Blog in Bangkok@Thailand DVD&movie(映像)
■2020年6月10日: Who Is Cletis Tout?(クライム & ダイヤモンド)
片想いだった女の子がクリスチャン・スレーターという俳優が好きだと言っていた。
その想いは叶わなかったが、そんな中、
トルコ行きの機内(1作めはこちら)の、復路だったと思う。
観た映画がこの作品。
トルコ航空だからもちろん英語だったが、クリスチャン・スレーターの表記を
読み間違えるわけはない。
ああ、彼女が言っていたのはこの俳優か、と帰り道ゆえ
旅情で高揚していた気分としんみりした感情が絡まって、
ほのぼのと鑑賞したものだった。
さてそんなことはどうでもいいのだが、
そういう事情があると、人間は当時のことをよく覚えているものだ。
片想いの相手がスレーターのどこがどう好きなのかは、
女に熱を上げた状態の男の常で、関心がなく、聞いていなかったのだが、
飛行機の旅が終わるころには、なんとなくわかったような気がした。
あらすじだが、
本作品でクリスチャン・スレーターが演じる小悪党のフィンチは、
冒頭でマフィアに雇われた殺し屋のジム(ティム・アレン)につかまってしまい、
何をして追われる身になったのか吐け、と言われる。
そこでフィンチは語りだすのだが、収監されていたことがあり
獄仲間マイコー(リチャード・ドレイファス)から、
若いころに盗んで隠しておいたダイヤモンドを山分けしてやるから、
脱獄を手伝えと持ち掛けられ、二人はあざやかに脱獄。
その後、二人は偽の身分で暮らし始めるが、
フィンチの偽名は偽装を依頼した偽造屋のミスで、
マフィアのお尋ね者の身分になっており、
マイコーの娘のテス(ポーシャ・デ・ロッシ)と3人で
ダイヤを掘り出す相談をしているところを、マフィアの銃撃を受け、
マイコーは撃たれて死んでしまう。
父を殺されたショックから何とか立ち直ったテスとフィンチは、
マイコーがダイヤを埋めたとする場所へ下見に。
ところが、そこは刑務所だった。
計略を巡らせ刑務所への侵入に成功するフィンチ。
彼が考えたダイヤの運搬方法は、伝書鳩だった。
鳩の足に紙に包んだダイヤを結びつけるのだから、何回も掛かる。
その過程でテスは徐々にフィンチへの恋情を募らせていく。
そして全て移送終了後、彼女はフィンチに会いに来る。
フィンチに頼まれたことは全てやった。
そして自分はカナダに行くとのこと。
ここには、”彼にも来てほしい”が入っていた。
一方フィンチは、ダイヤと一緒に見つけたマイコーの家族写真をテスに渡す。
変わり者の殺し屋ジムは、ここですっかり話に感動してしまい、
フィンチを逃がしてやる。
さらに、マフィアの追っ手まで始末してやった。
携帯電話はない時代、さあ急げ、フィンチ!
この映画が気に入ってウインド・トーカーズも観たのだが、
こちらは映像はきれいだが中身がなかった。
もちろん、それはスレーターのせいではない。