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■2009年10月11日:電源の話−改めて−

光栄にも本ブログに感化されて自作を検討されている先輩に、
「君はPCの電源の選択を考慮した方が良い」と教えていただき、再度検討することに。
何でも「CPUとグラボは+12Vしか使わないのに、そこの容量が少なすぎる」
加えて、最近の電源は2系統に分かれていて、+12Vの1はグラボ、2はCPUが使うらしい。
さらに便利なサイトも教えてもらいました。電源容量計算機
そこでPC雑誌を調べてみると、なんと手持ちの2冊両方ともに
電源が特集されているではないか。それによれば、
ATX12Vなる規格があって、「CPUやグラフィックスボードで使う+12V」とちゃんと書いてある。
例としてCore i7-965+GeForce GTX280の高負荷時で341Wであり、総容量としては
650Wだの700Wだのなんて大袈裟なものを買う必要はないらしい。
まして+12Vの電力が少ないのに、バカみたいに700Wなんて搭載しても効果が無い。
というわけで、手持ちの電源と搭載マシンの構成をリストにしてみた。


 Machine 1st 
 CPU Phenom II X2 550BE Callisto core (3.1G/L2=512Kx2/L3=6M/80W)
 マザー  ASUS M4A785TD-V EVO (AMD 785G+SB710)
 ビデオ ASUS ENGTX260 GeForce GTX260/192SP
パッケージ記載の最小電源容量:500W(12V,定格電流36A)以上
メーカー モデル   定格      
DTECH EB-700 700W      
Vac INPUT
AC INPUT 
VOLTAGE
115/230V  
CURRENT
10A/5A  
FREQUENCY
60/50Hz  
Vdc
MAX DC OUTPUT
+3.3V +5V +12V -12V -5V +5Vsb
45A 48A 24A 1.0A 0.5A 2.0A


 Machine 2nd 
 CPU Athlon64 X2 6000+ Windsor core (3G/L2=1Mx2/125W)
マザー   ECS A780GM-A (V1.1) (AMD 780G+SB700)
 ビデオ XFX PV-T80F-SHF9 (GeForce 8800GTX)
パッケージ記載の電源容量:450/625(最小/推奨)以上
メーカー モデル 定格      
DTECH DT-400P 650W      
AC INPUT  100〜127V 8A 60Hz/200〜240V 4A 50Hz     
DC OUTPUT +12V +5V +3.3V  -12V  -5V  +5Vsb 
16A 25A 20A 0.5A 0.6A 2.0A
MAX OUTPUT  192W 139W 6W 3W 10W
331W 19W
650W


Machine 3rd
 CPU Athlon64 X2 5200+ Brisbane core (2.7G/L2=512Kx2/65W)
 マザー GIGA BYTE GA-MA770-DS3 (rev.1.0) (AMD 770+SB600)
 ビデオ GALAXY GF9600GT/512MB DDR3 (GeForce 9600GT低消費電力版)
パッケージ記載の最小電源容量:400W以上
メーカー モデル 定格       
DTECH EB-550 550W      
Vac INPUT
AC INPUT 
VOLTAGE
115/230V  
CURRENT
10A/5A  
FREQUENCY
60/50Hz  
Vdc
MAX DC OUTPUT
+3.3V +5V +12V -12V -5V +5VSB
35A 40A 20 1.0A 0.5A 2.0A
550W TOTAL POWER ON +3.3V & +5V IS 220W MAX


 Machine 旧3rd   
CPU Athlon64 X2 4600+ Windsor core (2.4G/L2=512Kx2/65W)   
 マザー ECS A740GM-M (AMD 740G+SB700)   
 ビデオ 内臓VGA (Radeon HD 2100)   
メーカー モデル 定格
EVER GREEN SILENT KING-4 LW-6450H-4  450W
+3.3V +5V +12V1 +12V2 -12V +5Vsb
30A 35A 15A 17A 0.5A 2.0A
145W - - -
450W   -  -


WinPC 2008年12月号の記事で紹介されていた電源

メーカー モデル 定格 質実剛健   
UNITCOM UN-600/105-14 600W      
入力電圧  AC100〜120V 8V
AC200〜240V 5A    
切替方式 手動 
出力仕様 ピーク容量 680W/60sec 
出力電圧 +3.3V +5V +12V1 +12V2 -12V +5VSB
出力電流 32A 42A 21A 20A 0.8A 2.5A
最大電力
 (連続)
260W 450W 9.6W 12.5W
600W


WinPC 2009年8月号の記事で紹介されていた電源

メーカー モデル   定格      
ENERMAX EES400AWT  400W       
AC Input 100-240VAC, 50-60Hz, 6.7-3A
Fuse rating:F8A/250V
  Active PFC
DC Output  +3.3V +5V +12V1 +12V2 -12V +5Vsb Total Power 
20A 20A 22A 22A 0.6A 3A 400W 
120W 384W (32A)  7.2W 15W


DTECH製電源は、モデルによって表記が異なるので一概に比較出来ないが、
それでも雑誌に掲載の電源と比べれば弱そうなことは明らかだ。
(電力(W)=電圧(V)×電流(A)らしいが、絶対ではないらしい)

どんだけヘボいんだ、オレのマシンw
多分、製造が古いんでしょうねぇ。
ミナーラ(どうりで)。ほぅら、タイ語が出ちゃったよ。みな〜ら。
安かったり、SATA電源が少なかったり、PCI-Express用電源が無かったりしたわけだ。
お前、ATX12Vじゃねぇだろ?って感じ。

特に650W。+12Vが16Aしかない。
Athlon 64 6000+が3.0GHzで動かなかったり、(過去記事1参照)
Radeon HD 4870を使用中に電源が壊れたり、(過去記事2参照)
Phenom 550BEをちょっとクロックアップさせたら電源が破裂したり(9/2の記事参照)したのも
これで頷ける。すべて同じ650W電源(DT-400P)を使用していた。
思うに、DTECH製電源3種の型番が違うのは、DT-はEB-シリーズよりさらに古いのでは
無かろうか(W数表示の有り無しでも分かれている)。
ともかく、これで電源に罪が無いことがはっきりした。
要は使用者が選択を誤っていたわけだ。orz

日本から持って来た電源(SILENT KING-4)の方が未だマシだ。
これは部下にあげる予定のマシンに積んであり、幸い未だ引き渡していなかったので、
家にあった予備の650W(それもDT-400P(笑))と取り換えたw
まあとりあえず、今動かないマシンは無いのだから、焦って取り換える必要は無いだろう。
壊れても1個は予備があるわけだしw
今回の調査結果判明したことは、次回の自作に活かせばいいわけで。

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■2009年9月2日:Phenom II X2 550BEにて電源が爆発



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