■2020年11月14日:コロナウィルスの現況
11/14、コロナウィルスの状況を確認すると、完全に勝ち組と負け組に分かれていることが分かった。
タイは半年前と変わらず、感染者3千人台のまま。 | 一方、日本はいつのまにか10万人を超え、 開き直ったかのように増え続けている。 |
シンガポールとマレーシアも、タイと日本と同じような状態だ。 シンガポールはよく行く国であるし、マレーシアには支社もあるので心配だ。 |
さて、ざっと状況を見たところで、いくつか記事を紹介する。
私は悲観している日本の状況で、どちらも少し前の記事にはなるのだが、
新型コロナウイルスの致死率と季節性インフルエンザの致死率を直接比較するべきではない(JAMA誌より)|院長ブログ|おきのメディカルクリニック
上記のように慎重な見方もある一方、下記のように、とんでもないことを書いている輩もいる。
新型コロナの死亡率は季節性インフルエンザと同程度0.02―0.04%前後【大木提言】 九州医事研究会ニュース
この記事から抜粋するが、最下部には以下のような記述がある。
「結論として、新コロナは日本人にとって怖くない。
国民にそれを啓蒙し、実害のない「新規陽性者数」に一喜一憂せず、
経済的に新コロナ対応病院を援助し、
第2類感染症指定をはずすことで医療崩壊は防げる。
そしてこの「日本の特権」を活用し、このまま基本的な感染対策を遵守し、
国民の生活と経済優先で進めるべきである。」
唖然としてしばらくは開いた口が塞がらなかった。
まず第一に、この人物は個人差というのをまったく加味していない。
ダイエットだの英会話の上達法だのが、人によって異なるというあれだ。
人間は誰しも得手不得手があり得意分野が異なるものだが、健康とて例外ではないのである。
私はどうやら今回のウイルスは中国が開発した対ゲルマン人用の兵器と考えているので、
確かに日本人には効果は薄いのかもしれないが、それでも何人もが死んでいる。
この人はこんなことを言っておいて、だれか死んだらどう責任を取るつもりなのだろう。
エイズウイルスが話題になっていたころの話を思い出してみよう。
誰かに訊かれたことはないだろうか。
エイズウイルスは接触感染しかしません。
あなたの身近に感染者がいても平気です。
とはいっても、いい気持ちはしないだろう。
では、コロナウイルスは?
空気感染に近い状況で感染する。
致死率はそれほど高くはないとはいえ、
死亡率が我々より高い、感染している欧米人が飛行機でやってきて、
レストランであなたの向かいの席に座って飲んでバカ騒ぎしていたら?
OK?
私ならゴメンだ。
次にタイの状況である。
タイ 情報規制と闘うネットメディアの今 msn | ニュース
こちらも微苦笑を禁じ得ない。
この人たちは、何人の現地人に訊いたのだろうか、と思ってしまう。
まずもって、軍政の統治より経済を開放してほしい、と願っているのは、
コロナで職を失った人か、首都在住の若い人間である。
そうでない人は、それにはリスクが伴うし、一挙両得が不可能なことを知っている。
ましてや、誰もがTVで他の国の失敗を見ている。
ここはひとつ、踏ん張りどころであることがわかっている。
そして、普通の人は、誰もが死にたくない。
軍政だとISISの支配下みたいに、来週あたり自分の番が来て殺されるのかというと、そうではない。
不敬罪にあたるようなことをすれば、罪になる。
当たり前だ。
古代ローマ統治下のキリスト教徒やユダヤ教徒のようなものである。
自由とは、何でもしていいわけではないのである。
民主主義の旗手、アメリカでは、何でもできるが、
疫病の感染リスクも高い、とは
しごく当然の帰結に見えるのは、私だけだろうか。
そもそも、30かそこいらの歳の健康な人間は、コロナなどなくたって、
死ぬことなど考えて生きていないだろう。
なぜタイではデモが政争のように扱われているのだろうか。
それは、そのように報道するからである。
私が微苦笑を禁じ得ない、としたのは、
一体、それでいくらもらっているのですか、と考えてしまうからだ。
私の同僚にもデモを見に行った人がいて、ユーチューバーがいた、とか言っていた。
確かにタイでも事実デモは行われている。
デモが行われる場所は、例えば日本人であれば大使館に登録しておくと、メール配信される。
デモが平和裡に行われていることの証左だ。
でなければ、事前にデモの実施場所が漏れるわけがないではないか。
香港とは違って、この国の人々にとって、デモはちょっとした行事なのである。
関連記事:
■2014年1月25日:タイ・バンコクのデモ 実地レポート
■2013年12月19日:パンティップ・プラザとデモ隊
■2011年7月12日:アピシットちゃん、党首に再選!?
■2011年7月4日:タイの下院総選挙 その後
■2011年6月28日:タイの下院総選挙
■2010年5月7日:パンティップ・プラザ AMDノートPC巡り
■2010年4月11日:赤シャツ隊と治安部隊の衝突
関連リンク:
Blog Living in Thailand バンコク@タイ在住/奥様もタイ人・管理人のまったりサイト (フレーム内に開きます)