■2019年2月20日:亡者のゲーム
原題:THE HEIST (2014年アメリカ) | |
著者:ダニエル・シルヴァ Daniel Silva /1960- アメリカ生 |
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文庫初版:2015年7月25日 ハーパーBOOKS | |
初版時価格: 963円 | |
巻数:単巻 | |
品番:M・シ/1・1 | |
管理人読了日:2019年1月12日 | |
映画化:未 | |
映画題名:未 | |
映画主演俳優・女優:ー | |
日本語DVD化:ー |
ダニエル・シルヴァの既刊を探したところ、初期のものは手に入りにくそうだったので、
ハーパーBOOKSから出版済みのものを全て買い漁った。
最新刊は紹介済みなので、同書店より刊行されている、
最初の作品に移りたいと思う。
最初のうちは、絵画関係のできの悪い推理小説のような感じで、
かといってシルヴァの処女作というわけではないので、
意外感をいだきつつ読み進んだ。
シリーズものなので、登場人物はいつもと一緒。
最新作で圧倒的な存在感を示した、クリストファー・ケラーは、
今作ではおとなしめな脇役だ。
そのうちに、単なる絵画の紛失は、だんだん大きな話になっていく。
シリアの登場である。
シリアといえば誰でも知っている、大悪党アサドの治める国だ。
こいつが悪党かどうかなんて、顔を見るだけで分かる。
間違いなく悪党だ。
主人公のガブリエルその他は、黒幕を務めるアサド政権の重鎮に
大損害を与えられるよう試みるが、
敵もバカではないから、損害は軽微で終わった。
私には、この辺の作戦の成果がどうであったのか、よく分からないのだが、
一つ分かったことは、ガブリエルやその仲間たちは、寝返り工作が得意なようだ。
まあ、70点といったところか。
シルヴァの作品はもう一冊買ってある。
そちらに期待するとして、本作はおいた。
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