■2011年1月29日:acer Aspire One 522を購入(Central Rama II JIB Computer)
本ブログで記事にするのは初めてになるが、今回はAMDのAPUに関する情報を。
以前からだいぶ話題にはなっていて、商品そのもののリリースも始まっていたのだが、
私は記事というものは自分の目で確かめたか、
或いは購入して自分で確認しない限りものにするつもりは無いので、
遅ればせながら登場となった(情報を伝聞するだけのサイトなら他に幾らでもある)。
Fusion という名のAPU (Accelerated Processing Units)のリリースがいよいよ始まった。
APUというのは簡単に言うと、ノースブリッジの一部とCPUとGPUをひとつのダイにまとめたものだ。
ノースとCPUが統合されているので、Hyper Transport (FSB)の概念が無い。
分割されていたものを統合した以上、個別の機能のアップグレードは今までより困難だが、
一番の特徴は低消費電力性と高コスト・パフォーマンスだ。
そのAPUは、大きく分けて
デスクトップ・メインストリーム向け
ノートブック・メインストリーム向け
ノートブック・低消費電力型向け
の3つに別れ
(デスクットップ・パフォーマンス向けには、今まで通りディスクリート・タイプの新型CPUが用意される)、
今回まず最初にリリースされたのは、従来AMDが弱いとされていた低消費電力型ノート向け。
即ちコードネーム"Brazos"。これはプラットフォームのコードネームで、
APUのコードネームは"Zacate (CULV向け)","Ontario (Netbook向け)"の2路線に分かれる。
統合するCPUはどちらも同じ"Bobcat"だ。
プラットフォームについては分かり難いが、こちらにまとめてあるのでご参照願いたい。
このCPUは2ライン4モデルあり(こちらを参照)、それぞれZacate向けとOntario向けに分かれる。
さて、タイでのAPU1番乗りはacerで、10.1インチのAspire One 522と、14.1インチのAspire AS4253シリーズの
2ラインある。どちらも日本未発表モデルで、APUはAspire One 522がOntarioであるAMD C-50を搭載し、
AS4253はZacateのAMD E-350を搭載している。
事前にインターネットを見ていたところ、InvadeにてAspire Oneの情報が出ていたので驚いた
(昨年度の"Nile"搭載モデルはタイでは未発表のまま)。
続いてPower BuyにはAS4253が掲載されており、JIB Computerのサイトでは両方載っていた。
少し前から妻が液晶モニターが欲しいと言っており、それも可愛く頼むので買ってあげる気になっていたのだが、
先日彼女が会社付近に出てきた(会社を辞める前はそこに住んでいたので、家族やら友達やらがいる)際に
丁度良い口実ができたとCentral RamaIIに行ってきた。
このデパートに4件ある比較的大きなパソコン・ショップを見て回った。
Central 4FのPower BuyではE-350を搭載する14.1インチのAS4253が置いてあったが、
2.2kgのモデルであり、興味が無いので良く見てこなかった。
Central Plaza 3FのJIB ComputerにはAspire One 522しか置いていなかった。
同じく3Fのbanana ITにはどちらも置いていなかった。
2FのHARDWARE HOUSEに着いた頃には、既にAspire One 522のことで頭がいっぱいになっていて、
Fusionモデルが置いてあったかどうかすら忘れてしまった。
この後液晶モニタも含めて買うか買わないか決断する時間を稼ぐ為に例(@A)の「YAYOI」で夕食を摂ることにした
(妻は自分が興味の無い電気製品売り場で亭主が悩んでいると大変不機嫌になる)。
私は豚肉の生姜焼き、妻が鶏肉の甘酢揚げの定食を注文し、2品で265THBかそこいらの飯を、
鶏肉が不味いと不満をこぼす妻と一緒に、私は日本米なのだろうが殆どひとかたまりになっている
米を味噌汁で掻き込みながら、どうせ買うことになる買い物のことを一生懸命考えていた。
Aspire One 522は以下の2機種あるのだが、JIBでは安い方のモデルしか売っていなかった
(Invadeのサイトには2モデルともエントリーしていた)。また本体カラーもブラックのみだった。
C58kk/8010 AMD C-50/memory DDR3 2GB/HDD 500GB/W7 Starter/12,829THB (VAT7%込み)/約34,125円
C5Ckk/C006 AMD C-50/memory DDR3 1GB/HDD 320GB/No OS/9,619THB (VAT7%込み)/約25,587円
なお円換算は1/27の為替レート 1THB = 2.66円を元に計算している(タイ・バーツは現在非常に安い)。
HDD 500は惜しいが、メモリは買い足せば良いし、W7 Starterなど要らない
(壁紙が変更できないのでは話にならない。Microsoftのこの措置は理解に苦しむ)。
acer Aspire One 522 C5Ckk/C006。
実際の買値は8,900THBのVAT(付加税)7%掛け端数切捨てで=9,520THBだった。
上述の計算でいくと約25,323円だ。ASUSのパソコンを買うと外付けDVD±RWドライブが付いてくるのに、
このモデルは付いてこないのかと聞くと、「acerはそういうのはやっていない」とのこと。
外付けDVD±RWドライブは1,500THB前後で売っていたが、家に3台もあるので今回は買わなかった。
他にガラクタ一式が付いてきたのだがそれは後日、本機のレビュー時に紹介する。
OSは少し前に会社の先輩からW7 Home x32 英語・OEM版を3,550THBで購入したのがあり、
下記のメモリと合わせると13,915THB = 約37,014円。
37,000円!こんな値段でノート・パソコンがしかもこんな小型なのが買えてしまうなんて驚愕だ。
タイ人の店員は相変わらずちんたらしており、購入の意思を告げてから会計が済むまでに30分も掛かった。
おまけに他の店員が店のシャッターを途中まで閉め始めた。
メモリーを持って来いと頼むと、デスクトップ用のものを持ってきたので、
それじゃなくてSO (Small Outline) DIMMだよ!と言って換えさせた
(購入したメモリはKINGSTONのPC3-8500 (DDR3-1066) CL7 2GB SODIMMで845THB(VAT7%込み))。
さらに彼は「メモリー交換してあげようか?」と言ってきたが辞退した。
acerのサービスセンターに送られたのでは堪らない(まさか彼がやってくれるわけではないだろう)。
acerのノートの箱は外側が無地のダンボール箱で内側がパッケージ箱の2重になっているのだが、
彼は外側の箱のフラップを内側にたくし込んで中箱を入れようとしていて入らなかったので、
何をしているのかと指摘してやった。それでも彼は「いやそのほうが便利かと思って」と意味不明なことを言っていた。
そして保証書カードが入っている糊付きの小袋を制止の声も間に合わず、内箱と外箱の間に押し込んでいた。
帰ってきてそれを取り出してみると、箱のパッケージに醜い汚れが転写していた。
タイ人店員に繊細な神経を要求する方が無理というものだ。
液晶モニタの方は、自分用に新しい24インチかそれ以上のサイズのものを購入し、
お古のacerの24インチを妻に上げれば良いやと考えていたのだが(彼女も同意していた)、
Centralあたりじゃ24インチなんて売ってないかな〜と危惧していた通り、
どの店もMAXで23インチまでしか置いていなかった。
それでも、では新しく23インチを妻に買ってあげればいいのだと考え直して買ってきた。
購入した同じくacerのモニタ。現行モデルだ。4,804THB(VAT7%込)/12,779円。
液晶モニタも23インチがこんな値段で買えるようになったのだから、何と言うか世も末だ。
解像度は1920 x 1080に対応し、接続端子はDVIとD-subを1ポートずつ備える。
つるピカ画面で、SamsungやLGの発色とコントラストが嫌いな私にとっては、そこそこ映りは良い。
家庭で使用する分には十分。SamsungやLGは値段が高くてイカン。
しかしやはり画像の編集はNANAOだ。
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JIB COMPUTERにて
最新のCPUの後列でずっと売れるのを待つSempron 145。
頑張れ、Sempron!!(笑 |
いくらローカルのデパートと言えども、スター・バックスくらいはある。
21:00まで営業している。こんな辺鄙なデパートまでのこのこやってくる
日本人(白人は時々いる)は、
キチガイか我が社の従業員くらいのものだ(Yさん、失礼!)。 |
今回はさすがに妻が一緒なので、オマケ・ショットをテイクするチャンスには恵まれなかった。
Aspire One 522のレビューをお楽しみに。
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カテゴリ:市場調査・非パンティップ
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