■2010年8月27日:MOTおしえ隊
MOTおしえ隊という彼女達をご記憶の方はいらっしゃるだろうか?
Windows VistaとOffice 2007は2007年1月30日に同時発売され、
私も楽天のキャンペーンでセットで買うとボーナス・ポイントが手に入るとのことで、
セットで購入した(セットだとボーナスが倍になる)。
送料も含まれていたかどうか覚えていないが、セットで70,683円だった。
この2本のタイトルの発売を記念して行われたのが、
“MOTSでWindows Vista&Office無料体験キャンペーン”。
内容は、
「無料体験キャンペーンは、Windows Vistaと2007 Officeの無料トレーニングを受けることができる
イベントで、すべてのビジネスPCユーザーを対象に全国のMOTS109校で開催する」
そして
「まずはビジネスでPCを活用しているユーザーを対象に、
全国500拠点の公式トレーニング校内に無償で体験できる施設を設置する。
2006年10月6日現在、109校にEarly Experience Centerが設置済みで、
製品発売までにキャンペーン実施校を300校を目標に順次増やしていく予定だ。
全体では、ビジネスユーザー2万人の受講を目標としている」
このキャンペーンと同時に登場したのが彼女達。
MOTの資格を所有する現役インストラクターの女性7名によるユニット“MOT(もっと)おしえ隊”が登場。
MOTおしえ隊は全国1万2000人のMOTを代表するユニット。
キーワードは以下の2つ。
MOT (Microsoft Official Trainer)
MOTS (Microsoft Official Training School)
まあそれはどうでもいいのだが、そろそろ”MOTおしえ隊”の麗しきお姿をご紹介しよう
(紹介するには遅きに失するが)。
ってかオバハンじゃんw
当時マイクロソフトのサイト内に置いてあったムービーで、彼女達は箒とか束子の「モップ」と
まったく同じ発音で「もっつ」と発言していた。
動画の中で「スピードUP仕事 レベルUP自分」とも言っていたが、大きなお世話である。
彼女等の運命はこの後どうなったのだろうか?
確か役目を終えた後、早々に退場したような記憶がある。
この失敗でマイクロソフトも学んだのだろう。後年登場する「冴子 2010」はもう少し若めの女性だった。
考えてみれば彼女らが今日の冴子 2010に繋がるのである。
マイクロソフトは、「教訓を学んだ」のである。
現在のマイクロソフトのトレーニングサイトでは、”MOT”について以下のように述べられている。
「MOTのMCTへの統合に伴い、新規MOT 2007取得用の研修は 2010年2月12日(金)にて終了いたしました。
(*MOT 2007, MOT Expert資格は、Office 2010の次バージョンが発売されるまで有効です)」
「*MOT 2007 申請受付は終了いたしました。MOT 2007資格はOffice 2010の
次のバージョンのパッケージ版が店頭出荷されるまで有効です。
なお、MOT 2003 は2010年6月30日にて失効となりました。」
「日本だけで運用してきたMOT/MOTSのインフォメーションワーカー分野での成功が高く評価され、
従来はIT Proと開発者のみを対象として世界中で実施していたMCT/CPLSのプログラムに、
インフォメーションワーカーの分野が追加され、MOT/MOTSは2010年6月末にて終了し
MCT/CPLSにプログラム統合される事となりました。」
つまり、”MOT”というのはoffice 2003及び2007が対象の資格で、2010の登場とともに失効したと。
2010は2010用に新しいものが用意されているから、更新しなさい、ということだ。
”MOTおしえ隊”の面々は各々資格を更新したのだろうか?
知る術はない。
冴子ちゃんねるもプロジェクトの終了とともにサイトは既に閲覧できなくなっている。
イベントやキャンペーン情報を終了とともに直ぐに見れなくしてしまうMicrosoftの姿勢は好ましくない。
上記のマイクロソフトのサイト内の告知を読むだけでも厳しい資格競争の実態が伝わって来そうなものだが、
古今ではイベント/キャンペーン・ガールは日雇いやアルバイト扱いとも聞く。
何とも過酷な労働環境が想像され、侘しさを覚えた。
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