■2014年6月4日:Delta Force Land Warrior
今回は懐かしのゲーム・タイトルと称して、NovaLogic社のDelta Force Land Warrior(DFLW)を紹介しよう。
はっきり覚えていないのだが2002年か2003年頃の作品であり、 キャンペーン最初のミッションの舞台がエジプト・ギザのピラミッドで、 Egyptに行ったか行く前頃だった私には、当時かなり新鮮に感じられた。 韓国だか日本の城みたいなシーンもあるが、 はっきり言ってその他のミッションについては見るべきところはない。 NovaLogic社のソフトは日本ではMICRO MOUSE社が輸入・販売しており、 本作「Land Warrior」がDelta Forceシリーズの2なのか3なのか 記憶が曖昧なのだが、 私はよくNovaLogic社のゲームをプレイした。 |
当時としてはFPSの中では(動作が)軽めであり、難易度も低かった。
プレイヤーは被弾すると一撃で死んでしまう場合もあるが、被弾すること自体が滅多にない。
要するに、今時のFPSがジーパンのテロリストがこんなに強いのかよ!?
と思えてくるような路線とは、逆だったのだ。
さらに、簡単にセーブ・スクリーンを呼び出してこまめにゲームを保存できる。
我々は何もプロの兵士になるべく腕を磨きたいわけではない。
綺麗なグラフィックを適度に楽しみつつ、単に息抜きが出来れば良いのだ。
そういう向きには、最適なゲームだった。
ゲーム解像度もMAX1024x768だが、当時としては十分だった。
後編のBlack Hawk Downもプレイしたが、こちらは味方を撃ったら直ぐにゲームオーバーになってしまう
(当たり前だ)し、敵が湧くシステムに変更されたため、武器等も倒した敵のものを奪わないと
弾薬が足りなくなる有様で、スコープ等の付加価値が利用できなくなり、
リアリティが失われ面白くなかったので途中で投げ出してしまった。
ではDFLWの迫力のスクリーン・ショットをご覧いただきたい。
空の描写など、当時としては画期的なレベル(GeForce4〜FX5世代)。 このシーンはスタート直後のへリボーン着地地点だが、 これを見て私は感動した。行ったことがない人には分からないが、 当然だがギザの地形は、全くこの通りなのである。 クフ/カフラー/メンカフラーの他に、小ピラミッドまできちんと 配置されている。 |
実際のスフィンクスは中に入ったりできなかったと思うが、かなりリアルだ。 このゲームでは中はテロリストのアジトになっている。 なおスフィンクスによじ登ることは出来ない。 |
ピラミッドとスフィンクスは、ホントにこういう距離感のところにある。 | これも体験していない人には実感が湧かないかもしれないが、 ピラミッドの1段1段は、大の大人の胸くらいまでの高さがある。 (上るとしたら手をついてよっこらせと上がることになる) |
ゲームではピラミッドの頂上にまで上ることができる。 (実物がホントにこういう状態なのかどうかは別として) |
なんと、良い景色だ。 |
ところが、ピラミッドによじ登れるのは敵も一緒。 うかうかしていると頂上まで登ってきてしまう。 敵は概ね一撃で絶命してくれるが、ちょろちょろ動くので狙いにくい。 |
狙撃銃はスコープの偏差調整まで可能。 そこいらのFPSと違って、敵も「fuck you!!」みたいなお決まりの英語ではなく、 ちゃんとアラビア語で返事してくれるので笑える。 被弾した時など、「マ、マムー!、マムー!」と聞こえるようなリアルさだ。 |
ピラミッドは内部にも入れる。 | ピラミッドの内部には隠し扉まである。 |
申し訳程度に配置された遺跡や壁画。 | |
乗ってきたチョッパーを銃で撃墜したところ。 武器の発射レートはその武器に割り当てたキーを重複して押すことにより 変更可能で、画像のOICWは20mm擲弾も選べる。 |
external view。対戦車ミサイルは スウェーデンのサーブ社製AT-4無反動砲(アメリカ軍ではM136にあたる)。 プレイヤー・キャラクターの特性も、スナイパー、マークスマン、リーコン というような種別の中から選べる。 |
武器をprimary weaponとしてライフル類、side armにピストル(GLOCK 18のフルオート・モデルもあり)の他に、
その間を埋めるものとして、MP5等のサブ・マシンガンを携行できる。
その他に手榴弾やprimary用の追加弾薬等も選べる。ナイフは固定的に装備している。
また敵の武器を奪って使用することも可能だ。自分の手持ちの武器のどれかと交換する。
気に入らなければ、自分の武器を拾い直すことも可能だ。
本稿の画像では標準の緑である照準線(レティクル)の色も変えられる。
ところでマガジン交換のアクションは描写されない。
それと、例えば本記事で紹介しているミッションのスフィンクスやピラミッドの穴に、
手榴弾を落とすことは出来ないようだった(なぜかプレイヤーが死んで終わり)。
本ゲームはNovaLogicのサイトから10ドルくらいで手に入る。
体験版はW8ではインストーラが起動しなかった。
ちなみにDelta Forceシリーズの最新作「Delta Force Xtreme 2」のdemo版をを4gamerからDLして
遊んだことがあるが、敵兵に女がいて異色作だなと思ったりしたが、見事にクソゲーだった。
編集部評に「あの興奮を再び」とあったが、こんなもので興奮するのは発情期の雄犬だけだと思った。
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