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帰りの船はボートというか客室を備えているタイプで、
やはり私達以外はオール中国人(中に数組のガオリー(韓国人))だったのだが、
時間を大幅に遅れておぢさんおばさんの行列がくっちゃべりながら
来るわ、来るわ。
さんざんホテルのスタッフに文句を言った挙句に
他人のスーツケースをひっくり返すは痰は吐くわ(それもおばはん)でどうしようもなかった。
どちらかと言うと痰を吐きたいのはこっちの方なのだが。。。

連中を先に乗り込ましちまおう、と妻をなだめて待っていたところ、
何と野外席もあって、その席は先に乗り込んだ中国人達に占められてしまった。
ホレ見たことかと妻に脇腹を突かれたが、ここでも従業員達は
何故乗客を整理しないのか不思議だった。
まあ彼らの基準では船内と船外とどちらが上等なのか、という議論もあるのだが。。。

先日もドイツ人のお客様に「タイもドイツも素晴らしい国だが...」と訊かれ、
「そうでもないですよ、タイ人の大多数は無責任で嘘付きだしとろくて我慢できないです」と
発言し、「そんなネガティブな考え方をしてはいけない」とたしなめられたところだったので、
そのように考えないようにしていたのだが、やはり持論はそう間違っていないと考える。
出張でちょっと訪れるだけなのと暮らすのとではわけが違うのだ。
私は自身は国際主義者のつもりだし、何人だからどう、
という規範のようなものなど鼻で笑う性質なのだが、要するに、
日本人(あくまでビジネスマンは)と比較してどうこう言うのは酷だろう、ということだ。

最近日本では観光産業活性化のため、中国人の誘致に躍起になっているらしいが、
考え直した方が良い。彼らのおかげで経済が豊かになっているのではなく、
実態は日本人が中国人に負けているだけなのだ。以前勤めていた会社の外注先の社長さんが
「日本の場合、もっと製造業が景気良くならないとダメだと思うんですけどねえ」
と言うのを聞いて「あ、こりゃダメだな」と感じたものだ。
国内で製造業をやるとかやらないとかそういう問題ではないのだ。国際化が進んだこの時代、
島国の日本人はもっと外に出て海外の様子を知らなければならないのである。
それですらスタート・ラインにも立っていないのだ。

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Maldives11年 4月



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