける社会的な影響とは何だろうか?
没個性の普及である。
もっとも、iPhoneの日本以外でのシェアはたかだか知れている。
iPadにしても、日本のメーカーあたりが出す似たような商品が売れないので目立っているだけで、
真似をしても勝てないということだ。
日本人というのは昔から軍部に支配されたり、とかく流されやすい人種である。
誰それが持っているからイカす、
売れているからイイ、
みんなが持っているから私も欲しィ、
という単純な衝動。理由にもなっていない。買い物に理由が必要?
もちろん、衝動で買っても構わない。物欲というものはそういうものだ。
しかし、高額な電話機を買うのに、理由もなく数万の出費をしても良いのだろうか?
あなたのお財布にとって、それで良いのですか。
だいたい、携帯電話を電車の中でカチカチいじくり回すような連中は、
活字など殆ど読まないのだろう。
日本は一億総白痴化に向かってまっしぐらである。
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