Blog in Bangkok@Thailand DVD&movie(映像)
■2013年11月5日:ホビット 思いがけない冒険
一時帰国した際に買ってきた。 LoTR好きの個人的には大期待をした作品だし、大いに楽しめたのだが、 世界的にはまるで受けなかったようだ。 やはり、人間が登場しないとダメらしい。 本作は原作とはだいぶ内容が異なる。 私は「ホビットの冒険」は読んでいないが、「指輪物語」の「追補編」によれば、 トーリンが樫の枝を盾代わりに使ったのはアゾグと戦う前の話で、 スロールを殺したアゾグを倒したのは鉄の足ダインだし、 このシリーズで最終的にスマウグを殺めるのはどのような手段に及ぶのか 知らないが、スマウグを倒したのは谷間の国の王、 バルド(人間)が弓で射て止めを刺したのだ。 トーリン・オーケンシールドは後にトーリン二世となるが、 彼もフィーリもキーリも、スマウグを倒した後、谷間の国でのオークとの戦いで 命を落とす。このオーク達を率いていたのはアゾグの息子、ボルグだった。 こいつらを駆逐したのはまたもやダインであり、後にダイン二世となるが、 彼と前述のバルドの孫、ブランド王もまた東夷との戦いで討ち死にする。 この頃が、時は「指輪物語」の世代だった。 この逸話は後にガンダルフをして谷間の国での戦い がなければ(サウロンの戦力が削がれた)、 ドル・グルドゥアの勝利は得られなかったであろうと語らしめる。 背景説明が済んだところで、 私は脚色は好みではないが、まあ多少は致し方ないだろう (例えば、ハルディアも原作では死なないし)。 それより、トーリン役のリチャード・アーミティッジは格好良かったし (終盤アゾグに挑んで返り討ちに会うシーンはみっともないけど)、 何より本作はThe Battle for Middle-Earth(BfME)を思い出させてくれ (同ゲームの「II」にはトーリンは登場しないが、グローイン、ダインが登場する。 さらに「WK」にはブランドもアゾグも登場する)、 なかなか見応えがあった。 余談だが、BfMEに於いてスランドゥイルは一撃のダメージとしては 最強クラスのスナイパーだ。 |