■2012年10月11日:Smart Phoneの使い勝手と行く末
中国から帰って来て、相変わらずLumiaはインターネットが使えなかった。
AISに連絡して事情を聞いたところ、インターネットに接続するためのスイッチが切れています、とのこと。
このスイッチというのは機械的なスイッチではなく、通話機能を使って申し込みをすることである。
通話料の残高は何処でも確認できる。
電波は通じているということで、癪な話である。
有料メッセージは消去してもらったはずなのに相変わらず課金されており、
別のショップで再確認してもらったところ1件ではなく複数件入っていた模様。
妻に何でそんなに登録しているの、と詰られたが、「知るか」という感じである。
私が登録したわけではない。SIMカードに最初から仕込まれていたのだ。
いわばトロイの木馬で、あくどい商売である。こんな高い電話を買う客なら、
些細な悪事には気が付かないだろうという判断が間違いなく働いている。
よしんば私のように(私だけではなく普通は同じ処理をすると思うのだが)文句を言ってきても、
後からキャンセル処理すれば直してあげたでしょ、という形にはなるし、
それでも最初の数日分は金を踏んだくれる。
かといって携帯電話は現代では必需品であるし、電話の接続業者も選べるほどにはない。
とんでもない商売である。
電話も何もしていないのに金が減っているので何故かと訊いたところ、
「メッセージ(SMS)を送信していませんか?SMSは有料です」
そうか。その手があったか。電話のオペレーターは親切だったが、
AISは問い合わせメニューの一番最初にメッセージのキャンセルが来ていることからも
そのとんでもなさの程が窺い知れるというものだ。
試しに問い合わせ窓口に電話して直ぐ接続を切ったところ、窓口に電話するだけで
2,3バーツ料金を取られることが分かった。
こんな感じでどんどん金が減っていくので、100THBくらい入れても1週間もしない内に無くなる。
最初に申込みした3G通信の契約は1GB/一か月350THBの容量の内未だ800MB残っているとのこと
問い合わせ処理後インターネットは使えるようになった。
一旦は解約しようとしたのだが早まらなくて良かった(解約しても再度申し込めばいいだけだが)。
この課金だがインターネットはきっかり一か月で使えなくなるのだが、前日に「何月何日の何時何分が期限ですよ」
というメッセージが入ってくるので、期限までに必要な額を入金しておけば、自動的に継続利用できる。
金を入れておかなかったか、或いは残金が350THBに満たない場合、まず残金が全て持っていかれ、
「金が足りないので機能が使えません。お金を入れてください」というメールが連打される。
不足分を入れると、まもなく自動的に引き落とされ、直ぐに使えるようになる。
この時、先延ばしになった分、次の1ヶ月の期間も延長されるのかどうかは不明だ。
気を付けなければならないのは、例えば200THB足りなかったとする。
そこで、自分ではそんな気は無く、通話代として使おうと100THB入れても、
勝手に全額引き落とされて電話機は「未だ足りない」とのたまうので注意が必要だ。
止めたいときはちゃんと断って意思表示しないといけないのだ。
前回正面の写真を載せたので今回は裏面の写真を。 のっぺりボディなので見るべきものは何も無いが、 Athlon IIのステッカーが燦然と輝く。 CPUはAMDではないがGPUはAMDなので あながち間違ってはいないだろう!? |
チャージの仕方の例題そのA。携帯電話のチャージは 電話会社によって補充する際の操作方法が異なり、 こちらは<*580*数字の暗証番号#>通話ボタンとなる。 ちなみに写真のPIN No.は使用済みなので無効であるw |
<2018年7月9日更新> チャージの仕方追加。 左の例では、 上段にSerial No. 下段にID No.とあるが、 *100*1747530804643952#と 入力して電話を掛ける。 なおこのカード自体は使用済みなので、 この番号は既に無効である。 間違えて入力しても「間違えてるよ」と 表示されるので問題ない。 私はよく見ないでID No.をタイ人の 身分証番号と勘違いしてしまい、 外国人はどうするのかと DTACに電話して訊いてしまったw チャージ後の有効期限は1か月らしい。 (1か月使わないと電話を掛けられなくなる) 切れてもSIMカードが有効であれば、 金を補充すればまた使えるようになる。 ところで上でリンクを貼っているページに記載の、 残金確認方法も*101#に変わっているらしい。 |
最近の携帯電話はSmart Phoneでもそうでなくても、CPUとGPUがSoC化されて組み込まれ、
それにメモリや記憶装置(最近はフラッシュ・メモリのようなもの?)が接続された、
まさに小型のコンピューターだ。それに電話やカメラ機能がオマケで付いている。
WiFiがあればどこでもインターネットに繋がるので、そういう設備が充実した日本などでは便利だろう。
そんなわけで、この手のおもちゃはどんどん普及する。
性能的にはインターネット端末かもしれないが、その他のこともこれ1台で済ませてしまう人は多いだろう。
もっとも、私に言わせれば携帯するだけ壊れる機会もコンピューターより多いはずなので、
これ1台というわけにはいかない。
バッテリーは直ぐ無くなる。本当に直ぐ無くなる。
待機モードで画面が消えている状態でも電力を消費するため、
電源を切っておかないとバッテリーは1日で無くなる。
インターネット・エクスプローラを使い続けた場合、3時間で無くなる。
それとルミア固有の不具合だろうが、バッテリーを脱着して電源を入れ直すと、
日付と時刻が狂ってしまい、そのままだとツィッター等パスワードを要求される
アプリケーションが更新できなくなる。私は暫くこれに気付かずうろたえた。
ただ、未だ売れるとみて値段は高い。コンピューターがサブノートでも3万円で買える時代に、
何でこんな値段がするんだよ、というぐらい高い。
高級機種など、こういうものにしては天井知らずである。
メール機能も付いているが、私は登録していない。私用メールもそうだが、
こんなもので会社のメールを見たくない。
会社で見れない限り、見たところでメールの内容に対しては何もしようがないからだ。
大体、こんな小さな画面の文字を見ていたら、私など1時間で頭(目)が痛くなってしまう。
近頃は何でも体の具合に病名が付いており、日本など医者はウハウハなご時世になっているが、
インターネット症候群などというふざけた病名があるくらいだから、こういうおもちゃによって若者の活字離れ、
一億総白痴化はますます進行するだろう。タイもあまり読書が進んでいる国ではないので、状況は同じだ。
我々の国はどんどん中国に抜かれ衰退の一途。一方彼の国は今が最盛期。
その差は開く一方だ。
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