Blog in Bangkok@Thailand DVD&movie(映像)
■2020年9月10日: デッド・レイン (The Opportunists)
クリストファー・ウォーケンとシンディ・ローパー主演の、2000年の映画。
シンディ・ローパーといえば歌手なのかと思っていたら、女優業もしていたらしい。
二人とも、ちょうど私が子供のころ大ヒットを飛ばした俳優で、
Opportunistsとは日和見主義者のことらしいが、
日本語のタイトルは何でこんなタイトルになったのか分からない。
「デッド」は何も関係ないと思うのだが・・・
クリストファー・ウォーケンの方は、言わずと知れた007への出演。
デュラン・デュランの名曲が世界中で流行した。
シンディがブレイクしたのは、丁度マイケル・ジャクソンと同じころだったと思う。
「スリラー」や「バッド」が大流行し、TV CMの題材がムーン・ウォークだらけだったころ、
日本でも街ではどこでも「Girls just want to have fun」がかかっていた。
英語など分からない、子供の頃の私の頭が聴いたものでも、いまだにリズムが残っている。
あのころというのは、デジカメも携帯電話もなく、パソコンはといえば、
私のようなオタク少年がかろうじてクソNECのPC-98を持っているかな、という時代。
私とて携帯電話を手にしたのは、20を過ぎてからである。
あの頃の携帯電話は、でかくて、デジカメより重かった。
ちなみに、私のデジカメデビューは携帯電話よりずっと後で、
旅行に行くから買ったので、はっきり覚えている。2002年の暮れだった。
普通の人間の遊びと言えば、仲間と一緒に表に出て、
みんなで音楽を聴くとか、おしゃべりをするとか、バーで酒を飲むとか、そういうことだったのだ。
今みたいに、オンラインで繋いで家でゲームをするとか、ではなかった。
だいぶ脱線してしまった。
本作のストーリーだが、ギャングを引退しNYで自動車修理を営む
ヴィク(クリストファー・ウォーケン)の元に、
親戚と偽ってうさん臭い青年(マイケル、俳優は知らん)が訪れ、
ヴィクに再び現金強盗を焚きつける。
ヴィクは当初老いたから、と断るが、
しまいには背に腹は代えられないと引き受ける決意をし、
見事に仕事をやり遂げるが、言い出しっぺのマイケルは
間抜けな青年で、土壇場で失敗し、ヴィクは御用となってしまう。
ところが、こういう作品の常で、ヴィクは不起訴に。
で、シンディ・ローパー扮するサリーはどこに絡んでくるのかというと、
妻に先立たれたヴィクの愛人で、バー経営者として、大変いい味を出している。
週末にほのぼのしたいなら、ぴったりの一作だ。