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■2021年1月3日:コロナウィルスの現況2

12/19に、タイでも一挙に500人の感染者が見つかった事件は、
最近のことゆえ記憶している人も多いだろう。

最初は、何人かミャンマー人が感染した、という話から広まった。
それが、19日の夕方だったか、一挙に500人だ。

大騒ぎである。
サムッサコーン()県の
エビ市場で広まった、という話が、武漢の海鮮市場と重なって不気味だった。

現状では、下図に示すように、
最初の3日間くらいは連続で500人、400人、400人と発見されたあと、
一旦減ったのだが、今日(12/31)の時点で、前日250人とまた増えている。

発見されているのも、サムッサコーンのみならず、バンコクその他色々な県で発見されている。
油断できない状況のはずなのだが、今回の政府の対策は、
今年初めの非常事態宣言発布時と比較して、緩やかだ。

サムッサコーン県からの出入境禁止、といううわさが流れ、
確かに日本大使館のサイトを見ると、外国人も対象と書かれているのだが、
どうもそのようには見えず、付近のタイ人に聞いても、いやミャンマー人だけだと言い、
私の妻もそう言っている。

この辺が、あとで述べる裏話なのである。


タイの他の地域の対応だが、この国にも日本の地方自治体と同じような組織があり、
県によって異なる対応をとっている。

30日には、首都近郊の海辺のリゾートであるパタヤーがある、
チョンブリーが自主規制に入った。

私の妻の実家があるナコンサワンは、事件後すぐサムトサコーン県人の
入境を禁ず、のみならず、他県人が入県する際には届け出ること、
という通達が発布された。

私も、今年の年末年始の休日は8日間あり、
半分に分けて前半を海、後半を帰省しようと計画していたのだが、
妻の勧めもあり、帰省するのはあきらめた。

今年は、10月に帰ったから、仕方ないだろう・・・

それで、ネタを一つ潰されてしまったので、今こんなことを書いている。

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新型コロナウィルスの世界的な状況。
中国の敵性国にて感染が広がっている。
タイの状況。
直近で感染が急拡大。
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日本。堂々の20万人以上感染。
第3波などと都合の良いことを言っているが、
単に季節の変わり目に緩んで増えているだけである。
他の病気と一緒で、まだワクチンのようなものが普及していないのだから、
いくら注意しようが、生活習慣を変えない限り、
良くなるわけがないのである。
ミャンマー。
多からず、少なからず、というところだが、
感染が広がり始めてからのダッシュはすごいので、
かなりの注意が必要だ。


ミャンマー人から広まったという今回の噂だが、
もちろんただの噂である。

外国人の入国を規制しているとはいえ、
陸路からの侵入は、国境上に隙間なく人員を配置することなどできないゆえ、
密入国などがあるのは事実であろう。

日本の高田馬場にコミュニティがあるのと同様に、
タイも(もちろん他のところにもあるのだが)
サムッサコーンにミャンマー人のコミュニティがある。

そこに来たミャンマー人が感染していたのは事実かもしれない。
上に示した図のように、ミャンマーはタイよりずっとコロナの感染者が多い。
(それでも日本よりは少ないが)

それで、タイに入国したミャンマー人に感染者がいたのかもしれないが、
話が広まったのは、タイ人がミャンマー人を嫌っているからである。

タイ語でパマーというのはミャンマー人の蔑称である。
カンボジア人に向かってカメーンということもあるが、
これはクメール族、または語を表す言葉で、
カンボジア人のことを指すわけではなく、
カンボジアという国のことはカンブチャーという。

つまり、同じように俗語だ。
だから、タイ人であろうと日本人であろうと、人種差別主義者でないなら、
ミャンマー人やカンボジア人のことを、パマーとかカメーンと言ってはならない。

中国人のこともチンと呼ぶが、
中国人が相手なら、何と呼んでも私は構わないと思う。


話が逸れたが、日本人でもミャンマーがかってビルマと名乗っていたことを
知る世代は減っていると思う。

タイ人がミャンマー人を侮蔑するのは、かってアユタヤ朝の時代に、
タイはビルマに侵略を受けたことがあり、
(中世は元をも退けるなど、軍事的にはビルマという国は強かった)

そのくせ、近代以降は後進国特有の、
腐敗した一部の権力者の独裁による軍事政権が敷かれ、
経済的にはタイなど周辺国に後れを取ってきた。

挙句の果てに、タイをはじめ周辺国に出稼ぎに来る始末である。
だから、タイ人はミャンマー人を自分たちより一段下に見ているのである。
その反対の好例が、日本人である。

中国に対しても、経済的には上なので、表面上はへつらっているが、
中国人は悪人が多いので、心の中では嫌っている。

日本人も、最近はレベルが下がってきているので、注意が必要だ。
日本人は心してほしいのだが、タイ人が日本にあこがれるのは、
清廉潔白で、その上で経済的にも努力しているように見えるからだ。
タイ人は、心がきれいかどうかをことさら重視する。

考えてみれば、ミャンマーの軍政、タイの軍政の他にも、
中国共産党、カンボジアのクメール・ルージュ、ラオスのプテー・ラオ、
日本でも一時期の植民国路線と、
アジアの国々は一通り独裁政権を経験してきている。

そのうえで、それはバカだったと反省して今に至っているのである。

独裁政権が良くないのは明白である。
トップが悪人か、能無しだったら終わりだからだ。
その一言に尽きる。

それが、最近の世代の日本人には廃れてきていると思われている。
中国人のように表向きこびへつらわれても、
陰で唾を吐かれていては、面白くないだろう。


今回のウィルスだが、政治家や有料記事は書けないようなことでも、
これで生計を立てているわけではない私だから、
前にも書いていることだが、
ゲルマン系民族が大きな被害を被っていることからして、
中国の軍事兵器の線は濃厚だろう。

まったく西洋人ではないが中国と仲もよくないインドでも感染が広がり、
中国がしきりに投資しているアフリカ諸国にはそれほど広がっていないことなどを見ても、
どうしても中国陰謀説を覆せそうな証拠が見当たらない。
ブラジルにも広がってしまったことは、大きな誤算だろう。

モロッコは地中海に面しているし、南アフリカの例を見ると、
そのことをいっそう気づかされる。
南アフリカは、ブーア人の国だ。

強い感染力

比較的長い潜伏期間

変異可能、かつ外気中でも長時間生き延びられ、
さらに気温が何度でもほとんど関係ない、高い生命力

そうはいいつつ、アルコールで破壊できるという、間抜けな弱点を持つ

つまり、研究者でも扱いを誤ったら即死んでしまふ、
という事態にはなりにくい

天然痘菌は、イギリスで研究者がウィルスを漏洩させてしまい、
別の研究者が死亡している。
余談だが医薬品はイギリスの主要輸出品目である。
寒い国だから、ワクチンや病原菌の保存に有利なのだろう。

これらの特徴を考え合わせると、生物兵器である、
という疑いをどこをどう探っても晴らせない。


中国からも、これはいつものことだが、覆せるような証拠が出てこない。
何でも無断でコピーする国に、今回のは違う、失敗しただけだ、
と言われても、説得力がないだろう。

チンギス・ハーンの遺伝子を継いでいると、抵抗力が高いかもとかも?

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1/2、人も車も途絶えた夜のバンコク、トンロー 13通り。 元旦も感染者4,000人の壁を突破する、という快挙を達成した日本


タイでももちろん、世界の他の国がそうであるように、
判明している数値より、少なく見積もっても10倍の感染者がいるだろう。

これは、検査したから分かっている人数であって、
検査しなければ分らないからだ。

とはいっても、日本のようにそこいらじゅうにいるわけではないと考える。
なぜなら、誰でも具合が悪くなれば病院に行くからで、
バンコクの大きな病院にはまだそういう兆候は見られない。

この病気は、その辺の町医者のような小さな病院には手に負えないだろう。

タイの当局は感染対策に自信を持っているようだが、私もそう思う。
なぜなら、この国は一度封じ込めに成功しているからだ。


タイは1/2には早くも、バンコクではマッサージ店やバー、カラオケなど
感染拡大が心配される施設の営業を当面禁止した。

日本では、元旦はまた感染者数の新記録を樹立したにもかかわらず、
1/2になっても緊急事態宣言の再発令をためらうなど、
何がしたいのかわからない行政を続けている。

日本の政策を見ていて感じるのは、はっきりしない姿勢だ。
誰もが責任逃れをしようとしている。
この場合、政治家の給料持ち逃げである。

責任とは、目的意識のことだ。
やらなければならないことがあるのなら、優先順序を決めて、
各個撃破すべきなのである。

国民が腹を立てている、誰かがキレそうだ、そんなことは関係ない。
指導者の仕事とは何で、これからどのような計画を持っている、
をはっきりさせないから皆怒るのだ。

問題は誰が?の部分で、やる気のないクズが集まっているのが
日本の政界だ。
こんなことで、中国に勝てるわけがないのである。

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