パーツ購入時の注意点
■CPU/マザー・ボード
◎AMD Socket対応表 (AM2〜AM3+)
CPU | |||||
M/B | AM2 | AM2+ | AM3 | AM3+ | |
AM2 | ○ HT2GHz DDR2-400〜800 |
△ HT2GHz DDR2-400〜800 |
△ HT2GHz DDR2-400〜800 DDR3使用不可 |
× | |
AM2+ | ○ HT2GHz DDR2-400〜800 |
○ HT4GHz DDR2-400〜1066 |
△ HT4GHz DDR2-400〜1066 DDR3使用不可 |
× | |
AM3 | × | × | ○ HT4GHz DDR2-400〜1066 DDR3-1066〜1333 |
△ HT4GHz DDR2使用不可 DDR3-1066〜1333 |
|
AM3+ | × | × | ○ HT4GHz DDR2使用不可 DDR3-1066〜1866 |
○ HT4GHz DDR2使用不可 DDR3-1066〜1866 |
AM3のCPUをAM2+マザーに載せたときにHTが幾つで動作するのかが不明。
WinPC AUG/09号には2GHzに制限されると記載有り。
まあ性能は実質どちらでも変わらないが。
CPUのピン数
939:939
940:940 (Opteron,Athlon 64 FX)
AM2:940 (ピン欠け場所の配置が異なるため、Socket 940との互換性は無い)
AM2+:940
AM3:938
AM3+:939
AM2/2+とAM3とでは要するにCPUのピン数が異なり、
AM3のマザーのリテンションには、穴が足りないためAM2/2+のCPUを差すことはできない。
これらは噂ではポカヨケらしい。
AM3のマザーにAM3+のCPUを挿す場合は、何らかの作業が必要になる可能性が高い。
■マザーボード
◎AM2,AM2+のマザーでAM3 CPUを使用する際には、CPU supportを確認の上、
要BIOS更新。必ずしもAM2+のマザーならBIOS更新をすればAM3のCPUが
使えるとは限らないので注意。AM2+でもAM3 CPUを使えないものもある。
◎AM3のマザーボードは、サポートするメモリがDDR2とDDR3両方あるので注意。
(どちらか一方だけ使用可能で、同じマザーでどちらでも使えるというわけではない)
◎ちなみに、AM3のCPUをAM2で走らせても、管理人の感想では、
普通に使う分にはたいして性能は変わらない。
◎コネクタ・ケーブル類の対応や有無/本数の確認
・ディスプレイ・ポート(D-sub,DVI,HDMI)
・FDD
・USBコネクタ
・eSATA
・FANコネクタの数/配置をチェック。
・同梱のケーブル類の本数をチェックする。SATAのL字型コネクタや
シールドの有無は人により使い易い/難いが違うので注意。
◎Socket AM4
CPU | ||||
Zen | Zen+ | Zen2 | ||
M/B | chipset | Ryzen 1000/2000G |
Ryzen 2000/3000G |
Ryzen 3000 |
A320 | O | O | △ | |
B250 | O | O | △ | |
X370 | O | O | △ | |
B450 | O | O | O | |
X470 | O | O | O | |
X570 | O | O |
△=マザーボード側の対応が必要
■メモリ
◎例えブランド物のメモリを買っても、高いマザーを買っても、
Dual/Singleどちらで動作可能かは運によることが多い。
主なメモリー規格(RIMMを除く) | 対応ソケット | ||||||||||||
チップ名称 | モジュール名称 | Socket A | 754 | 939 | AM2 | AM2+ | AM3 | AM3+ | FM1 | FM2 | FM2+ | AM1 | AM4/TR4 |
PC-100 | SDR-100 | O | |||||||||||
PC-133 | SDR-133 | O | |||||||||||
PC-1600 | DDR-200 | O | |||||||||||
PC-2100 | DDR-266 | O | |||||||||||
PC-2700 | DDR-333 | O | |||||||||||
PC-3200 | DDR-400 | O | O | O | |||||||||
PC2-3200 | DDR2-400 | O | O | O | |||||||||
PC2-4200 | DDR2-533 | O | O | O | |||||||||
PC2-5300 | DDR2-667 | O | O | O | |||||||||
PC2-6400 | DDR2-800 | O | O | O | |||||||||
PC2-8500 | DDR2-1066 | O | O | ||||||||||
PC3-8500 | DDR3-1066 | O | O | O | ※ | ※ | |||||||
PC3-10600 | DDR3-1333 | O | O | O | O | O | O | ||||||
PC3-12800 | DDR3-1600 | O | O | O | O | O | |||||||
PC3-14900 | DDR3-1866 | O | O | O | O | ||||||||
PC3-17000 | DDR3-2133 | ※ | ※ | ※ | O | ||||||||
PC3-19200 | DDR3-2400 | ※ | ※ | ※ | ※ | ||||||||
PC4-19200 | DDR4-2400 | O | |||||||||||
PC4-21300 | DDR4-2666 | O | |||||||||||
PC4-22400 | DDR4-2800 | O | |||||||||||
PC4-24000 | DDR4-3000 | O | |||||||||||
PC4-25600 | DDR4-3200 | O | |||||||||||
PC4-28800 | DDR4-3600 | O | |||||||||||
PC4-30400 | DDR4-3800 | O | |||||||||||
PC4-32000 | DDR4-4000 | O |
※=マザーボード次第
■ビデオ・カード
◎推奨電源容量の確認
◎PCI Express 6/8pin電源コネクタの数を確認すること。
◎PCI Express バージョン1.1/2.0対応の確認
当然1.1対応のマザーボード(AM2のみ?)に2.0対応のビデオカードを乗せても動かない。
逆は動作可能。現在の主流は2.0だが、webやビデオ・カードの箱にも
どちらか書いていない場合が多いので注意。だいたい88GT以降は2.0。
◎PCI Express バージョン 2.0と3.0は互換性が有る。1.0は知らない。
■電源
◎+12V電力
・+12V1=CPU以外(グラボ等)
・+12V2=CPU
◎ケーブルの有無/本数の確認
・12V電源(今時付いていないことは無いが)
・PCI-Express用電源(6pin or 8pin)
・SATA電源は何本ぶら下がっているか。また本数は足りるか。
■ケース
◎FANのサイズ(8cm or 12cm)・配置を確認
◎マザー・ボードは収まるか?
◎ビデオ・カードは入るか?
■モニタの解像度
誰かに「4Kの解像度って何で中途半端に水平方向は3840とかなの?」と聞かれ、
「640の倍数でしょ。あれも規格だから」と答えつつ、
自分自身どんな種類があるのか分かってないな、
と主なところを中心にまとめてみた。
始まりは元祖IBM-PCのVGAから表にすると、規格としては結構ある。
この時代、NECのPC-9801は「400ライン」とかわけの分からないことを言っていた。
(その前は200ラインだった、垂直方向の解像度のこと)
あらゆる点で劣るPC-9801は、名実ともにクソの代名詞だった。
当時、9821だかを買った友人が、数か月後に同じスペックのものが値下げして
発売されたので怒っていた。
彼は「(金は)絶対返してもらうよ」と言っていたがどうなったのだろうか。
私もDOS/Vと出会う前は98ウハウハとか言っていた口だが・・・
昨今インターネットで調べると、そんな98でも企業用途では普及済みのソフトウェアの
稼働母体として使い道があった、などとされているが、
それとてそれまで専売公社みたいに市場を寡占していればこそで、
まことにNECのクソ会社たる所以である。
携帯電話市場も、似たような鎖国ビジネス・モデルをそろそろ崩されようとしている。
話がどんどん逸れるがある記事では、PS/2バスと違い、
98のマウス/キーボードは差し忘れたり途中で抜けて指し直したりしても
正常に動作するとあったが、では訊きたいのだがメンテナンスや自作時を除いて、
使用する都度いちいちマウス/キーボードを外して片づける輩がいるのだろうか?
そしてマウスやキーボードが途中で抜ける事態とは一体何なのか?
それは、揚げ足取りである(同じような例をここでも挙げているので暇な人はご参照いただきたい)。
規格 | 元の略 | pixel | アスペクト比 |
QVGA | Quarter VGA | 320x240 | 4:3 |
VGA | Video Graphics Array | 640x480 | 4:3 |
SVGA | Super Video Graphics Array | 800x600 | 4:3 |
XGA | eXtended Graphics Array | 1024x768 | 4:3 |
WXGA | Wide XGA | 1280x768 1280x800 |
5:3(10:6) 16:10(8:5) |
SXVGA | Super eXtended VGA | 1280x960 | 4:3 |
FWXGA | 1366x768 | 16:9 | |
WXGA+ | 1440x900 | 16:10(8:5) | |
HD | High Definition | 1280x720 | 16:9 |
SXGA | Super XGA | 1280x1024 | 5:4 |
WSXGA | 1600x1024 | 16:10(8:5) | |
SXGA+ | 1400x1050 | 4:3 | |
WSXGA+ | 1680x1050 | 16:10(8:5) | |
UXGA | Ultra XGA | 1600x1200 | 4:3 |
Full HD | Full High Definition | 1920x1080 | 16:9 |
WUXGA | Wide Ultra XGA | 1920x1200 | 16:10(8:5) |
QXGA | Quad XGA | 2048x1536 | 4:3 |
WQHD | Wide Quad High Definition | 2560x1440 | 16:9 |
WQXGA | Wide Quad XGA | 2560x1600 | 16:10(8:5) |
QSXGA | Quad Super XGA | 2560x2048 | 5:4 |
4K | 3840x2160 | 16:9 |
※出展: 画面解像度 : IT用語辞典
アスペクト比は、比率が同じなら、解像度を変更した際に余白が生じない。
例えば、アスペクト比16:9の2560x1440ピクセルのモニタの解像度を
1280x960に落としたら、比率が異なるために横長の表示になってしまう。
16:9比率の解像度計算方法 | |||||||||||||||
解像度 | 1920 | x | 1080 | 1600 | x | 900 | 1280 | x | 720 | 960 | x | 540 | 640 | x | 360 |
上記解像度を 16で割った場合の値 |
120 | 100 | 80 | 60 | 40 | ||||||||||
上記解像度を 9で割った場合の値 |
120 | 100 | 80 | 60 | 40 |