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■2010年3月22日:タイ・バンコクのインターネット・住宅事情の一例

それまで住んでいたアパートからアパートをホテルに売却するとやらで退去依頼が来、
3/8に新居に引越した。依頼が来たのは1/19で、退去期日は3/19 17:00迄だというので、
この時点で理不尽なのだが、依頼状は会社に書面で届き、
会社が飲んでしまったので仕方がない。この後引越し日が決まってから、
今度は「3/6で従業員との契約が切れてしまい、敷金の返却が出来なくなってしまうので、
それまでに出て行って欲しい」と再度無茶苦茶な要求を、それも会社の総務もまた
丸投げして来たので、そんな話ってないでしょ、と再考を頼んで何とか丸く収めた。

新しいアパートは近所で尚且つこぎれいな所で、部屋の直ぐ外にプール(共用の)が有り、
見に行った際に応対してくれた若いにいちゃんも感じが良かったので、直ぐ決めてきた(ペット可)。
当然インターネットも新しい契約になるわけで、引っ越した先のアパートのオフィスに申し込んだ。
(通常、タイのアパートなんかではインターネットは個人契約ではなく、アパートのオフィスを通して契約する。
配線が無かったりして工事が必要で、アパート側から拒否されたらインターネットは使えない。
まあ今時スクンビット界隈ではそんなケースは無いと思うが)

プロバイダーは「TOT(タイの名の知れている電話会社)」で、接続速度は1Mbps位から
MAX8Mbpsまでの内、「一ヶ月の料金1,000THB位の」ということで3Mbps(ADSL)。
で、待つこと1週間(その位掛かると言われた)。

その間、前の設定(以前住んでいたアパートでも同じプロバイダーを使用していた)が使えていたので、
多少調子が悪い(30分〜1時間置きに時々切断される)がそれで何とかやり繰りしていた。
前の設定が使えるのは、恐らく未だ締め切りに達していないためと思われる。
或いは前の大家が未だ契約を解除していないかだ。とはいえ、早く切り替えなければいけないのは明白だ。

先方からは何も連絡が無いので、嫁に頼んでusernameとpasswordを聞いてもらった。
曰く、
username:hotmail.com(有り得ねえだろw)
password:5002(部屋の内線番号、通常は外線番号が適用されるはず)
もう1回奥さんに頼んで、ソイツは適当な事を言っているから、ちゃんと吐くように言ってくれ、と頼んだところ、
username:部屋の外線番号@tot
password:部屋の外線番号
と出て来た。
これなら、以前と同じ法則なので、納得できる。ただちょっとusernameは有り触れていて怪しいが。

部屋の電話から携帯電話に電話を掛けて番号を表示させ、try。
案の定エラー。大文字小文字、単純に「tot」だけなど色々試してみる。
この段階で、小文字でtotなり〜@totとしたほうがルーターの反応が良い事までが判明した
(ブラウザにTOTのページが現れて、user/passが不適切と表示される。
それ以外のuser/passだとルーターからのエラーしか表示されない)
再度従業員に確認すると、「usernameの@以降を"home"で試してみて」と言う。
オイオイ、いい加減にしろよ、と思いつつ仕方が無いのでtry。
そして当然のようにエラー。
だいたい、あるusernameがダメだったとして、じゃあこっちのを試してみて、と言うこと自体どうかしている。
明らかに当てずっぽうに言っているだけではないか。
TOTに連絡して正しいusernameを聞いて貰うように頼んだが、
「私達からはTOTに連絡するようなことはしません。
電話番号をお教えしますので、ご自分でお問い合わせ下さい」
・・・何処かで聞いたようなセリフ(タイの郵便事情参照)だが、契約しているのはアパートなのだから、
プロバイダーが契約者ではない私にusernameなど吐くわけが無いではないか。

この辺で私は堪忍袋の緒が切れ掛かり、コンピューターのことなどチンプンカンプンな奥さんに
これ以上交渉させるのも可哀想なので、電話を代わって拙いタイ語で自分で文句を言った。
この時点でオフィス側も多少PC知識のある若いにいちゃん(以前会った事のある)を窓口に投入してきた。

私:「あのさあ、usernameなんだけどさ、totとかhomeとか、まあ何でも良いんだけど、
   これって何処から出て来たの?ちゃんと契約してるの?
   TOTとは申込書なり何なり書類で取り交わししてるでしょ。何処にあるの?」
従業員:「いえ、あの、書類は多分オフィスにあると思います。私が申し上げたusernameですが、
      えーと、その、明日にでもお宅にお邪魔して見させていただいてもよろしいでしょうか?」
・・・嘘つき。
私:「良いけど見に来るって、来て何を見るの?」
従業員:「え?あの、setting等を・・・」
私:「だから、前のアパートの設定だとちゃんと繋がるって言ってるだろう。settingに問題は無いんだよ。
   あンたはただ正しいusernameとpasswordを持ってくれば良いだけなんだよ」
とは言ったものの、これ以上電話で押し問答するのも苦しいし、
その場で見せ付けてやったほうが効果があるのは確かなので、
彼の言う明日と言うのは土曜日で私は仕事があったのだが、
何とかやりくりして付き合ってやることにした(休日出勤なので何とかなる)。

当日来て貰って、予定通り申込書は土日休みのオフィスに有り見れないので、
アパートのITにいちゃんが苦難の策で編み出したusernameは"tothome"だった(それで繋がった。
ちなみに回線が不安定で時々切断される症状は相変わらず。ネットゲなど、とてもではないが出来ない)。
何で”2つを繋げる”ってもっと早く思い付かなかったのかね。。。
同日に冷蔵庫の水漏れも発覚し(水の受け皿が焼け焦げて穴が開いていた)、
まあそれも後日直してもらうのだが、ここのアパートもやはり大したことはないのか?

何故この人たちはこんな見え透いた嘘を付くのか。
今回の場合、恐らく彼らはプロバイダーとの契約をこの段階では未だしていなかったのだ。
ただTOTとの契約の仕組みが、各部屋の部屋番号を使うということを知っており、
usernameについてはプロバイダーから送られてくるものなのか、自分で設定して申し込むものなのか
分からないが(前のアパートでの契約も、指定されたものを使っていた)、
とりあえず他の所帯等で"tot"だか"home"だかを使っているケースがあったので、
出鱈目に「それでいけるだろう」と判断して金はネコババする魂胆だったに違いない。
彼らはusernameとpasswordの出所が符合しないと接続が許可されないことなど知らないのだ。

奥さん以外のタイ人は誰も信用出来ない。


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関連記事:

第1章で新居のインターネット契約までの話は述べた。その中で回線の調子が悪い旨を書いたが、土曜日が休みの日を選んで(アパートのオフィスは日曜休みの為)見て貰うことにした。第2章



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