■2011年11月9日:シンガポールのPC事情
IT事情ではない。PC事情である。そこのところを誤解なさらぬようお願いしたい。
合わせてプラグ・イン形式の動画も掲載しているのでご覧あれ。
関連記事はページ下部参照
シンガポール旅行も4度目なので、いい加減PC関連情報を記事にする頃合いだと考えた。
そして、マレーシアで出来なかったことをやってきた。それが動画の撮影である。
しかも、それを思い付いたのが機内で下の写真を見てからだというからお粗末な発想だ。
とか何とか言って、目当てはAMD FXだから下心は隠しようが無い。
何故って、際物の新型CPUなど、どうせタイには直ぐ入って来ないのだから、
旅先の現地で手に入れられれば、パソコン情報と合わせて特ダネではないか、というわけである。
もちろん、納得しているのは本人だけだし、果たしてシンガポールでは入荷しているのかどうかも不明である。
さらに手持ちのガイドブックにはIT関連のショッピングスポットというか、
そういう記事が無かったので、現地で落ち合った在住韓国人である友人に、
「シンガポールって、パソコンは何処で売ってる?そこはパーツも売ってる?ホラッ、CPUとかさ」
彼もそこそこ知っている人間だったので助かった。
なおこの時期のシンガポールドルは、1SGD = 約60円だった。
まずは前述のシンガポール航空の機内誌から。
おっ、東芝のC-50搭載NETBOOKではないか。シンガポールでは買えるのか。
日本円にして約26,280円。価格は安い。但し保証はインターナショナルではないようだ。
W7 Starter+グリーンというのが気に入らないが、
機内でこういうものを買うと、スッチーはどういう梱包で持ってくるのだろうか?(笑
色々とタイとは異なるPC事情が垣間見え、期待感が首をもたげてきた。
さて、友人に教えてもらったシンガポールのITスポットは以下の2か所。
即ちCity Hall付近のFunanDigitaLife MallとBugis近辺のSim Lim Square。
簡単に説明を求めると、彼は前者はモダンな感じのコンピューター関連ビル、
後者はちょっと造りは古いけどこちらの方がパーツは揃うかな、とのこと。
さらにまたSim Lim Squareには向かいにもう一つビルがあり、そちらは電気部品を売っているらしい。
ふむふむ。
ホテルに戻ってからインターネットでもう少し調べてみた。写真を見るだけでだいたい分かった。
Sim Lim Squareの方はタイでいうパンティップ・プラザで、もう片方のFunanDigitaLife Mallというのは言わばRAMA9/IT MALLだ。
そしてSim Lim〜の方にはTowerとSquareと2つあって、Towerの方は秋葉原のラジオカのような、電気部品を扱う店。
PCパーツを取り扱うのはSquareの方だ。
これから検討するに、Sim Lim Squareに妻を連れて行くわけにはいかないだろう。
退屈してしまって怒りを買うのは明らかだ。しかもこういうところの店内はヒマなだけでなく蒸し暑いので、
余計に血圧が上がるのは必至だ。そこで、ややカジュアルであろうと考えられるFunanDigitaLife Mallを
ターゲットに定めた。地理的にも、ホテルのあるRaffles Placeからはこちらの方が近い。
FunanDigitaLife Mall
MRT City Hall駅を降りて左手に1分も歩くと、もう見えてくる。
地下1Fを入れて7F建てで、規模的にはIT MALLと同じくらい。
外観 | 店内入口。ビル自体は24時間営業? |
中の吹き抜けエリア | 店内MAP |
富士通のLIFEBOOK PH521もここでは売っているのか。 |
このビルは予想通り、ありきたりのものしかない、ごくあっさりとしたPC関連MALLだった。
ノートPCや携帯電話やデジカメのショップが溢れかえり、パーツ屋は少ない。
僅かにあったパーツ・ショップも何件かあたってみたが、Intel製CPUのみでAMDの取り扱いはなし。
AMD搭載パソコンは売っているのだが。予想通りだったと言うべきか、
1時間程度で早々に引き揚げてきた。
さて困った。このままでは退くに退けない。
恐る恐る妻に別のところにも行って良いかと尋ねると、あっさり「いいわよ」とのこと。
「さっき靴だの服だのを買ってもらったから、今日は機嫌良いわよ」
なるほど。やはり先行投資の効果があったか。
Sim Lim Square
場所はBugis。MRTで行くと、駅から少し距離も有り、分かり難い。
私達は迷ったので着くまでに30分以上掛かったが、帰りは15分というところだった。
ブギス・ストリートは混むので迂回したい。
Sim Lim Tower。用が無いので立ち寄らなかった。 | Burlington Square。Sim Lim Squareの向かい側。疲労のせいか 「Square」の文字だけでてっきりここがSim Lim Squareかと勘違いして 入ってしまった。入ってみると何やらネットワーキング・ショップやら それらしき店はあるのだが、どうも様子がおかしい。店というより 会社みたいなテナントばかりなのだ。佇まいも、上階はサービスアパート になっているようだった。守衛にコンピューター・ショップが入っている ビルは向かいか?と尋ねると、何で分かっていることを聞くんだ、とでも 言いたげな顔をされた。彼に失礼かも知れないので付け足すが、 もしかしたら元々そういう顔なのかもしれない。 |
さてこれがBurlington Squareの向かい側のSim Lim Square。 何だよ、見るからにそれらしい建物じゃないか。ここまでのところ 妻の機嫌のゲージも高いままのレベルを保っていたので助かった。 |
出てきた時に降り返るとこんな建物だった。 Albert Street側。 |
Sim Lim Square店内。 | ここがFX-4100を購入した店。詳細はリンク先を参照。 正直に言ってFXを見つけたときは感動して泣いた。 |
左写真:APUがC-60に強化されたacer Aspire One 722を発見。 | |
特定の人物を追跡しているように見えるが、撮影中は全く気付かなかった。 ストーカー行為ではないのであしからず(笑 |
たしか6F建てぐらいだったような?非常に広い建物だった。
規模ではパンティップ・プラザより大きい。
というか要はパンティップ・プラザで、つまりFunanDigitaLife Mallよりも広い。
手抜きに思われるかもしれないが、他に説明のしようがない。まるっきり一緒なのだ。
オーナーは同じなのではないかと思えるほどだ。どっちが先に作られたのか知らないが、
違うのはフード・コートが無いことぐらい、いや、こちらにもあったような...勘違いか?
或いはFunanの方だったか、思い出せない。
ここに来れば間違いなく何でも揃う。但し、ものすごく疲れるだろう。
カタログ達 | |||
acer Aspire One 722 | ASUS 1215B/1015B | FUJITSU LIFEBOOK PH521 | Samsung 305U1A |
シンガポールのノート達。また色々と細かい表記の誤記が目に付く。 こうして見ていると、気が付いたことが一つある。そう、OSを搭載しているのだ(リナックスっていうのはナシで)。 交通事情やタバコもそうだが、けじめを付けるところはしっかり付ける、法整備されたシンガポールの先進国としての姿勢がこの辺に表れている。 考える頭を持つ人間として、したいことを何でもしていいわけではない。タイだのマレーシアだの中国だのはまだまだお猿さんなのだ。 |
■2011年10月24日:シンガポールでAMD
FX-4100を購入
■2011年10月14日:AMD E-450
APUを搭載する1.5kg以下のノートを一挙比較
■2011年10月14日:【 更新 】AMD
"Brazos"プラットフォームを搭載する1.5kg以下のノートを一挙比較
■2011年8月22日:マレーシアのPC事情・U
■2010年11月9日:マレーシアのPC事情をちょこっとかじって来た
Singapore:11.10.22-24
Malaysia Kuala Lumpur:11.08.12-14
市場調査:非パンティップ・プラザ(フレームに展開)