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Blog in Bangkok@Thailand DVD&movie(映像)
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■2021年8月6日: 電車男

私は電車男を現役で見ていた。
映画を見たのは確かTVだったが、話題になっているのは知っていたし、
その前から2chの存在も知っていた。

この当時、SNS等というものはまだないから、2chは全盛だった。
今でも恋人たちはスマートフォンの何とかいうアプリで連絡を取り合うが、
携帯電話のメールソフトを使って連絡を取るのが定着してきたのと、
前述のSNSの登場の境目くらいに当たる時期の話だ。

もっと言うと、当時「送迎車男」というのもあったのだが、
こちらを知る人は少ないだろう。

私はこの頃のことをとても懐かしく思う。
秋葉原通り魔事件も既に10年以上前のことだが、
私は自分が結婚する数年前のことが、なぜか非常に懐かしいのだ。


それが、この間中谷美紀がニュースに出ていたので、
思い出してまた見たくなった。

AmazonでDVDを探すと、新品はタイまで送れないそうだったが、
中古があるというので、スペシャル・エディションを買った。
中古とは思えないような保存状態で、
ディスクにはキズはおろか、中身のパンフレットにも折れすらない状態で、
これを買った人は、一度しか見なかったのではないかと思ったくらいだ。

この作品を作り話だ、という人もいるが、
それはどうでもいいことだと思う。

この作品を良い物語だと感じるのは、自身が主人公の同類で、
共感を感じるからだと思うが、ストーリーの出来が良ければいいではないか。

中谷美紀はオタク男子の理想を体現している。
彼女に「カマ」をかけられたりしたら、
私だったら有頂天になってしまうだろう。
私も、彼女のような女性に「カマをかけられたい」と思う。


不思議なことに、この映画を改めて見てから、
実は私も電車の中で一度だけ人助けをしたことがあるのを思い出した。

誓って言うが、 間違いなく「電車男」の登場前だ。
そう断言できるのは、前職か前々職に勤めていたころのことだったからだが、
私の場合は、助けたのは女性ではなくて、ヤクザだった。

ヤクザと書いたのはそのおっさんが自分でそう言っただけで、
どこに行った帰りか忘れたが、電車に乗ろうとしたときに、
戸口に男が倒れていたのだ。

そのおっさんは酔っていて、私が助け起こした後もフラフラしていたが、
「あんたはいい人だ。後できっといいことがある」
と言っていた。

その言葉が本当だったのかどうかわからないが、
そのおかげで私は妻と結婚できたのかもしれない。


この映画を見てから、私と妻はあるゲームをすることにした。
つまり、今後年に1回とかの間隔で、一度夫婦の関係を一からやり直そう、というものだ。

例えば、休日は、私は妻に電話してデートに誘わないと、食事も一緒にとれない、ということになる。
ただこのゲームには問題もあって、妻はダイヤの指輪も外すというのだ
(しかも彼女はいまのところ2つ持っている)。

「ある段階で指輪もまた買ってくれるんでしょ?」

いや、ちょっと待って(笑


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