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■2011年7月21日:液晶モニタを注文 Cental RamaII

ナナオの27インチのモニタ、SX2762W-HXBKをwebで見た途端、欲しくてたまらくなった。

どうやって購入しようか検討した。

最近は転送.comなるものがあり、日本で注文し、海外へ発送してくれる。
この場合はEMSを利用するようだ。ただ当然海外への発送費とそして関税が掛かる。
この関税というのが曲者で、幾ら掛かるのか分からない上に、
その都度担当する係員の機嫌に左右されるのだ。基準のようなものはない。
タイの場合、だいたい電気製品であれば、2〜3割は確実に上乗せされると考えて間違いない。
「タイでも売ってるじゃん!」などとごねても効果は無い。
何しろ相手は役人なのだ。

関税の点で言えば、送料・関税自己負担にて会社の便を借りる手もある。
関税の処理には色々とテクニックがあるからだ。

だがまずは人柱的に転送.comを試してみることにした。
楽天を利用していると、頻繁に転送.comの宣伝が表示されるので、
楽天で注文し、転送.comの登録情報を入力する。
ところが・・・、ショップ側から転送.comのシステムには対応していないとのことで
注文をキャンセルされてしまった。
どうやら、ショップ毎に対応を確認しなければいけないようだ。
そんなことをしていたら、こと楽天に関する限り取扱店は見つからなかった。


ところで、大型ディスプレイと言えばタイでもhpのカタログには30インチの
モデル「ZR30W」が載っており、まあ店頭には置いていないだろうが
hpのショップで訊いてみることにした。向かった先は、お馴染みCentral RamaII。

ここがCentralデパートRamaII店2Fにあるhpのショップ
2Fの小さなコンピューターショップが潰れた跡地に東芝の店が出来ていた。 3F「banana IT」。相変わらず盛況で、日々進化を遂げている。

hpのショップで訊いたところでは、取り寄せで納期がおよそ30日掛かるという他は、
オフィスが閉まっている時間とのことで価格も分からないそうで、
問い合わせ先の電話番号を貰って帰宅し、翌日妻に頼んで訊いてもらった。
以下の通りである。

価格
税抜き価格: 78,500THB
税(VAT 7%)込: 83,995THB
円換算: \222,587(7/5のタイ・バーツのレート 1THB = 2.65円を参照)
(参考)日本での価格: 税込\197,400、但し法人での取扱い

注文方法・納期
Central Rama IIにまで赴き申し込み・引き取りが必要
支払いは引き取り時にクレジットカードにて可能だが、手付金は必要(金額不明)。
納期30日

さて、これはあくまで情報取りであって、さすがにこの値段では諦めた方が良さそうだ。


NANAO/EIZOのモニタはインターネット上ではタイでも流通しているようであり、
J.I.B. COMPUTERのサイトでもS2433WBKなるモデルが載っており、
こちらは宅配してくれるようだが注文時に前金で銀行振り込みが必要であり、
信用出来ないので敬遠した。

クリックして拡大 クリックして拡大
既に新型Fusion、AMD Aシリーズを搭載したPCが販売されていた。但しPOPの表記は相変わらず滅茶苦茶である。
モデルのクロックは間違えてるし、4MB L3って何だよ...w ここまで来るとむしろ笑える。ちなみに2枚の写真は別々の店である。
新しいVISIONのロゴステッカー。これらはそれぞれ直前の写真に対応している。皆が触るからであろう、だいぶ掠れているが、
原因はそれだけではなさそうだ。メタリック調を採用しており、パール剤の粒子が摩擦効果を高めている可能性もある。
おまけに下地は妙な具合の表面仕上げとあれば、剥がれてしまって当然だ。


このデパートに来ると毎度美女達に出会える。

クリックして拡大 クリックして拡大


結局、モニタは例によって父を頼ることにした。
当初は注文・購入し実家に届けて、父にEMSで発送してもらおうと相談したのだが、
父の方で海外発送を取り扱っている店を見つけてくれた。
価格.comで調べてナナオのモニタを選択してリストされた店を、
海外発送してくれるところがないかどうか、しらみつぶしに探してくれたそうである。

webpageにて確認したところ、確かに同店では相談次第では海外発送してくれるらしい。
早速メールで問い合わせすると、支払いは銀行振り込みでEMSにて発送可能とのこと。
こちらも結局のところ銀行振り込みなのだが、日本のショップでさすがに価格.comに
登録されているところなのだから問題ないだろうと判断した。

価格は
本体 \110,800(税込み)
送料 \ 15,000
合計 \125,800
とのこと。まずまずだ。送料15,000円は覚悟の上だ。

さて、注文の方は何とかクリアーした。後は関税の他に輸入規制もある。
ここで言う規制というのはそもそも輸出入自体を禁止する条項のことで、
例えば、エアガン、火薬、バッテリー、HDD、顕微鏡などが輸出入を禁止されている
(厳密には不可能ではないのだが、数段敷居が高くなっている)。
せっかく購入できても税関で没収されては堪らないので、
まあ大丈夫だろうと思いつつも会社の総務に訊いてみた。

その結果、液晶モニタはタイに輸入可能。
ついでに関税についても調べてくれたので以下に記載する。

PC用の液晶モニタの場合、2台までは無課税。
TVまたはTV試聴機能があるモニタの場合、20%が課税される。
但しどちらもVAT 7%は徴収されるとのこと。つまり、TVの場合は27%課税されるということだ。
例によって何故?どうして?は訊いても無駄。そういう法律だというだけだ。

これで関税と輸入規制はどうやら目途が立ったが、未だ問題はある。
それはインボイスだ。物品を輸出入する際、誰が見ても何だか分かるもの、
例えば手紙などは誰にも差押えされないが、そうではないもの、
液晶モニタの場合、タイくらいなら何ともないが中央アフリカに送るのだとしたら
現地の人達はそれが何だかは分かるかもしれないが、あまり見たこともないし、
仕様とかそういったことにはあまり詳しくないかもしれない。
そんな時に資料として、ある程度物品の素性を書いてやるのがインボイスだ。

インボイスは書類である。
通常、例えばソフトウェア等は外から見てもそれと分かるので税関ぐらい素通りするが、
ナナオの巨大なモニタのように値の張るようなもの、特にタイに送るとして、
タイでは売っていないようなものや関税のレートが決まっていなくて、
価値を推し量り難いようなものの場合は、税官吏がそのものの価値を決めて、
幾ら関税を掛けようか判断を手伝ってやるために添付する。
何でそんなことをしてやらなければならないのかって?
しなくても結構。通関できないだけだ。

このインボイスというのが、ショップ(小売店)程度の規模では
そこまでフォローできないので知らないよ、といって無添付で送り出すのだが、
これが税関で「何でインボイスが付いていないんだ」、
ということで押し問答の原因になることがしばしばある。
私もそれを懸念していたのだが、こちらから英語のページの仕様表を印刷して持って行けば良い。
また関税は郵便局まで支払いに(引き取りに)来いと言われる可能性が大だが、
それも妻に「そんときはよろしく」と頼んであった。
何しろ妻にもボーナスのお裾分けをしているのだ。手伝ってくれない筈はない。

海外に在住しているとこういった趣味の分野での欲求は大きなジレンマで、
人脈やそういった知識の有無が事の成否を左右する。
持てる手を駆使して望みを達成したい。


インターネット時代、若い連中には何でもE-mailを送れば伝わった気になっている輩がいるが、
そんなのは世間知らずも良いところで、とんでもない話だ。
何事も根回しが肝心なのである。

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