■2010年7月22日:タイ人女性を話題に取り上げているサイトについて
前回に関連してタイ人女性についての話だが、
良く見掛けるタイ人女性と付き合っている、というネタのサイトやブログ。
内容からして、彼らと付き合っているのは水商売の女性。
そしてタイ人女性を悪く言う内容。ろくなタイ人女性はいないとのこと。
そんな相手にしか構って貰っていないのだから、当たり前である。
問題はタイ人女性ではない。男がステディではなく、彼らが相手にしているのは
そういう男をさんざん見てきて場数を踏んでいる女性なのだ。
要するに、相手の方が1枚上手だというだけの事だ。
それなのに、相手がタイ人であることに責任転嫁している
(ネタにしているくらいだから、まんざらでもないのだろうが)。
相手が悪かったな、という話である。
これらは、タイ人女性に対して大変失礼である。
テーマを”タイ人女性”では無く、”水商売の女性”に変更するべきである。
タイ人女性だって、堅気の女性と付き合えば、まともな女性は沢山いる。
日本人女性でも水商売の女性と付き合えば、状況は同じである。
むしろ日本の方が豊かな分、戦況は不利だ。日本人でもしょうもないのは幾らでもいる。
これらのサイトは、内容的には相手は”生きる資格が無い”というくらい酷いことを書いている。
”タイ人の彼女”などと寝ぼけたことを言っている連中には、所詮その程度のことしか書けないのである。
彼らにこそ、そんなことを言う資格は無い。
彼らには、確実に書いた内容を相手が見ても日本語だから分からない、という心理が働いている。
自分が書いた、女性のかなりプライベートな領域の内容を、相手に話せるのだろうか?
或いは、事前に相手の承認を受けているとでも?
自分がインターネット上に書いた内容を、話題にした対象者に話しても構わない、
と胸を張って言えないのであれば、書くべきではない。
もちろん彼らは開き直って「構わない」と言うだろう。
要するに、相手にその程度の思いやりしか持っていないのだ。
これこそ「オタク」という奴である。
「タイで遊んでます」としか受け取れない趣旨のことを平気で書いている。
本人が”与太者”であることを捨て身のギャグとしてひけらかすのは勝手だが、
題材にタイ人女性を持ってくるのはお門違いだろう。
それがネタになるのは、相手の女性がタイ人だからではなく、
本人の素行が軽薄だからだ。
この手の輩は何故水商売の女性としか付き合えないのか。
根本的にはタイでも日本でも人付き合いが下手なのであろうが、
一つにはタイでは水商売の女性を手軽に調達できてしまう点にある。
タイの水商売の女性なんて、金を払えば付いてくるのだから当然である。
そして同棲しているという。
ただでさえ同棲という奴は性質が悪いのに、継続して金を渡しているのだろう。
私は結婚する前、同棲というものをしなかった。
人はどうでも良いが、私は同棲というのが嫌いだった。時間の無駄だからだ。
同棲というのはつまり、「結婚する」自信が無いから準備期間として設けるものだろう。
だったら、結婚しなければ良いのである。あなた方はお互いに、相手に相応しくない。
まあそうも言ってはいられない事情もあるだろうが。
私の場合は、奥さんに出会えて幸運だった。
付き合い始めて間もなく、私には「あ、オレはこの人と結婚するだろうな」という天啓が下った。
恋に落ちる相手は、選ぶものではない。相手が何人だろうと変わらない。
日本に住んでいる日本人であれば、必然的に日本人同士知り合う機会が多いというだけで、
日本で日本語に堪能な外国人と知り合って、相手がたいそう魅力的であれば、
あなたはその人と結婚したいと感じるだろう。タイ人がどうのこうのではないのだ。
タイ人の荒が目立ったとする。でもそれを見つけた人は、日本でも日本人の似たような事に
目を付けて、そのようにブログに書くだろう。だから、いみじくも「彼女」と認めている人物について、
「タイ人女性」というのをジンクスみたいに書くのは失礼だろう。
仕事上、良く聞く「言った通りやっていなかった」というのは、あなたの指示が悪かったわけでも、
ましてタイ人の能力不足でも無い。単に言葉が通じていないだけだ。これはよほどタイ語が堪能な
人物でも同じことだ。そしてそういう人は、言葉の壁を認識しているから、キチンと指示を確認する。
だから、「あの人はタイ語が出来る」となる。英語のように我々日本人にも身近な言語ならまだしも、
そんなことだから、ただでさえカルチャー・ギャップは存在するのである。
私の妻はタイ人だが、私は相手が彼女なら例え何人だろうと結婚していたと公言して憚らない。
半分職場結婚みたいなもの(会社は違う)だから、職場の日本人からもタイ人からも祝福してもらった。
今更だが、記録のためにこの場で感謝の意を表明しておきたい。
私のように出会いに恵まれない人もいる。そんなわけだから、
今の世の中苗字も違う夫婦もいるような風潮で、
同棲という”趣味”の愛好家が増えているのだろう。彼らにはせいぜい同棲に励んで貰いたい。
何を隠そう私達も苗字は統一していない。
子供が目的で結婚したのではないが、仮に子供が生まれたとして、
日本で暮らす予定も無いのに、子供が日本風の名字だったら可哀想だからだ。
本ブログでも過去に書いたが、実際タイ人は接客業には向かないと私も思う
(但し男でも女でも優秀な人間はすこぶる優秀)。
仕事として他人の人格を認めるのが得意ではない人種のように感じる。
その反面、タイは日本のように物が溢れる社会ではないから、
家族や友人を非常に大切にする。夫に対しても非常に尽くしてくれる人達である
(私も含めて日本人は玩具に夢中で人間関係をないがしろにするのは悪い癖だ)。
一旦結婚してしまえば、夫も家族の一員。家族として認めてもらえれば、同様に扱って貰えるので、
これは異国の地では願ってもない特典である。実例として、私は気分が悪くてぶっ倒れた時に、
妻のお姉さん夫婦が車で1時間半の距離の所からすっ飛んで来てくれて、病院に運んで貰ったことがある。
単なる風邪で、日本人同士なら当たり前だろうが、海外で一人で暮らす身では普通こんなことは望めない。
だから、結婚してしまえばこっちのもの(?)である。
タイ人なんてのは、学校にも行っていないような人が沢山いる。
義務教育も何も、お金がないのだから行きたくても行かれない
(以前も書いたが私の奥さんは小学校しか卒業していない)。
社会性やら何やら、大人になるのに必要な過程を凡そ全てすっ飛ばしているのである。
そんな人達に、私達と同じ基準・常識を押し付けるのが土台無理な話なのだ。
もちろん、例えば買い物をして詐欺に遭った、とかは突き詰めるべきだ。
それは相手にとっては仕事の結果なのだから追及されて当然だ。
が、身近な人の悪口まがいのことを書くのは見苦しいだろう、という話。
特に書き手が男なら、だ。
確かに、恋愛ネタは集客に便利である。加えて、更新数を稼ぐのにも都合が良い。
もう一つは、”結婚するか別れるまで完結しない”のも理由としてあるだろう。
別に結婚しても続けられるのは事実だが、結婚してしまえば後はのろけ話であり、
未婚なら読み手は二人の関係がどうなるのか気になるので読み続ける。
だから私も、この辺で私と妻の結婚秘話(?)を書いてみたい。
(次回に続く)
ぉぃぉぃ...
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