■2012年8月15日:Diablo IIIその他のクラス
前回までにMonkとWitch Doctorについては簡単に紹介してきたので、
今回はその他のクラス、BarbarianとDemon Hunterについて話をしたい。
Wizardについては今までにもざっと触れてきているし、ありふれたクラスなので
問題ないだろう。
また一応全クラスで一人ずつ、Normalモードはクリアした。
さて、本題に入る前にまた少しDiablo IIIの特色について書いておこう。
RPGでは通例のHP(ヒット・ポイント)/MP(マジック・ポイントorメンタル・ポイント)だが、
このうちDiablo IIIではLifeがHPにあたる(HPというのは国産ゲームの言い回しで、
海外のゲームではあまりお目にかからない)。
そしてMP、つまり精神力に当たる能力は、シリーズの従来作では各クラス共通でMANAと
呼ばれていたが、今回はクラスによってその名称と特色に変化が与えられた。
まあ内容的には魔法やスキルを使う能力、ということに変わりは無い。
クラス | 精神力名称 | 初期値 | Passive Skill等で 上昇する最大値 |
回復手段など |
BARBARIAN | Fury | 100 | +20 | 攻撃を受けるか敵を殴って充填する。 但し使わないと徐々に減少していく。 |
DEMON HUNTER | Hatred | 125 | +25 | 自動回復、敵に攻撃がヒットしても充填される 直接攻撃スキルに使用 |
Discipline | 30 | 自動回復、罠などのスキルで使用 (スキル使用の際に HatredとDisciplineを選べるわけではない) |
||
MONK | Spirit | 150 | +100 | 敵を殴ると充填する。 |
WITCH DOCTOR | MANA | 150 | +20 | 自動回復、レベルアップ毎に最大値が上昇 |
WIZARD | Arcane Power | 100 | +20 | 自動回復 |
このうち、キャラクターの成長とともに能力の最大値が上昇するのはWitch Doctorのみである。
つまり、レベルが上がったからといって、Wizardの魔法使用回数がバンバンUPするわけではない。
【 BARBARIAN 】
バーバリアンを実際に使用してみると、序盤装備が揃わない段階では強敵に全く歯が立たず、
肉弾戦が専門の分際で死にまくるので「何だ全然使えねえじゃん」という印象があった。
しかし他キャラが手に入れた装備や、ショップで思わぬ掘り出し物などに当たり、
装備が充実してくると俄然接近戦屋としての頭角を現してくる。
最終的にDiabloを倒すまでにはついに体力/攻撃力/防御力全てMonkのそれを超えていた。
こうなるとどんどん強くなる。Normal LevelはDiabloも楽勝。
WizardとWitch Doctor等のスキルそのものが戦力となるクラスと異なり、
単純に良いアイテムを揃えれば強くなるBARBARIANは楽天的なクラスと言えるだろう。
但しやはりMonkのように多彩な回復スキルは持っていないので、油断すると直ぐ死に至るのは要注意だ。
感覚的に攻撃力はBARBARIAN、生存性はMonkと分けられるだろう。
そのBARBARIANのスキルだが、能力値をUPするスキルと集団攻撃スキルに於いて
やや選択を迷うところがあり、以下表にしてみた。
習得 レベル |
スキル名称 | スキル 区分 |
効 果 | 効果 範囲 |
持続 時間 (sec) |
消費 Fury |
再充填 時間(sec) |
13 | Revenge | Might | 攻撃を受けた際に15%の確率で ダメージ(220%)を与える。 体力回復の効果もあるが前述のように ギャンブルのようなものなので、 対ボス戦等では当てに出来ない。 |
その辺 | - | - | - |
17 | Threatening Shout | Tactics | 受けるダメージを20%減少する | 25ヤード | 15 | 15 | 15 |
19 | Earthquake | Rage | ダメージ(2000%)呪文。 本当に壮絶なダメージを与える。 まさにここぞという時に使えるスキル。 |
18ヤード | 8 | 50 | 120 |
22 | Battle Rage | Tactics | ダメージ(攻撃力)+15% クリティカルヒット確率+3% |
本人 | 30 | 20 | 30 |
22 | Ignore Pain | Defensive | あらゆるダメージを65%減少 | 本人 | 5 | - | 30 |
25 | Call of the Ancients | Rage | 3人の先輩馬場を召喚し、戦ってもらう。 使ってみれば分かるが持続時間が 短すぎてあまり役に立たない。 |
- | 15 | 50 | 120 |
26 | Overpower | Might | ダメージ(165%)呪文。 | 9ヤード | 一瞬 | - | 15 |
28 | War Cry | Tactics | 防御力+20% 発動時にFuryが30補充される |
50ヤード | 60 | 30 | 30 |
30 | Wrath of the Berserker |
Rage | スーパーサイヤ人になる(笑 クリティカルヒット確率+10% 攻撃速度+25% ドッジ(回避)チャンス+20% 移動速度+20% |
本人 | 15 | 50 | 120 |
能力値アップのスキルを攻守ともに一つずつキーを割り振るとしたら、
防御力を上げるスキルは多くあるが、マルチプレイを楽しむ上では他プレーヤーもその恩恵に預かれる
”War Cry”がベストだろう。攻撃力に関してもスキルによるテコ入れをしたいのでBattle Rageも入れておいて、
あとBerserkerは別枠である。Berserkerスキルはスキル再使用までの充填時間が長いので、
Earthquake、Call of the Ancientsと並んで必殺技扱いである。
Berserkerスキルはスピードもアップするので、通常のスピードアップ・スキルである”Sprint”と組み合わせれば、
100m走者になれる。
往年のWirlwindも健在。今回は「II」での最終到達スキル、というような扱いではなく中堅スキルとしての登場だが、
使えることに変わりは無い。
LeapはWizardのTeleportと並んで余り使い道が無い。cooldown時間が設けられてしまったので、
全く使い物にならないと言っても言い過ぎではないだろう。
「II」でのLeap/TeleportはAct IIの最終ステージとAct IIIのFetish jungleがあったればこそ有用だったのだ。
【DEMON HUNTER】
DEMON HUNTERは「II」のAmazonのイメージチェンジである。
それに、ASSASINの要らない罠スキルがいくらか搭載されている。
当クラスの公表時にはAmazonの不在を知って随分寂しい思いをしたものである。
「II」にてAmazonは遠・近距離両対応クラスとして話題を集めたが、
結局は防御力不足で弓兵になるのが落ちだった。
が、それはBlizzardの味付けの問題であって、改善は可能なのだ。
そんなわけでDEMON HUNTERは当初弓をピヨピヨ撃っているだけの退屈なクラスであり、
早々に対ボス戦等で攻撃力不足が露呈し敗退するのが落ちだろう、ぐらいに考えており、
予想通りレベル10辺りからそのような傾向を示し始めたのだが、
レベル12でChakramのスキルを覚えると様相が一変する。
このスキルは手裏剣状のエネルギーを前方135°位の射角で打ち出すのだが、その威力の大きいこと。
「何だ、強いじゃん」が正直な感想だった。
その後も使えないスキルもあるものの、Fan of KnivesやSpike Trap、Multishot等、
弓にこだわらない多彩な間接攻撃スキルを習得する。
この装束だと一見ゴキブリのように見えるDEMON HUNTERだが・・・
最後にNightmareモードについてだが、これも各クラス一人ずつ最初だけ齧ったが、
一言で言うとキツイ。
前作からのお約束でBarbarianやMonk等の肉弾戦クラスは未だ何とかなるが、
Witch Doctor及びWizardは直接攻撃能力が無い分如何ともしがたく、
一体何処までINTを上げればいいの状態。
IIIではI・IIと異なり、魔法使いの魔法も手に持っている武器のダメージをベースに
MonkならDEX、WizardやWitch DoctorならINTが関係してくるため、まことに頭が痛い。
参考までにNightmareでまともにプレイするには、序盤のAct IだけでもDPS 600は欲しいところだ。
MONKなどは防御・回復スキルが豊富なので攻撃力優先で強化すれば良いのだが、
BARBARIANはあまり回復スキルを持っていないので、ある程度防御力も上げなければならない。
そしてDEMON HUNTERは防御力を上げるスキルが無いので、攻撃力を犠牲にしてでも
防御力を上げないと、NightmareはNormalのようにスイスイとは進まないだろう。
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