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■2012年1月27日:Ho Chi MinhのPC事情

ベトナム旅行本編はこちら

ホーチミンに4日間もいるのにPC関連ショップを巡らない手はない。
今回はシンガポールの時の反省を踏まえて事前にある程度調べて、
また妻にもそういう店を見に行くよ、と事前に許可を取っておいた。
だがまあ人間関係であるから、そう上手くは行かなかったのだが...

さてベトナムは工業国として発展著しいとはいえ、やはりソビエト譲りの共産主義国であるから、
エレクトロニクスの普及の点ではまだまだ第一級とは言えないレベルにある、
ということは分かった。

それではその中でも当地の最新電脳スポットは何処にあるのか?
それはCach Mang Thang 8 St.(8月革命通り)とBui Thi Xuan St.(何と読むのか分からない)の
交差点にPhong Vuという電気製品専門のショッピング・ビルが交差点を挟む形で2店舗あり、
そこを中心に特にBui Thi Xuanという通り沿いにPCショップは生を享けているらしい。

そこで1日目、2日目と遊んだあと、たっぷり眠ってバッテリーをチャージして3日目に行ってきた。
もちろんそれは妻には初日にたらふく買い物をさせて満腹状態にしておいてから
来たるべき巡るめくピクニックに備えさせようという作戦だったのだ。
どうでもいいのだが私はこれを「ローリング・サンダー作戦」と名付けた。

いきなりホテル前でタクシーを拾うつもりは無かったのだが、
勘良く戦況を予想していた妻がさっさとホテル前にたむろしていたタクシーを捕まえた。
この時の妻の表情は本当にどうでも良さそうだった。
この辺からして既に雲行きが怪しかったのだ。

運ちゃんにフォンブーと告げるが24回くらい繰り返すも全く通じず。
英語で「I mean it's computer shop...」と訊いてみたが運ちゃんはかぶりを振るだけ。
そもそも、運ちゃんはコンピューターという言葉を知っているかどうかすら怪しい。
このまま私のいい加減な英語で交渉を続けてネパールにでも連れて行かれては困るし・・・
などという考えが頭をよぎり始めた頃、25回目でようやく「フォンブー?」と分かってくれた。
なるほど、語尾を疑問形みたいに発音すれば良かったのか。


ホーチミン・PC街 冒険MAP 大マップはこちら
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AこれがそのPhong Vuデパート。 Aフォンブーのすぐ前の交差点にて。バイクが余裕で歩行者を無視して
歩道に乗り上げてくる。向こうは楽勝だがこちらは堪ったものではない。
道路交通法無視以前に、明らかに殺す気だとしか思えない。
真に命懸けで回避した。
Aフォンブーに向う道中のTAXI車内から。
うまい具合にノリノリの運ちゃんで良かった。
Phong Vuで下してもらって、そこからは歩くことにした。
Aバイクが歩道に乗り上げてくる様子を撮影した動画。
気分はまさに戦場カメラマンだ。
Aフォンブー前にて。AMDのパラソルを掲げるのは良い行いだが、
その下で意味もなく佇む狸顔の店員の演出も憎い。
Aフォンブーの駐輪場?最初バイク屋かと思った。
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@順番が前後してしまって申し訳ないのだが、最初自分たちが
どちらの方向を向いているのかわからず、Bui Thi Xuan通りを
目指しているつもりで逆方向に進んでいた。
この辺りは安ホテルとカラオケしかない。
だがNguyen Thi Minh Khaiという通りを北上しても
少しはPCショップがあった。それでも小さな中古屋風情のところだったが。
Cideas。こちらは大型家電専門店。
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Bフォンブーは大型店で、1Fに携帯電話とデジカメが少しに、
ノート・パソコンと一部デスクトップがあるだけ。
ブランドはacer,ASUS,DELL,hp,lenovo,SONY,TOSHIBA等お馴染みのもの。
ギガバイトのマザーボードがサンプルケース内に展示してあったが、
実際に売り物なのかどうかは分からない。
2Fが修理屋のような作りになっており、
修理用に在庫として持っているのかもしれない。
この地でのパソコン・ライフは、既製品のパソコンを買って、
後はそれが壊れたら修理しつつ使うというスタイルなのだろう。
Bの方のフォンブー店内。エレベーターに乗りながら撮影したので、
せっかく綺麗なお姉さんが写っているのにボケてしまった。この店は
交差点を挟んで向い合せに同じ店が2軒あるが、どちらも内容は大差無い。
Aの方の店舗はもっとごった返しており、
なんとなく写真を撮るような雰囲気ではなかった。
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D生意気にアップル・ストアがある。 E地図にはない路地にもさりげなくアップルの商品の宣伝が。
不愉快だが仕方が無い。
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Fロッテリアがあったが都合の良いところに無かったので入らなかった。
全然関係のない話だが空港に向かう途中にダイソーもあった。
商品の価格は40,000VND(約150円)だそうだ。
GようやくTon That Tungという通りを見つけて路地に入った。
この通りは中古屋が並ぶ。
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HSuong Nguyet Anhという通りを覗く。私が持参したガイドブックには
通りはあれど通りの名前は記載されておらず、
道が合っているのかどうか疑心暗鬼で進む。
I妻はとっくにへたばっていたので、はっきりせぬままこれ以上は進めない。
そこで向こうの方にある次の路地の表示が見えたところで、
デジカメの高倍率で表示を確認する。すると・・・見えた!
ようやくBui Thi Xuan通りを見つけた。
既にさすがの私も本当に力尽きそうだった。
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Jこの辺まで来るとチラホラPC関連の看板を見掛けるようになる。
しかし店を覗いてみてもあるのはサプライ用品のみ。
本当は8月革命通りの反対側を回り込んでBui Thi Xuan通りに入れば
良かったのかもしれない。だが断言するがそちら側は
ジャングルにしか見えなかったのだ(そんなことないって)。
Kこの写真で左手に見えているサイゴンなんとかホテルの前の路地が
Bui Thi Xuan通り。が・・・通りを覗けど何もない。
マウスなどのサプライ用品やネットワーク関連機器の他は
中古屋ばかりが目立ち、目ぼしいものは見当たらなかった。
AMDの看板はあるにも関わらず、CPUの姿は無かった。
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Lファミリーマートがあったが、既に妻は帰る気になっており、
冷やかしに寄る時間は無かった。
MBui Thi Xuan通りの角を覗いてみる。12/31、土曜日なのに
閉まっている店が多かった。大晦日だからだろうか?
写真正面の店は例によって中古屋である。


今回のホーチミン旅行では、到着2日目に頑張ってだいたい見たいところはみな回ってしまい、
3日目に1日当ててパソコン・ショップめぐりをするつもりだったのだが、
このような事情で早々に引き揚げてきたので時間を持て余してしまい、
3日目の午後は昼寝をしていた。

もう少し良く見たかったのだが、妻がキレそうだったので(いや、既に切れていた)
探索も早々に引き揚げた。
彼女は何におかんむりなのかというと、目的もなく方々歩かされるのが気に入らないらしい。
見知らぬ土地なのだから仕方がないではないか?
地図を片手に歩くしかない。ガイドブックに載っている見どころだけが全てではないし、
面倒臭がっていては何も達成出来ない。調査もしないで結論が出てくるわけはないのだ。
地図には載っていないホテルが沢山あり、日本のガイドブックにはカラオケ店なども
書いていないのでなおさら分かりにくい。この辺も敬遠しないで書いておいてくれると分かり易いのだが。
TAXIに乗る際もそうだ。英語はなかなか通じ難いので行先を告げて首を傾げる運転手では
先々困るだろうと私は判断して違うタクシーを探すのだが、
妻にはそれも気に入らないらしい。要は何故交渉しないの、と。
時間的には私がやっていることの方がロスだと言いたいらしい。
それはそうなのだが、セキュリティに影響する部分では気を抜かない方が良い。
現にタイなど特に客が言う行先が何処なのだが良く分からないけど、とりあえず載せてしまうタクシーは多い。

だが女など皆一緒だ。自分が長年結婚相手を見つけられなかった原因の一端が見えたような気がした。
何しろ私は行動の人間ゆえ、探究心が無い生き物と行動を共にすることが我慢ならないのだ。
彼女には言えないが、そうでなかったら付いて来なくても良いと言いたかった。
妻でさえそれなのだ。他の女性にはとても耐えられないだろう。


極めつけはタンソンニャット国際空港の免税店での出来事。
良くあるチョコレートの詰め合わせの前で私が考えていると、妻が後ろから声を掛けてきた。
「ナコン・サワンに一箱とバンコクの兄弟・親戚用にも一箱ね」
私がああ、そうかと振り向くと、彼女は急に気分を害したというようにやっぱりいいわ、
とスタスタ何処かに行ってしまった。
どういうことかと訊くと、何と驚いたことに私が嫌な顔をしたというだ。
とんでもない、そんなことを言われて驚いたのはこちらの方で、
もちろん私はそんなことは考えてもいないし、第一何も言っていないのだが。
たかだか9ドルだか11ドルのチョコを私が買い渋るとでも?
と言い掛けたが「あんたが何を考えているかなんて顔を見れば分かるのよ」と取り合ってくれない。
文字通りの豹変ぶりで、全く取り付く島が無かった。

そこで今回も私は放置することにした。どうせ2,3時間すれば機嫌など直るのである。
ところが今回は旅先でのイライラも募っていたのか、
2,3時間後に何を調子に乗ったのか先ほどの話を蒸し返してきた。
処置がまずかったのかもしれない。今回の旅では放置プレイを使い過ぎた。
要するに、放置しないで言い分があるのなら言いなさい、ということなのだろう。
弁解する間もなく妻は「あんたが行くところに私が付いて行こうと行くまいと、
今度からウチのお土産の心配なんてしなくていいから」と畳み掛けてきた。
この女は何を考えているのだろうか?
何に腹を立てているのか知らないが、自分が一人で勝手に怒っているだけだろう。
自分は誰と結婚したと考えているのか?
付いて来る気があるのか無いのかどっちなんだよ、と言いたかった。
彼女はいつからこんな言いたいことを言う僻みっぽい女になってしまったのか?
そもそも人の顔色だけ見て自分の思い込みで好き勝手な解釈をする方がどうかしてるだろう。
腹が立ちかけたが腹を立てても何も生まれないので私は何も言わなかった。
彼女はバンコクに帰って来て翌1月2日も未だ機嫌が良かったり悪かったりまるで鬱病みたいだった。

本当はこういう事柄はきっちり議論して落とし前を付けておいた方が良いのは分かっているのだが、
相手にするだけ面倒だ。
せいぜい腹を立てることができる自由を満喫してもらおう。
前にも書いたが「言わないと分からないでしょ」という意見は勝手である。
そっちこそ考える頭が無いのか、それとも脳死しているのか、と言いたい。
中国人じゃないんだから、喧嘩にならないように相手の納得を得られるような
発言をしなければ先に進まないでしょ、という話である。

腹を立てる余裕があるだけ幸せだということが分からないのか?
分からないのだろう。であれば、自分で考えてもらうしかない。これは私から妻への宿題である。
だいたい、(働いていなければ)腹を立てるのは概ね女の方である。
あれこれ頭に来る事柄を思い付く時間があるのだ。
こんなことならやはり妻にも仕事をさせておくべきだったと思った。後悔先に立たずである。

どんどん話が逸れるが、女という生き物は(もちろん全員ではないが)結論を急く癖がある。
好きだの愛しているだの言って、というのはその感覚の表れである。
ところが、男がそれを中々言えず、ともすれば魚の腐ったのみたいにうじうじしていて
だらしがない、と詰られるのにはちょっと待った、と言いたい。
中々言えないのには理由があり、それは優柔不断なためではない。
不器用でうまく説明できない人もいるかもしれないが、
男は調査する生き物である。
要するに自分はどう感じているのか考えているから、安直に結論を下すことができないのだ。
言うだけなら簡単で、誰にでも言える。但し、言ったからには発言に責任を持たなければならない。
だから、熟慮が必要で、時間が掛かるのである。
もちろん、優れた人物ほど判断は早いし的確なのだが、
女性にはこの辺の事情を分かってほしいと思う今日この頃。

だが、まあ無理だろうなあ。
かあちゃんが怒り出したら手が付けられないもんなあ。

結局のところ、男は嫁には勝てないのだ。

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