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■2013年9月4日:ミミズ大作戦2

前篇はこちら

さて白蟻と一緒でミミズも続編を予想された方は多いだろう。
その通り。ミミズとの戦いは未だ終わっていない。相変わらず風呂を浴びる度に出てくるし、
こんなのが髪の毛を洗っている時や、石鹸を溶いている時にでも紛れ込んでいたら、
と思うと夜も眠れない。事実、何度か夢に出てきた。

アパート側の対応はといえば、タンクの掃除はしたので、
「僕にはもう何をすれば良いのか分かりません。何もできることはありません」とのこと
バカな、何もしていないのに何ができるかわかるわけがないだろう。
典型的なタイ人の言い訳だ。
掃除をして、それでも未だいるのであれば、現場を確認して原因を突き止める努力をするまでだ。
曰く、他の部屋から同じような苦情が出たことはなく、どうすれば良いのか分からないと言う。
我が家にしかいないということであれば、処置をするのも我が家だけで済むのだから安いものだろう?

さて、ここまでは妻が付くてくれたクレームに対するチャン(職人とか業者の意)の回答であり、
ダメ人間であるタイ人のこと、ここはやはり男が行って怒鳴り付けないといけないらしい。
そこでまた会社に半休を貰って、アパートのオフィスに粘着しているくそババァに文句を言いに行った。
こいつが本当に外見は言うに及ばず、一触即発で脳の中身もやまんばなのだ。
奴の頭の中にはカレー・ライスが入っているに違いない。
いや、酷く原始的な思考構造なので、ライスは入っていないかも知れない。

しかしながら今までの事実を検討すると、チャンが主張するようにタンクの掃除を
何回もしても無意味である可能性が高い。
即ち

・他の部屋では出ない(あくまでアパート側の言い分だが)
・タンクの掃除はした
・風呂場にしか出ない
 (手洗い、台所では見掛けたことが無い)

これらの要因はミミズは風呂場付近の水回りに発生している可能性が高いことを示唆している。
しかしながら湯船の周りはコンクリで固められており、この説にはイマイチ自信が無かったので強くは主張しなかった。


今回はしっかりボイスレコーダーをセットした。
また前の晩に2匹ばかり捕まえておいたミミズを容器に入れて持って行った。
ところが翌朝、会社から遅刻する許可を貰ってアパートのオフィスに行くと、
今回は鬼ババァはいなかった。代わりにいかにも頼りなげな女の子がいるだけ。
とはいえ彼女も前回の登場人物ではあるので、彼女に事情を説明すると、

従業員「(ミミズの入った容器を見ながら)おかしいですねぇ、先日タンクは綺麗に掃除したんですけどね」
「一回やってダメならもう一回やってみるべきではないのかね」
従業員「うーん、うーん、変ですねえ」
「それからもう一つ疑っているのは、ファッ ブア(シャワーのキャップ)なんだがね、あれを取り外してみたらどうかと思う。
 というのは、流しやトイレの水からは見つかっていないんだ」

従業員「どうなんでしょうねぇ、分かりません」
「考えてても仕方が無いよ。やってみなければ分からないだろう」
従業員「でも、そういう許可は1号棟から出してもらわないとダメなんです」
「(またかよ)しかし前回1号棟に話した時も、連中は2号棟に言ってくれと言うんだがね」
従業員「ではこちらから内線でお知らせしておきますので、1号棟の方にお願いします」
彼女はその場で電話してくれたので、私たちはそのまま1号棟に向かった。
・・・で、到着後
従業員A(前回と同じ人物)「何のご用でしょうか」
「今2号棟の方から連絡してもらった者だがね」
従業員A「何もご連絡はいただいておりませんが」
「え?そう?ミミズのことなんだけど」
従業員A「ええ、存じません」
・・・何だあ、奴は誰に話をしたんだ?
まるでキツネにつままれたような気分だった。
もう一度戻って2号棟の女を捕まえて問い詰めた。
「あんたは誰に連絡してくれたんだね」
従業員「え・・・従業員Aですけど」

驚いた。呆れてものも言えなかった。もしそれが本当なら奴はたいした役者だ。
しかし、皆さん、信じてくれなくても構わないが、タイ人という奴は一般的にほぼ50%はこの調子なのである。
赤い机を持ってこいと言うと持って来ないので見に行くと、机を緑色に塗っている。
何をやっているのかと問えば、「今机の塗装をしているところだ」という返事が返ってくる。
さらに何故と問えば、この方が良いと思った、ってな按配だ。
全く意味不明ではないか?だが、こういう人達なのである。
余談だが中国人あたりも同じであろうと考える。

さて、話が逸れた。最初に話した2号棟の従業員は、
従業員「知らないはずはありません、だってついさっき電話したんですから。もう1回連絡してみます」
「いや、もういいから、それよりチャンに話した方が早い。チャンはいるかね??」
どうやらチャンは居たようで、連絡してもらって直ぐに出てきてくれた。
さらに、細かいことは抜きでそのまま部屋まで直行しようと申し出てくれた。しかも今回は二人である。
「ところでタンクというのは何処にあるのかね、屋上かな?」
チャン「地下です」
は、地下。・・・・


最初シャワーからの水を盥に溜めたりして見ていたが、どうもミミズは出てこない。
次にシャワーのカランというのか、筒を外して見てみたがやはり何も出てこなかった。
ま〜、探し出すと出てこないとは、ありがちなパターンだこと。
私と助手っぽい方のチャンがそんなしている間に、もう一人のチャンは湯船と壁の
丁度梁みたいになっている部分をずーっと懐中電灯で照らして見ていた。

どうも目の付け所は同じらしい。奴は諦めずに食い入るように梁を見つめており、
その彼の姿勢にはまごう方無き確信が感じられた。こいつは脈があるかも知れない。
確かに彼がちょこっとシリコンみたいな部分を突っつくと、穴が開いていた。
さらにそこにシャワーからの水を流し込む。
すると・・・
げろげろ。出てきたよ、ミミズが。

あぁ〜、嫁さんの絶叫がw

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湯船と壁の隅っこにいるミミズが見えるだろうか? 左写真のガラスの反対側。チャンがドライバーで突いて欠陥を露わにした。


これでこの部屋にしかミミズがいないのも納得である。
白蟻もそうなのだが、我が部屋の風呂場は丁度アパートの中庭に面しており、
風呂場と中庭の地面が繋がっているのだろう。
土があるということであれば、ミミズがいるのも納得できる。

チャンはシリコンを打ち直してくれるとのこと。
それだけじゃ無駄だと思うけどね・・・
一回湯船を取り外して作り直すくらいのことをしないと。だがそこまでは出来ないのだろう。

シリコン施工後数日、ミミズの発生は一旦止んだが、また出てきた。
良く見るとまだ壁には隙間があったので、気休めにセメダインを注入しておいたが、
さらにしばらくして、まだ出てくる。しかも、都度殺しているのだが久しぶりに現れる度にサイズが大きくなる。
それも、風呂を浴びた直後に確認して、その時には間違いなくいなかったのに、朝になると出現するのである。

一体何処から侵入してくるのか・・・orz

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6月の終わり、1,2か月前から、たま〜に風呂場でギョウチュウ(というより回虫)みたいのを見掛け、妻と二人で気持ち悪いね〜と言っていたのだが、出所が分からなかった。サイズは5cmほど。直ぐに見つけられる大きさで、伸縮自在で尺取虫のように動いて水中を移動する。まあ実際のところこいつは肉体的には頗る脆弱で、洗剤を引っ掛けてやることで簡単に抹殺が可能だ。■2013年8月1日:タイの水には虫がいる(飯時の方は注意w)



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