■2010年5月14日:ASUS Eee PC 1201T Review
MSI Wind12 U230の代わりに購入したのがコレ。購入にまつわる話はこちら
【 外観 】
キーボードは各キーが小さく、やや押し難い印象だ。
USBのポートが妙に斜めに設けてあり、少々デバイスを挿し込み難い。
左側面のUSBポートに挿さっている小さいのは、別売りのBluetoothのアダプタで初回しか認識しなかった。
Ferrari
Oneとほぼ同じサイズの筐体。カタログやwebで見るより実物はかなりスリムだ。
液晶のサイズはFerrari Oneが11.6インチに対しこちらは12.1でほんの僅かに大きい。
重量はFerrari Oneと全く同じ1.5kg(体重計で量った)。
むしろFerrari
Oneの方が1.5kgで数字が動かなかったのに対し、
1201Tは1.4〜5と数字がチラチラ動いた。持ち運ぶのにも、十分小型だ。
箱はEee
PCならではの小型の箱だった(最近はビデオカードの箱が巨大で困る)。
ACアダプタもまあ小型と呼べるレベルなのだが、このごついプラグはなんとかならないのだろうか...
【 スペック 】
・CPU: Athlon Neo MV-40 Socket ASB1 Huron
core 1.6GHz/L2=512KB/15W
・memory: Transcend PC2-5300(DDR2-667) 2GBx1 200pin
SO-DIMM Single Channel
・Chipset: AMD 780G+SB700系
・液晶: 12.1" LED Backlight WXGA
Screen (1366x768) with Color-Shine (Glare-type)
・Video: Radeon HD 3200
(integrated)
・VISION区分: 無印
・HDD: 日立HGST Travelstar 5K500.B HTS545032B9A300
総容量320GB/8MB Cache
(実質容量297.1GB) SATA 3Gb/秒 5400rpm
2.5inch
購入時パーティション:
system drive:287GB
recovery
drive:10.1GB
・光学ドライブ: 非内蔵
・Sound: Realtek High Definition Audio
・LAN:
Atheros AR8132 PCIe 10/100BASE-TX
・WLAN: Realtek RTL8191SE
802.11b/g/n
・Modem: 無し
・指紋認証装置: 無し
・Bluetooth: 無し
・ports/slots:
アナログRGB port(ミニD-sub15ピン)/USB2.0 x3/ExpressCard: 無し
HDMIports: 無し
・その他:
マルチカードリーダー、webカメラ、マイク
・OS: 無し
・質量1.46kg
・バッテリ:
6cell
・バッテリ駆動時間: 6時間(実質いいとこ4〜5時間)
・オマケで付いてきた外付けDVD±RWドライブ:東芝サムソン TS-L633C
Cache 2MB/SATA/USB接続、起動ドライブとして認識可能
24xCD
8xDVD
24xCDR CAV
24xCDRW
ZCLV
8xDVD-R CAV
6xDVD-RW ZCLV
6xDVD-RDL
ZCLV
8xDVD+R CAV
8xDVD+RW ZCLV
6xDVD+RDL
ZCLV
5xDVD-RAM PCAV
Windows7 x32
OEM/英語版 3,800THB(日本語入力可能)。
パッケージ版は4,500〜4,990THBで売られていた。
【 価格
】
PC本体:14,800THB(カタログ価格14,900THBのところ、展示品だったので100THB引いてもらった)
またVAT(付加税)7%も課税されなかった(そういう店がパンティップには何件かある)。
OS:Windows7
x32 OEM/英語版 3,800THB
計:18,700THB x
クレジットカード使用手数料1.0%(1.5%と言っていたが明細を見ると1.0%だった)
= 18,879THB(微妙に末尾が端数) x
5月6日の1THB = 2.9825(これは為替変換手数料が0.05位乗ってる)円
=
56,306円
タイバーツが高い今、円建てでは、はっきり言って買い時ではない。
だがそれはどんな買い物でも同じである。
【 性能 】
3D MARK
06はHPのマシンと同じように動かなかった(起動はするのだがプログラムが走らない)。
Windows7の効果(最近はWindows7はかなり効率の良いOSだと考えるようになってきた)か
シングルコアの割りにサクサク動く。2GB近いHD動画の再生もスムースだ。
動画の件はグラフィックス・チップの再生能力も関係しているのだろうが、
「Atomとは違うのだよ、Atomとは」と言いたくなる部分である。
私はOffice2010のBeta版を使っているのだが、さすがに起動がモタ付くがそれを指摘するのは酷だろう。
メモリはカタログ記載のDDR2-800とは異なり、DDR2-667だった。まあ性能に影響は無いと思うが。
とにかく、AMDプラットフォームでのCULVであることは歓迎したい。
OSのインストールは問題無く完了した。OSが持っているドライバだけで一通りの機能は動作したが、
RadeonのユーティリティやFnボタンの機能(輝度や音量調節)のためにも、付属のドライバディスクは
インストールした方が良い。ただこのドライバディスク、入力言語にタイ語を選んだためか、
タイ語表示なので最初戸惑ったのだが、奥さんに読んでもらって何とかインスコ成功
(冷静に見れば矢印を追って行くことで先に進めたことが判明)。
ところで輝度調節機能だが、電源を入れ直す度に(スタンバイからの回復時も)輝度が
(明るい方向に)戻ってしまうのはなんとかして欲しい。
全体としては価格相応の性能を持っていると評価したい。
実を言うと本機もMSIのWind12
U230も海外ではそろそろ旧モデルの域に入ってきており
(MSIからは後継機のU250が登場する模様)、購入の決断はお早めに。
関連記事・リンク
■2010年5月7日:パンティップ・プラザ AMDノートPC巡り
■2010年1月30日:AMDプラットフォームを搭載する1.5kg以下のノートを一挙比較
製品サイト