久しぶりの中国。来たくもないのだが仕事なので仕方がない。
11/22,23及び27,28と2回に渡って、急遽香港経由、深セン〜珠海に出張してきた。
航空便は第1回戦はキャセイ・パシフィック、後半戦はタイ航空。
なお香港ドルは1HKD = 約10円、中国元は1元 = 約12円で計算していただくと分かりやすいだろう。
11/22の行きの飛行機CX2700便はガラガラだった。飛行機が1時間ばかり遅れて、
顧客に「ぢゃ、明日にして」と言われ打ち合わせが1日伸びてしまった。
後で聞いたところによると、飛行機は乗客があまりにも少なかったので、
もう少し集まるまで待っていたとのこと。
そんな話ってあるのか!?
キャセイ・パシフィックは2008年に1度福岡から台湾経由香港行きに乗ったことがあるが、
食事は途中台湾を挟んで前後2回出てきたし、
酢豚っぽいやつで結構食べれたので期待していたのだが、
今回行きの便の食事はソーセージにパテみたいなポテトと炒り卵と、
もちろんくそ不味くてまるでブタのエサみたいだった。
対してこちらは27日のTG652便。さすがタイ航空、チャーハンと白身魚の飯は食えたが
客が搭乗しているのにスッチーは後部に集まっておしゃべりに勤しんでいた。
スッチーはオバハンか男ばかりで、今回私の配膳はなんと男が持ってきた。
失礼にもほどがある。
香港のイミグレ。物凄い行列で、並ぶ気にならないほど混んでいた。
常に横入りしてくる中国人の習性にはほとほと呆れた。
香港国際空港を出たところにあるバス乗り場。ここでバスに乗って1時間ほど揺られ、
上水(Sheung Shui)という地下鉄の駅まで向かう。
バス乗り場はやたらタバコ臭くて参った。中国はタバコ天国である。
帰りの話だが空港行のバスにて咳をしている客がおり、
インフルエンザ2009に掛かっては大変と席を移動した。
なんちゅう吸殻の処理の仕方だろうか。未だくすぶっているものすらある。
これが会社の香港支社が入っているショッピング・ビル。
店内。香港は基本的に全部免税。
香港支社からの眺め。この光景に衝撃を受けた。なんという素晴らしい庶民っぷりだろうかw
上水の地下鉄ホーム。ここから中国本土のイミグレがある羅湖(Lo Wu)または
落馬洲(Lok Ma Chau)に向かう。一駅である。
なお、前者より後者のほうがたいがい空いているとのこと。
地下鉄の車窓から。右が旧深センタワーで左がつい最近オープンしたという新タワー。
夜になると趣向を凝らしたイルミネーションが彩りを添える。
商業ビルだそうで、やたらと高い家賃を取るそうな。
深センのイミグレを出たところ。写真は中国側。悪ガキが多い。
香港の出口と中国の入り口と2か所のイミグレを抜けなければならない。
中はごった返しており1時間近く居たような気がする。
中国の元の価値が上がったため香港に買い出しに行く人間が多いのだとのこと
こんな辺境の地でも日本人と見れば声を掛けてくる客引きがいるが、
残念、中国語などからきしの頭で聞いても何を言っているのか
さっぱりわからないので問題ない。
深セン市 福田区というところにあるGuang Dong Hotel。
警備員が眠そうだ。
中には数年前に来た際にも立ち寄った、蕎麦人が入っている。
ホテルは日本語が通じると言い、実際に通じるがサービスはとんちんかんで
日本のホテルのホスピタリティとは比べるべくもない。
部屋は1泊600元で朝食込、部屋の有線インターネットは無料。
ホテルの朝食は6時半からとのことで、6時出発の私はありつけなかったが、
6時からでもパンなら置いてあり、無料だとのこと。
ところが行ってみてハンバーガーを掴むと8元寄越せと言われた。
話の矛盾にほとほと呆れ、バカらしいので買わずに出てきた。
照明やエアコンなどは電子化されており、不便はなかった。
以下は2回目に泊まった部屋。前述の600元より安い部屋だったそうだが、
明らかにグレード・ダウンしている。
深セン支社が入っているビルの中の中華料理屋で夕食を採った。
牛肉と唐辛子の炒め物。美味かったが、最初私は唐辛子をそれと知らずに口の中に
放り込んでしまい、ひどい目にあった。
こちらは酢豚ならぬ酢海老。これも美味かった。
一見鮃か鰈のような魚だが、同僚曰く日本名は知らないがとても美味しいとのこと。
ところが南国の魚らしく肉がブヨブヨで、タイのナマズか雷魚のようだった。
要するに食えたものではないということ。
「嘉美軒」。前述の店の表看板。
外装と異なり店内の従業員は呼んでも返事をしないほど態度が悪く、
私はどうでも良かったが同僚は怒っていた。その我が社の従業員である中国人の同僚は、
こういった中国のみっともない側面を恥ずかしい、と感じている正常な(国際的に通用する)
神経の持ち主。もっとも、そうでなければ我が社で働けないが。
深センの街並み
ホテルの隣にセブンイレブンがあり、便利だった。隣のクラブ小田原が笑かしてくれる。
ビニール袋が有料なのには驚いた(0.02元)。
もっと驚いたのには会計が終わってビニール袋に入れてくれないので
呆けている客(私)を放っておいて同僚とおしゃべりに講じていた店員。
中国といえども見渡せばこの地域には日本語がゴロゴロしており、
しかもその殆どは飲み屋かクラブ。私は酒を飲まないので連中の気を知れないが、
この地の駐在連はなんだかなあ、と思う。
良く知られるところだが、中国人は日本人を上回るオタクである。
ゲームセンター?らしきものを発見。看板に注目。
何と書いてあるのかは分からないが、とりあえずAMDだから良いだろう。
早朝のホテル前。派手なネオンが目に付くお巡りのビークル。オーナーの姿は見えないが、
仮面ライダーの見過ぎではないかと思う。中国はやたらとお巡りがウヨウヨしている。
翌朝、深センより車で2時間半、珠海に到着。これでも早かった方なのだそうだ。
車窓から。
さすが田舎、深センを上回る庶民っぷりである。まるでプーケットだ。
珠海というだけあって、海がある。但し汚い。日本の本州の沿岸線と同程度だ。
小島は私の望郷?の琴線に触れる。
広州 南沙区 虎門大橋。
虎門大橋からの眺め。
アヘン戦争の舞台になったという川。川という規模を超えている。
この不時着したUFOみたいに見えるのはスポーツ競技場だそうだ。
深セン付近(宝安区)に戻ってきて昼食を採った。
「屯」は2階のクラブと合体した日本料理屋だ。
クラブの店員が料亭の店員を兼ねているようだ。
カレーうどん。値段は忘れたが日本円に変換すると5,6百円だったような気がする。
濃厚で辛かった。実は2回の渡航の両方ともこの店に寄り、
1回目はかつ丼を食べたのだが肉が硬くて不味かった。
同僚がコンビニで買ったタバコ。不味いからくれるという。
不味いとか感覚があればタバコなんて止められると思うのだが・・・
普段自分が吸っているタバコが売っておらず、50だか60元したという。知るか。
「HD TASTE SYSTEM」と記載があり、何のことを言っているのかさっぱり分からないが、
「HD」のロゴは明らかにパテント違反だと思う。w)
「屯」付近の街。
1回目の渡航時にスーツケースが壊れてしまった。蓋を閉めたら開かなくなってしまったのだ。
深センの会社を出るときに気が付いて焦ったのだがどうしようもない。
各イミグレでTSAの鍵か何かで開けられないか職員に聞いてみたが、
やる気のない中国系の係員達は聞く耳を持ってくれなかった。まあアメリカではないから。
2月に6,000THB (約16,564円、1THB = 約2.76円時)で買ったものなのだが、
1年も持たなかった。2度とこのメーカーのものは買わない。
家に帰ってこじ開けると、開錠するレバーの樹脂@が割れてレバーが必要以上に
開いてしまい、ベアリングAが所定の場所から落ちてしまっており、
ダイヤル錠と噛み合わなくなり開かなくなっていたことが判明した。
ベアリングを元の位置に戻そうにも、かしめてあるので開けられない。
2回目の渡航決定時、仕方がないので急いでデパートに行き新しいのを買ってきた。
6,291THBだが(約15,943円、1THB = 約2.53円)、バーツが下がっていたので
前より安く買えた。今度は鍵式のものを買ってきた。また虐待を疑われるので
断っておくが、我が娘を乗っけたのは私ではない、妻である。
しかし、何で嬉しそうなんだ・・・?
香港国際空港ターミナル1。キャセイ搭乗時に利用。
香港国際空港ターミナル2。スター・アライアンスが集結している。
ターミナル1よりチェックイン前のショップ街は充実していた。
イミグレとセキュリティ・チェックを抜け、まどろっこしいカーゴを乗り継いで
ゲート付近に来てみると、何か景色が似ているので不審に思ったのだが、
どうもターミナルは違えど搭乗するところは同じ場所に出るらしい。
なんと回りくどいことをすることよ。
香港国際空港のスター・アライアンス・ゴールド・クラス・ラウンジ。
ラウンジ内部。
食事はご飯ものがあり、そこそこの点数を与えられるラウンジだ。
しかしファースト・クラス・ラウンジとの境目がバリケードで仕切られているだけであり、
くだんのラウンジの使用客が不憫に感じられた。
ラウンジから下層の眺め。搭乗付近のゲートの様子を見れるのは良い。
23日、帰りの飛行機CX709便にて。
後ろの乗客(中国人のアマ3人連れ)がギャーギャーうるさくて参った。
3人掛けの真ん中を置いて向こう側の席に座っていたおっさんと、
顔を見合わせて苦笑した。
キャセイの機内販売で妻へのゴマすり目的で購入した腕時計。1,290HKD。
さすが中国人、CAは美人揃いである。
腕時計の購入は当初一番の美人と思えるCAに頼んだのだが、
商品を持ってきたのは別のCAだった。販売担当がいるのかもしれない。
とはいえ写真の彼女も大変チャーミングで、写真撮って良い?のリクエストにも
動じることなく自然な姿勢で対応してくれた。スター・アライアンス以外のグループでは、
キャセイという選択肢もあるな、と考えさせてくれた。
こちらは28日のTG607便。ラズベリー・ソース掛けプリンが美味かった。
白人のババァが連れているガキが始終これでもかと言わんばかりの音量で
声を限りに泣き叫んでおり、世の中世間知らずには際限が無いものよとひとりごちた。
そんなに泣くようなガキなら窓から捨ててしまえば良いのにと思った。