■2024年3月20日:イラク・コネクション
原題:THE OUTSIDE MAN (2021年アメリカ) | |
著者:ドン・ベントレー Donald Burton Bentley II/ アメリカ生 |
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文庫初版:2022年11月25日 ハヤカワ文庫 | |
第二刷時価格: 1,280円 | |
巻数:単巻 | |
品番:NVヘ24-2 | |
管理人読了日:2024年1月28日 | |
映画化:未 | |
映画題名:− | |
映画主演俳優・女優:− |
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日本語DVD化:− |
前作、「シリア・サンクション」にてシリアで大立ち回りを演じた、
DIA(国防情報局)の工作員、マット・ドレイクが今度はイラクに潜入する。
今作ではDIAを引退しているマットだが、
テキサス州オースティンにて、何者かに襲われ、
妻とのデートがふいになる。
そしてあっというまに職務に復帰、
捜査の過程で中東の人身売買に関わり合いになり、イラクに飛ぶことに。
イラクではひょんなことからトラウマとなっていた仇敵と再会。
「グレイマン」に登場した、イランのゴドス軍も出張ってくる。
それからはどんどん事態が進展、いや悪化していく。
最後にはこれ以上どんな凶報があるのかというくらい、
収容がつかない状態にまで陥るのだが、
マットは窮地をどう脱するのか。
後半はちょっと無理やりで興ざめなところもあったが、
(そのせいか、マットのジョークも減ってくる)
残り100ページでCIAの悪者、チャールズ・ロビンスンとも決着をつける。
本国アメリカでは次作も上梓されているそうだが、
過去と踏ん切りをつけたマットがどんな成長を遂げているのか、
見てみたいものだ。
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