■2015年8月19日:ターイ・オラタイ(Tai Orathai)のCDを買う
昨今、音楽の消耗品化が進んでいるが、タイの歌謡曲(タイ語でルーク・トゥン)は特に顕著である。
新譜は1回発売されたら再版されないことが多く、
MBK(マーブンクロン)センターみたいなところへ行って探しても、なかなか骨が折れる。
ではどうなるのかというと、ベストアルバム化される。
これらは、大抵コンビニで売っているので、発売と同時に売り切れないうちにセブン・イレブンに走るのだ。
私も、ファン(タイ語で「ファン」を表すフェーンという言葉と、恋人を表すフェーンは同じ字なので注意)
であるターイ・オラタイのベスト盤が売られているのを見て、ふと買ってしまった。
ターイ・オラタイの所属する音楽事務所は (GRAMMY CORD、コードは恐らくレコードの略)といい、 彼女の著作物は(多分)全てここから販売されている。 最新アルバム(ベスト盤)はこれ(@A)だが、 彼女の歌は2曲しか入っておらず、 149THBなので買うのはやめた。 ちなみに、他のベスト盤と同じでこのシリーズも3枚あるらしい。 それぞれ149THBで、 他のどうでもいい歌手の歌も入っているのでいらない。 149THBシリーズはプラケースに入っており、比較的新曲が多いようだが、 収録数は10曲程度しか入っておらず、買い得感は低い。 <2016年5月9日訂正: ”コード”はGOLDの意(タイ文字をちゃんと見ればすぐに分かる)で、 恐らくベスト盤を表すと思われる。 また良く調べていないので分からないが、レコード会社名も ”グラミー”のみだろう。謹んでお詫びする。 あ〜、恥ずかしw> |
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上写真のものが私が買ってきた、少し前のベスト盤。2とか3と書いてあることからも分かるように、 第2巻と3巻なのだが(チュットとはシリーズとかセットのことを言い、 ティーは英語のthatと同じ使われ方をする。ヨックは挙げるとか取りあげるという意味)、 タイトルが異なるのは見て取れると思うが、これらは別々の時期に発売されたものであり、関連性はない。 つまり、それぞれ3枚ずつあるということだ。独立したタイトル名のものもある。 とはいえ、いずれも昨年〜今年発売されたものが多いようだ。 これらは紙のパッケージに入っており各99THBで、フォーマットはなんとMP3だ。 1枚に50曲入っている。うんと古いもので、89THBのものもあるようだ。 ここには載せなかったが、ディスコ・バス・バージョンなんてのもある。 パッケージ裏面に歌手と曲名の記載はあるが、 問題はどれがどれだか分からないことで、「参加アーティスト」の詳細表示で ターイ・オラタイのものだけ抽出してパソコンにコピーして、他は見向きもしなかった。(w 私も曲名ぐらいは訳せるものの面倒くさいので省くが (キン カオ ルーヤン(ご飯食べた?という意味)なんて曲名のものもある)、 この手のものを買う際に起きるリスクとして、楽曲が”ダブる”ことがある。 だいたい、5枚買うと5曲くらいダブる。 その点MP3であればコンピューターで整理できるので楽だし、この値段なら損した気にもならない。 ただ、ダブっている曲も微妙に容量が違ったりしていて、どちらを保存するべきか迷う。w) 盤面にはパッケージの写真がプリントされている。 パッケージにターイの絵がなくても、彼女の歌が入っていることもある。 しかし上のパッケージ写真にもあるように、日本のジャニーズみたいにイカれた髪型の 特撮ヒーローもどきの男性歌手の文化は、タイも同じようだ。 |
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妻はターイにやきもちを焼いており、今年の私の誕生日には、
ターイの等身大のポスターを買ってあげる、と皮肉を言われた。
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