戻る クリックして拡大 blogram投票ボタン

にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ
にほんブログ村

■2012年4月12日:インドネシア・スマトラ島沖地震と津波の件

4/11、インドネシア・スマトラ島沖で地震が発生した。
その影響はタイにも及ぶ可能性が有るとのこと。
私も4/13からプーケット行きを予定していたために、情勢を注意深く見守っていた。

インドネシアで昼間発生した地震により津波が発生し、
プーケット近辺に到達するのは同日20:18分頃とのこと。

注意して情報をチェックしていたが実際のところ何ら被害は無かったそうだ。
TVでプーケットでも白人が大挙して避難する様子をざまあみろ的な目で眺めていたが、
結局メインディッシュの津波は津波の子みたいのが到達したに過ぎなかったらしい。
彼らも可哀想だ。

そして津波警報は早々に解除された。
何だったんだよと言いたいところだが問題は我が家だ。
私は行きたかったが妻は既に行きたくないモードに入っており、
リゾートや航空会社は警報発令当初は空港も閉鎖されキャンセルが相次いだそうだが、
それが解除されたとあればやすやすとキャンセルを受け付けてくれるかどうか?


名所の多いタイの中でも、一大リゾートの誉れ高きサムイ島。その予約は便数が少ないこともあって、航空便はもちろんホテルの予約も困難。3カ月程度前からではとてもではないですがどちらも予約は不可能。せめて半年前には航空券も宿の予約も済ませておきたいところ。ちなみに航空券も宿泊施設も他のリゾート地よりかなり割高です。今回はサムイの属島であるソム島にもスピードボートで渡ったのですが、写真の枚数が多くなってしまうので、第2部として分割します。サムイ島(タイ)にて。09年暮れ

昨晩のうちにリゾートと航空会社のキャンセル・レギュレーションをチェックした。
それによれば航空券は元々時期に余裕が無くなってから予約したので、
ビジネスクラス・チケットであり、キャンセル・フィーは一人分2,000THBとのこと。
二人分で4,000THBだ。(元の値段は二人で25,000THB位)

そしてリゾートの方は、
当日から7-0日以内のキャンセルは全額申し受けます
ぐわあぁぁぁ...

これは痛い。27,000THB全額巻き上げられたら堪らない。
つい先日も会社に日本への一時帰国を申請した際に、
「今度から嫁さんの分は実費ね(昨年までは滅多に帰れないからと会社が出してくれていた)」
とのお沙汰があり、その会社の通知そのものは至極当然なのだが、
何で申請してから言うんだよ的なやる気の無さを感じていただけに、二重苦を覚えた。
(だってそうではないか?こっちだって予定を組んで申請しているのだ)
というわけでこの晩は焦燥に駆られて過ごした。
もし27,000THBごっそり巻き上げられるのであれば、日本行もキャンセルするつもりだった。
この上さらに私から幾ら持って行けば気が済むというのか?

さて今日、予約取り消しの手配は張本人であるMs.Cancellにやってもらうことにした。
断っておくが私とて予約/キャンセルを電話で行う程度のタイ語力は有しているのだが、
この場合、妻にやってもらった方が良いと判断した。
止むを得ずキャンセルしようとしている男と、本当に怖くて行きたくない女が
問い合わせするのでは効果が違うのだ。
半ば諦めの気持ちの中、午前中に妻からの電話を受け取る。予想に反してリゾートの方はあっさり
キャンセルさせてくれたらしい。さすが高級リゾート。円滑な予約のキャンセルもサービスの内というわけだ。
これが安宿だったらこうは行かなかっただろう。
そしてタイ航空の方は、タイ人スタッフが全ていないので英語での対応でいいかと言われ、
妻は英語は話せないので断ったとのこと。スタッフがいないという話には私も笑った。タイ人らしい。
妻は代わりに私に処理してくれと言う。
私とて英語などまともには使えないので、日本のタイ航空に電話した
(平日で良かった!タイ航空の日本の窓口は土日祝は休みなのだ)。
こちらもあっさりキャンセルを受け付けてくれた。理由も聞かれなかった。
キャンセル・フィーは一人当たり500THBであり、処理に2〜3か月掛かるとのこと。
だが実際には一月もすれば払い戻されることを私は経験から知っていた。

2004年の大津波の際にもホテルやリゾートのタイ人スタッフが我先にと逃げ出した逸話が
小さな、けれども決して見逃せない一点の曇りとして報道されたが、
タイ人が逃げ出す習性は何も災害からだけではない。彼らは仕事からも逃げ出しがちである。
これは彼らの逃走本能のようなものなのだろう。かといってそのことで彼らを責めることは出来ない。
彼らに言わせれば、だったらあんたの会社がこの国から出て行けばいいじゃん、という話だからだ。
彼らの心の奥底には、我々に対する疑念がほんの僅かでもあるのだ。
このことはこの地で仕事をする上に於いて、覚えておく必要がある。

2004年の大津波も暮れの休みの時期だった。そして今年はソンクランと、
何故津波の奴は休みを狙って攻撃してくるのか。観光業界の人々も想いは同じはずだ。
いや、生活が掛かっているだけに私達より困っているだろう。

真に非難されるべきは大騒ぎしたメディアである。
そう、地震や津波の予報が困難なのは分かる。
何年か前に大きな被害を被っているから神経質になっているのも分かる。
だが、これでは空騒ぎだ。少なくとも彼らはそれで報酬を得ているのである。
「バカじゃねえの、お前ら」と言いながら眺めている人々に、同じことを言いたかった。

今年のソンクランはさんざんな休日になりそうだ。パンティップ・プラザに泊まり込みでもするか。
私はソンクランで水を引っ掻けられるのは嫌いなので、バンコクで汚い水にまみれるのだけはご免だ。
憂鬱である。今からうんざりしてきた。

Tweet


関連記事:

タイ国際航空のWEB MAGAZINE。 結構おもしろい。 プーケットといっても、ビーチがいっぱいあってガイドブック等で調べても、なかなか何処が良いのか決められないが、このページを見ればプレビューが可能だ。■2012年4月5日:PHUKET Pockets



戻る