■2012年4月13日：ソンクランのパンティップ・プラザ

プーケット行がおじゃんになったことで、さてではどうするかという話になり、
妻がサメット島はどう？と提案してきた。
サメット島の噂は私も聞いたことがあり、なかなか魅力的だったので検討してみた。

が、島だけにリゾートの数は少なく、翌日の宿泊の予約などできるはずもない。
インターネットで調べた限りではどこも満杯。２カ所ほど空いていた。
その内の１カ所、料金が4,000THB程度のところは、どうみてもバンガロー。却下。
もう１カ所、当地で一番のリゾートは6,900THB。
おいおい、ちょっと高すぎやしないか？

サメット島はラヨーン県から舟で渡らなければならない。
ラヨーンにはエカマイから３０分置きにバスが出ているが、私は知っている。
このバスというヤツは時間通りに行っても来なかったり、来ても満席だったりして
ソンクランのこのくそ暑いときに２時間も３時間も屋外で待つはめになることを。
加えて、通常は３時間程度の道のりも、祝日であるために渋滞する可能性がある。

さらに、前述のリゾートには港から日に３本ボートが出ているらしいが、
時間に間に合わなかったら？
私たちの計画は、朝早く出掛けるものではない。
娘（犬、メラニー）を預けなければならないからだ。
ボートはパブリックのものがいくらでも出ているらしいが、
事情を知らない私たちには不利だ。不安定要素が多過ぎる。

そもそも、当初の計画が狂ったことで面倒臭いモードが蔓延していた。
事前に計画し、準備していた場合とは異なる。
決まった時間に飛行機で飛んで残りはちょろっとバンで運んでもらうのとは違うのだ。
バスはスーツケースで荷物を運べない。鞄には鍵を掛けられないので、
サメット島の得体の知れないリゾートではセキュリティを保持できない恐れがある。

何より、一旦行かないことに決まった旅に出ることで、メラニーに会えなくなるという思いが辛かった。
そこで、結局聖地パンティップに旅することにした。
Diablo IIIに備えて2ndマシンをこしらえておくのも悪くない選択肢と言えた。
但しこの時期（ソンクラン）にバンコク市内を歩くには注意が必要だ。
無差別に水を引っ掛けられる恐れがあるからだ。
うっかり水鉄砲がデジカメや携帯電話に命中しようものなら、目も当てられない。
極力徒歩で移動する区間を短縮するのが得策だ。

手持ちのパーツでCPU、マザー、メモリ、HDDは予備があるので、
購入するパーツは以下の通り。
ソケットの脱着が困難なPhenom IIは使いたくはなかったが、背に腹は代えられない。
せっかく浮いた費用で余計なものを買ったのでは元も子もない。

【購入予定リスト】

ケース
電源
光学ドライブ
OS
グラボ（これは後でも良い）
スピーカー（これも後でも良い）

これを全て一度に買って持って帰ってくるのは不可能だ。
どの道狙っているグラボはRadeon HD 7850か7870であり、
未だ売っていなかったので次の機会にすることにした。

ところがソンクランのこの時期、ショップは半分がた閉まっていた。
各ショップには休店を知らせる貼り紙が貼ってあり、
4/12-16は休み、というところが多いようだ。中には11-17まで休みという店もあった。
1Fのケース専門店が閉まっていたのは痛かった。
パンティップでこのエリアを逃すとまともなケースは売っておらず、安物しかない。
こうなるとどうせ新型のAMD FX (Piledriver)が発売されたらまた買うのだからと、
割り切って後々売っても良いレベルのケースを買うことにした。

1Fの催物エリア。ここがこんなにがらんとしているのは初めて見た。	右手が1Fのケース屋。ここが閉まっていたのは痛かった。
かろうじて撮影できたキャンペーン・ガール。	尻が痒いらしい。

空いている店はJIB COMPUTERやbanana IT、hardware houseなどチェーン店が主だった。
必要最小限のものは揃うレベルだったので、何とかなった。
ソンクランに行く宛てのない方、或いはソンクランにバンコクに訪れた方などは、
買い物に来てみるのもいいかもしれない。空いているので買い物は普段より楽だろう。

買ってきたもの。
ケース：1,090THB、OS W7 home x64：3,600THB
電源500W：1,300THB、x24 DVD±RW：600THB
OSは値上がりしたらしい。ファックMicrosoft。
この日のタイバーツのレートは1THB = 約2.64円。

とりあえずこれで休みにやることができた。

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