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Blog in Bangkok@Thailand DVD&movie(映像)
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■2024年3月17日: わたしは金正男を殺していない

2017年のことだから、誰もがまだ鮮明に覚えているだろう。

金正恩の異母兄、金正男がクアラルンプールの空港で白昼堂々暗殺された。

二人の女性が直接実行犯だったというのは記憶にあった。
ただ、当然のことに他人事だから、しばらくするとその後のことなど忘れてしまった。

それが、なんと映画になっていた。
皮肉なことを言えば、他人の不幸で金を得ようとする連中がいるということだ。

金正男がどうなろうと知ったことではないのだが、スパイ小説好きの私だ。
暗殺事件の詳細については興味があった。

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先に書いたように、直接実行犯となったのは、
シティという名のインドネシア人と、
ドアンという名のベトナム人のどちらも20代の女性。

映画を見ていて、ドアンの兄がハンサムだったのが印象的だった。
こんなカッコいい兄さんを悲しませるなよ、という感じだった。

そもそも若い身空でインドネシアやベトナムからマレーシアに出稼ぎに行く、
という時点で我々日本人には容易に呑み込めない話だろう。

だが、昔は日本人も満州やブラジルに出稼ぎに行ったりしていた。

私はインドネシアもベトナムもマレーシアも行ったことがあるが、
どこも日本と比べれば信じられないくらい未発達で、治安が悪い国だ。

マレーシアの裁判所のあるシャー・アラムには、会社がある。

まだ、タイの方が住みやすい。
そのタイでも、会社の同僚の奥さんは子供を連れてエジプトに出稼ぎに行っているとか、
そんな話はザラだった。

要するに、どこも途上国だということだ。
それゆえ、社会が不安定で、政争がらみの犯罪が蔓延っている。


この事件も、当事者の女性は今後は人を簡単に信じないようにする、
などと私ならあきれて目をむきたくなるようなことを言っている。

そもそも、ベビークリームを塗った手で通行人の目を隠すなど、
イタズラでも何でもない。日本ではウケるどころか犯罪で、
寿司屋の寿司を舐めて動画をアップする、という事件と類似だ。

笑ってしまうのは、北朝鮮の陰謀がどうのこうのという話だ。
そうではなかったら罪に問われないのか、という話だ。

ちなみに、ジェームズというチョンの名前にも笑ってしまった。
全然ジェームズ顔ではないのだ。

言わせてもらえば、事件に加担していることを認識していたかどうかなど関係ない。
数年間拘束されたことでツケは十分支払わされたのかもしれないが、
暗殺に直接関わった罪は何なのか?という部分に大きな疑問が残った。

身の程を思い知らされて当然なのではないかと思う。


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