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■2015年1月15日:AMDの今後について

ブログを始めたころはどうでもいいことをときどきぐだぐだ書いてきたが、
最近とんとご無沙汰していた。
ここいらでまた得意の勝手な希望でページ稼ぎをしてみたいと思う。

AMDは現在モバイル用のAPUについて、新しいAPUプラットフォームである"Carrizo"と、
それに搭載するCPUコア"Excavator"を用意している。

さらにその下により省電力なタイプとして、現行のBeema系APUを置き換えるCarrizo-Lもリリース間近である。
このクラスはBobcatコアからの系譜なのだが、Jaguar,Mullinsと今まで調子良く発表されてきたが、
こいつらのターゲットというのは14"以下のノートであり、最近そのセグメントのPCは
タブレットに押されてAMDプラットフォームではろくにリリースされていない。
今回の発表でも何だかわからないものにぼかされていることからも分かる通り、
その辺の事情が開発リソースを割くことに影響しているのではないかと勘ぐってしまう。

ExcavatorというのはFX計画の当初から予定されていた、FX CPU用のBulldozer系コアの新型で、
初代のZambezi,Piledriver,Steamrollerと数えて4代目にあたる。
しかし、FXとしてはSteamrollerは登場していない。
今後も、例えばExcavatorはCPUとして単独ではリリースされない可能性が高い。

性能そのものは、APUも最新型のものはまんざらではないことが分かったので個人的には良いのだが、
そのくせ、APUというのは今のところ4コア止まりである。
ということは、メニーコアの分野にはまだAMDはFXを投入し続ける可能性も有る。
おいおい、マジかよ、の世界である。あれで、だらだらと行くつもりか?

性能でI社と格差を付けられていることは分かるし、企業としての規模や資源に制限があり、
失敗の挽回が困難であることもわかる。ARMなどに手を出していることからも、
今後AMDがハイエンドCPU分野には注力していく様子がないのは明らかであり、
モバイル分野から先に出て来るという事実は、その証左である。
Excavatorが最終版と書かれている記事もあることから、
もしかしたらこれを最後にx86 APUすら開発されなくなるのかもしれない。

そうなったら私は何を買えばいいのか。

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