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■2012年8月21日:タイの病院

体調を崩してサミティベート病院に行った。
日頃何かあると厄介になっている病院だ。
症状としては、熱は無いのだが風邪と同じような症状があり、
吐き気、胃腸の膨張感、悪寒、食欲不振等だ。
これだけ聞くとただの夏バテだろう(私は絶対冷房症だと思う)。
ただ他にもあり冷や汗や寝汗もかくし、欠伸がやたらと深く、幾らでも寝れる。
胸の動悸・圧迫感もある。しゃべるのも辛い(頭が回らない)。
私としてはこんな不思議な症状の経験は無く、かなり参っていた。
風邪の時などに見られるように、タバコを吸うと気持ちが悪いのでタバコも止めていた。

最近特にそうなのだが、1度で治らなくて2度行ったりすることがある。
金曜日に薬を貰って帰って、日・月(休んだ)丸ごと寝ても治らないのもおかしい。
それで、今回も2回目は内科の女医に診てもらい、
じゃあ胃腸科の先生に診てもらいましょう、ということになった。

で、その胃腸科の先生とやらはスネ夫みたいな顔の奴で、
一通り私の病状を聞き、私が人間ドックなど入ったことが無く(未だそんな歳じゃないし)、
訪タイ以来まともに健康診断を受けていないということを聞くと、
「あんたのそれはどうとでも取れるよ。それだけじゃ何とも判断できないから、
僕は健康診断を受けることをお勧めするよ。
あ、診断を受けた後、その結果を僕に見せるのを忘れないでおくれよ。」
彼はそのくせ、年寄りにはやたら愛想良く挨拶していた。
見るとその曾お婆ちゃんを見せに来たらしい老夫婦は、引き出物を渡していた。

さてその健康診断というのはどうせ予約が必要なんだろうと思っていると、
医者に健康診断のどのメニューを受ければ良いのかを聞くために、
もう一巡繰り待つこと2時間。
「(値段が)高くなってしまいますけど大丈夫ですか」
バカにすんな。
「えーと、今健康診断プログラムの方がですねえ、大変混んでおりまして」
そんなことは聞いていない。
「受診可能なのは8/30です」
オレに死ねと言っているのか。

良く考えるとこの胃腸科の医者はやけに若かったし(私より若かったような?)、
内科の女医にしても流行語のように「OK、ダーイ」ばかり繰り返し、
ミニスカートを履いて着飾っていた。
思えばこういう連中が17時か19時に仕事を上がって、
トンローのスターバックスあたりにたむろしている若者達を形成しているのかもしれない。


翌日(今日)もう一日会社に休みを貰って、仕方なくバムルンラード病院に行った。
辿り着いてとある棟に入ると、「日本人の方ですか。あちらの棟の10Fへお行き下さい」
面白いジョークだ。急患なら辿り着く前に死んでいるだろう。

さてその10Fに上がると、日本人向けの受付があり、窓口は10カ所位あろうか、
女性係員が大勢あたふたしている。見ていると殆どが年配のタイ人女性で、
明らかにお婆ちゃん。怪しげな日本語で
「あのね、それじゃあ早く診てくれるように、無理に入れてみるけどね、
ダメだったらね、えっとね、...」と
たどたどしくやっている。かえって大丈夫なのかと不安になってくる。

そんな心配を抱きつつお目通りしたお医者様は、日本の人ですか?と私に訊かせるほど
日本語がお上手なダンディ(若く見える)。「タイの人です」とご回答いただきました。
サミティベートで失敗した反省に、病気の症状を日本語で時系列的に書いたものを渡したところ、
(あれだけ一生懸命覚えたタイ語の医学用語も、頭が働かなくては出てこない)
「これスキャンさせて下さい」
...え? ってか読めるの?
「・・・? 読めますよ」

そんな先生の指導の下、血液・尿・X線に心電図と一通りやって何も異常なし。
ハイ、健康診断ありがとうございました。あと残りは内視鏡ですね?
そして彼が目を付けたのが、サミティベートで貰った薬を持って行っていたのだが、
その中に抗生物質が入っていないので、
今の症状は胃腸にバクテリアが感染している可能性があるから、
それを飲んでみましょう、とのこと。

その抗生物質は昼食後に服用のこと、
とあったので早速一錠水で飲み下すと、直ぐに悪寒のようなものは消えた。
(それは多分薬の麻酔効果)あらら、こんなものか。
やはりフィーリングが合わない医者に当たると損をするものだ。

バムルンラードには初めて来るわけではないが、サミティベートより大きく感じた。
時間的にもサミティベートほど待たされなかった。

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バムルンラード病院。建屋にスターバックスが何件もある。
写真は何棟か分からないが10Fのスターバックスで、眺めも良い。
妻に言わせればこんなことをやっているうちはあんたは平気よ、とのこと。
それはそうだ。


後で家に帰ってから妻の姉婿さん(ずっと前に禁煙している)から励ましの電話を貰った。
「禁煙してるんだって? 頑張ってなっ!」
・・・禁煙の禁断症状だったらしい。
多分、最初は確かに腹を壊すか何かしたのだろう。
だが後半は違ったようだ。
医者にもそういう恐れは無いか訊いたんだけどなあ・・・

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