Dog Diary - Melanie Walsh -
2014年3月7日:メラニー、猛特訓
昨年のダイアリーから、日本語で「おもちゃ持って来て」に答えられるよう、
本人(もちろん、人ではない)が望むか望まざるか(少なくとも、遊んでもらっているという感覚なので、
トレーニング中、犬は楽しそうである)は捨て置いて、真のバイリンガルを目指してメルの猛特訓が始まった。
犬に限らず動物の訓練は、根気勝負である。
新しい命令は全て、最初は全く何の反応も示さず戸惑うだけなので、
何だこいつは、分かってるのか?と思いたくなってくる。
それが、懲りずに毎日毎日コツコツと同じことを続けていると、条件反射である日突然出来るようになる。
一回覚えてしまえば、もちろん機嫌などにも左右されるが
(よくTVなどの愛犬ショーにて芸を披露できない動物がいるが、気が散っていると言うことを聞いてくれないのだ)、
概ね100%実行可能である。
下の動画でも明らかなように、犬は人間の言葉より動作の方が覚えやすい
(しかも、犬本人の意思もあるので、我々がこうやって犬としては覚えたくもない命令を教わるより、
普段の何気ない言葉の方が覚えていたりする。例えば、前にも述べたように私の名前だったりだ)
ので、最初は手旗信号から始める。
この動画でも、我が娘は私の身振り手振りを見ているのが良く分かるだろう。
そして、その身振りに言葉を添えてやることで、最後にはそれを命令として記憶するのだ。
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動画では、左から順に回を追うごとに進歩していっている様子が分かるだろう。
当然だが長距離の輸送以前に、前段階として目に見えている範囲内での、
日本語で縫いぐるみをキャッチする訓練も事前にこなしている。
特に、ウチの犬はカメラが嫌いなのでこういう試みでは苦労させられる。
カメラを向けていなければ、確実に持って来れることも多いのだ。
縫いぐるみが見つからないな〜、と思っていると、自分で押し入れの中から持って来ることもある。
メルは10歳を超えているが、年齢など関係ない
(余談だが、犬の年齢を人間の年齢に換算するのはナンセンスである。我々は異なる生き物なのだ)。
年をとると出来ない、と考える人は、何年経っても何もできない。
高校の時の担任の教師に、「今更人生」とよく言われたものだ。
そして以下は最後の動画。調子に乗って何度も往復させているが、さすがに5個は無理だったらしい。
本人は最後の私の命令も、命令そのものは理解しているのだが、
拗ねてしまっている様子が可笑しい。
犬は言葉を覚えない、理解できないと考えている人々は、可愛そうな人々である。
そういう人達は、心が狭いか、或は他のもの事でも何でも決めつけてこれはこうだ、
という狭量な精神の持ち主だろう。
今回の動画を見ても分かるように、犬という動物は人間の顔色を見て、
本当に良く人の言葉を聞いている。人間の赤ん坊だってそうだ。
我々が外国語を覚えるのと同じことだ。
センスのある人々は別として、最初はただの記号として、とにかくがむしゃらに覚えるしかない。
犬だって同じなのだ。
何も最初から出来ないと否定する必要はない。要はトレーニングである。
何事もそうやってお互いに切磋琢磨していくことが大切だ。
まったく、犬は表情豊かで癒される。