■2010年11月14日:VAIO Eシリーズ VPCEE26FJ/BI Review
会社の同僚(というか大先輩)の仕事用のPCを代理購入した。
それまで彼は富士通のモデルは忘れたがダサイCeleronのVistaマシンを使用しており、
色々と不都合があって、代わりの物が欲しいとのことでPCコンサルタントである私が
AMD VISIONマシンをプロデュースした。
当初HPのdv6a/ctの新型を検討していたのだが、彼が一時帰国の際に日本で受け取り、
タイに持って帰ってきたいという希望だったので、HPは何しろ納期に時間が掛かるので、
やや性能が劣り、重量も重くなるが低価格さで勝るVAIOの同等品を購入することにした。
彼はSONY好きなのでうってつけだ。
私の尺度ではSONY=芋なのだがAMD=エルドラドなのでSONYでもAMDを採用していることによって、
一気に購入対象にのし上がる。AcerやASUSでもIntelであれば芋なのである。
コジマ電気で店頭購入し、\77,700だった。通販でもっと安い店もあったのだが、
領収書の発行可否が分かり難く、万が一領収書を発行してもらえなかったりすると
会社に請求ができなくなり目も当てられなくなってしまうので、父に頼んで買ってきてもらい、
会社まで配達してもらった。
ところが、同僚はバッテリー(バッテリーは禁制品)を外してそれだけ持って帰り、
本体は会社の便で発送したそうである。そのときのエピドードだが、
税関でバッテリー単体でのハンドキャリーは通常は違反であると注意されたそうである。
コンピューターとして完成品であれば問題ないとのこと。注意だけで通してくれたそうだが、
完成品のコンピューターは輸出出来ないくせに、分けが分からない。
飼い主が一緒なら問題ないということなのか。
法律は知らないでは済まされないが、輸出入規制も頻繁にアップデートされており、
調べるのにも骨が折れる。はっきり言って不親切である。
安っぽい油性塗料の塗装だけの天板。 | なぬ!? ATI RADEONのロゴ・ステッカーとな!? これはレアだな〜、オレのにゃ貼られてねー。反則だろ〜(笑 |
【 スペック 】
・CPU: Athlon II X2 P320 Socket S1g4 Champlain core 2.1GHz/L2=512KBx2/25W
・memory: Samsung PC3-8500F (DDR3-1066) CL=7 2GBx2 200pin SO-DIMM Dual Channel
・Chipset: AMD 785GX+SB850
・液晶: 15.5" (1366x768) つるピカ
・Video: Radeon HD 4200 (integrated)
・VISION区分: 無印
・HDD: Samsung Spinpoint M7E HM321HI 総容量320GB/8MB Cache
(実質容量297.1GB) SATA 3Gb/秒 5400rpm 2.5inch
購入時パーティション:
system drive:300GB弱
recovery drive:20GB位? 覚えていない(笑
・光学ドライブ: 東芝Samsung TSSLcorp TS-L633C
Cache 2MB/SATA150
Write:
8X DVD+/-R
4X DVD+/-RW
4X DVD+/-DL
5X DVD-RAM
24X CD-R
16x CD-RW
Read:
8X DVD-ROM
24X CD-ROM
・Sound: Realtek High Definition Audio
・LAN: Realtek PCIe GBE
・WLAN: Atheros AR9285 IEEE 802.11/b/g/n
・Modem: 無し
・指紋認証装置: 無し
・Bluetooth: 無し
・ports/slots: アナログRGB port(ミニD-sub15ピン)/USB2.0 x4/ExpressCard: 無し/メモリースティックスロット
HDMIports: 有り
・その他: マルチカードリーダー(Realtek製)、webカメラ、マイク
・OS: Windows 7 Home Premium x64
・質量: 2.7kg
・バッテリ:
6cell
・バッテリ駆動時間: 3時間
正面。下部左手にマルチカードリーダー、メモリースティック・リーダー、 無線LANのON/OFFスイッチを備える。 |
左側面。電源、LANポート、RGB、HDMI、USBの各ポート。 |
右側面。USBポートx3にDVD±RWドライブ。 |
ACアダプタ。そこそこ大型である。
【 性能 】
上はWindows 7のWindows エクスペリエンス インデックスの評価点。
ちなみに3D MARK 06のスコアは1718点だった。どちらもまずまずというところだろう。
<ベンチマーク・スコアの総合結果はこちら>
Athlon II X2 P320はAMDプラットフォームの中では大変普及しているCPU。
前モデルのM320と比較して省電力かつHyper Transport速度と対応メモリが強化されている。
が、クロックもキャッシュもdv6a/ctに搭載のTurion II Ultra X2 M600にはやや劣り、
事実本機も少しいじってみて、dv6a/ctよりもややモタつく印象だった。
AMDのMobile向けCPUの仕様差について詳細はこちらを参照して欲しい。
だがAthlon II X2 P320の真骨頂は他にある。それは価格だ。
dv6a/ct (Turion II Ultra X2 M600搭載) 購入時、9万円台後半だったのに対し、本機は7万円台後半である。
これなら社長もOKさ。ではないが、随分安くなったものである。
最近はメーカー系PCでもゴミソフトは減少傾向にあり、本機もその例に漏れないのだが、
オーナーになる人物より、「少しでも軽くして」との依頼を受け、「VAIO」関連アプリケーションを
片っ端から消してやった。特に毎起動時に「VAIOの設定が済んでいません」なるメッセージが
表示されるのが鬱陶しくて仕方が無かった。大きなお世話である。
付属のOffice 2010のoutlook 2010も設定してあげたのだが、機能が多過ぎて分けが分からなかった。
しかし2.7kgというのは重い。完全に据え置き型パソコンである。
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