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■2021年10月9日: タイの銀行のATMカードの期限更新

タイの銀行のATMカードは、私のはカシコーン(農民という意味)銀行のものだが、
5年で有効期限が切れる(有料)。
切れたら更新が必要である。
よその銀行もそうらしい。

最近では携帯電話でも処理できるそうだが、
私は携帯電話に個人情報は入れない主義なので、利用していない。
こういうものは、無線なので、簡単に傍受されてしまう。

私は今までに2回更新したことがある。
この更新はどこの支店でも構わない。
但し、パスポートの提示が必要。
また、本人が行く必要あり。

(何だったか忘れたが口座を開設した支店に行かなければいけない用事もある)

それで、3回目が来て、私もタイ国内で転勤したりしており、
その土地の支店には不慣れなので、
会社の車を借りて送ってもらうべく、総務に連絡した。

すると、今はコロナウィルスの関係で、予約しないといけないとのこと。
そこで、予約してもらって、翌週8/16に行くことにした。


会社を出たのは9:00である。
(開店を狙うつもりだった)
10分かそこいらで着くと、銀行は大混雑。
係のおっさんに店に入る前に番号札を引け、と言われたので、引いた(721番)。
用件を訊かれたので伝えたのだが、込んでいて、表で待っていろとのこと。
そういえば、見回すと順番が呼ばれるまで中に入れてもらえないようだ。
こんなところにいたら、絶対コロナに感染するぞ・・・

私はちょっと待てよ、と考え予約してあるのだが、と告げたところ、書類を見せろとのこと。

それはそうだな、ということで総務に電話すると、
総務の親分は今日はお休みとのことで、
子分に処理を命じてあるとのこと。

その子分はどこにいるんだ?
祠(お寺)に行っているとのこと。
なんだ?コロナの終息祈願か?
とにかく、連絡してくれるとのことで待っていると、
そのうちに運転手の若い兄ちゃんが電話で話しだして、
終わると銀行に近づいて行った。
彼はそれまで宝くじの露店で人生を決める数字とにらめっこしていたのだ。

運ちゃんは受付のおばちゃんに何か話すと、
おばちゃんはああ、これね、と言ってジャケットのポケットから紙を取り出した。
711番の番号札だった。
8:30に引いておいてくれたらしい。


つまるところ、予約などしていないわけだ。
ただ単に出かける前にくじを引かせておいただけだ。

店内をのぞき込むと、この時点で705番で、
この客が何の商談をしているのか長かった。

そのうちに、私も呼び出され店内に入ることができた。
このころには汗だくになっていた。
運ちゃんも入ってこようとしたが、お前は待っていろと言われ、
入れてもらえなかった。
まあ、何の役に立つんだ、という感じではあったが。

すぐに呼ばれるから座って待っていろとのこと。
10:00くらいになっていた。

見ると、電光掲示板は700番台の数字が消えていた。
設備の具合が悪いとのこと。

待っている間に、何回か用件を訊かれた。


さらに30分くらい待っていると、
また冒頭のおっさんが来て用件を訊かれたので答えたが、
あんたは何を言っているのか分からない(言葉が)という。

さっきの運転手はどこに行ったのかと訊かれたので、
知るかと答えると、自分で探しに行った。

係りのおっさんは運ちゃんを見つけ出して連れてくると、
私を指して彼は何をしたんだ、と訊いた。
運ちゃんはATMカードを作りに来たんだ、と答えたので、
私は違う、更新に来たのだと訂正してやった。
ついでにさっきから何度も同じことを伝えているだろう、と付け足しておいた。

その後、11:00になっても呼び出されなかった。
すぐだから、と言われてから1時間経っており、
仕事があるので会社に戻った。

ちなみに運ちゃんは結局宝くじを買ったようだった。

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これが銀行のATMカード。
8月で切れることになっている。
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銀行の場所はここ、薬屋の並びだ。 見てほしい、この混雑。


それで、この日のうちに妻に家の近所のカシコーン銀行で
開いているところはないか、処理してくれるところはないか、
営業時間を含めて調べてもらった。

妻がインターネットで調べてくれたところによると、Thong Lo 20にあるとのこと。
(Thong Lo 9店はコロナ対策で閉まっている)
上司に翌日行かせてもらう許可を得るため相談すると、
奥さんにも一緒に行ってもらったら、とのこと。

確かにその通りだ。
次の日、私たちは開店を待つつもりで8時に家を出た。
アパートがトゥクトゥクを用意してくれたので、10分も掛からず到着。


着いたところ、壁に10時開店と書かれていた。
ガラス越しに中に人がいるのは見えて、
寿司屋が出前に来たりはしていた。
朝から寿司とは、ずいぶん稼ぎの良いことだ。

さて、途方に暮れてしまった。
こんなところで10時まで待つわけにはいかない。
妻はごめんなさい、と言ったが彼女の落ち度ではない。
仕方のないことだ。

その場で電話機を使ってgoogleなどで開いているカシコーン銀行が
近辺にないか調べたが、ATMなども表示されるため、大変分かりにくかった。

そのうちに、嫁さんが通勤してきたらしき女性従業員をつかまえて
何か聞きこんでいた。

しめた!でかしたぞ!
彼女は恐らく近辺で開いている店舗はないかどうか、訊いてくれているに違いない。
やはり妻についてきてもらってよかった。

私は電話をいじくっていたため、その銀行員に気づいてさえいなかった。

案の定、彼女はこの従業員から、Sukhumvit 57のマリオット付近にある
店舗が8:30から営業中であることを突き止めていた。
さすがだ。

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カシコン銀行Thong Lo 20支店のwebpage。
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向かい側の通り 通勤時間帯なので、バスが多い


さっそくタクシーに乗ってマリオットの方向に向かう。
このルートだと、真っすぐ行って左折するだけなので、すぐの距離だ。

銀行員の言葉通り、店舗は開いている上に空いていて、すぐに処理してくれた。
番号札は701番、つまり一番乗りだ。

8:40分位に着いて、20分で用事は終わった。
費用はTHB 250だった。

一点だけ、私は前回更新時、更新前のパスポートを使っており、
現在のパスポートの番号では登録できないとかなんとかで、
前のパスポートのコピーか何か持っているかと聞かれて、
今はない、家にはあると答えたが、面倒なことになりそうな予感がした。

ところが、就労ビザのスタンプがあるページに、
なぜか前のパスポート番号が書かれていたようで、事なきを得た。

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Sukhumvit 57の角。
タイの僧侶は偽物が多いそうだ。
(施し物を他人に売って儲けている)
マリオット マリオットを過ぎると、確かに
カシコン銀行が見えてきた。
空いていた。
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新しいカード。
期限は裏面に移動した。


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