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■2021年1月15日:ゴーストリコン ワイルドランズ ダークウォーターズ

クリックして拡大  原題:GHOST RECON WILDLANDS: DARK WATERS (2017年アメリカ)
 著者:リチャード・ダンスキー
     Richard Dansky/- アメリカ生
 文庫初版:2019年10月28日 竹書房文庫
 初版時価格: 1,000円
 巻数:単巻
 品番: だ2-1
 管理人読了日:2020月5月28日
 映画化: -
 映画題名: -
 映画主演俳優・女優:
 日本化:

Ubisoftからゲーム化されている作品の小説化。
トム・クランシー監修のGHOST RECONシリーズの、
現在では最新版よりひとつ前の作品にあたり、
ゲームの方は本作からPC版はDL販売のみとなっている。

本書の帯には、最新作「ブレイクポイント」で使用できる徽章の
ダウンロード・コードが付属している。
おまけつき、というわけだ。

それにしてもトム・クランシーは故人となっていながら、
いまだにその名が継がれるとは、すごいことだ。
特に、ゲームの世界では流行が廃れるのは早いゆえ、
これは特筆されてしかるべきだ。


GHOST RECONといえば、私の好きなRED STORM社がデベロッパーで、
RAINBOW SIXシリーズ等でも有名なFPSだ。
私も初代を始め、GHOST RECONも何作かプレイしている。

本作でも、主人公たちの上司にあたる、
GHOST部隊の隊長スコット・ミッチェルは、シリーズ2だか3の主人公だ。
それで、本作の主人公のノマド(遊牧民、という意味)始め
その部下の隊員は、前述のゲームでもプレイヤー・キャラクターを演じている。


さて、小説作品の方だが、GHOSTというのは、
もちろん架空の組織だが、米軍特殊部隊の中でも
精鋭中の精鋭で、超極秘任務に投入される。

本作では、ベネズエラで反政府軍部隊が蜂起し、
たまたま現地にいた米国の民間人が人質に取られ、
政治問題化するのを避けるため、ノマドたちチームが救出に派遣される。


物語は合間合間で各隊員の経歴が語られながら進む。
終盤など、あり得ないような活躍をする隊員たちだが、
テンポの良い展開で、一気に読ませてくれる。

何より本書のいいところは、兵器のくだらない解説が抜きにされている点だ。
銃器の名前など出てきて、オタクしか興味のない屁理屈をこねられても、
興ざめなだけだ。

その点本作の著者は、Ubisoftでゲーム開発に携わっている人物とのことで、
小説に重要なエンターテインメントとしての出来栄えを重視しており、
要領よく作品が仕上げられている。


願わくは最新版GHOST RECONの小説化にも期待したいところだ。


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