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またまた緊急で出張した。
本当はもう数日あとに更新する予定だったのだが、T氏の要望で仕方がないので早めにUPした。
今回の行先はメキシコだというから尋常じゃない。しかもタイから。旅の日程は以下の通り。
道中はとにかく時差に苦しめられた。到着すると日付が戻ったり移動するとまた進んだり、本当に訳が分からなくなった。
出発日 | 時刻 | 便 名 | 出発地 | 到着日 | 時刻 | 到着地 | 出発地に対して 到着地の時差 |
備 考 | |
1/19 | 22:40 | NH174 | BKK | -> | 1/20 | 06:30 | HND | +2 | |
1/22 | 00:05 | NH1006 | HND | -> | 1/21 | 16:55 | LAX | -17 | 日本の本社に出頭 |
1/22 | 08:02 | UA1535 | LAX | -> | 1/22 | 13:13 | GDL | +2 | |
1/26 | 14:07 | UA1538 | GDL | -> | 1/26 | 15:29 | LAX | -2 | |
1/27 | 00:10 | NH1005 | LAX | -> | 1/28 | 05:15 | HND | +17 | そのまんま出社 |
1/30 | 00:30 | NH173 | HND | -> | 1/30 | 06:00 | BKK | -2 | そのまんま出社 |
記号略: NH:ANA / UA: ユナイテッド航空 BKK: Bangkok / HND: 羽田 / LAX: Los Angeles / GDL: Guadalajara |
この時差が厄介だ。何しろ、単に出発地と到着時の差の計算だけではない。
現地国から日本なりタイなりの時刻を逆算せねばならず、
旅行会社の方に便の変更など深夜に電話してしまったりした。
参考に、以下にタイを起源とした時差表を記す。
所要 | 時差 | |
Thai | 0 | 0 |
東京 | 6h | +2h |
Los Angels | 10h | -15h |
Mexico Guadalajara | 3h | -13h |
タイから日本へ |
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ってか何で日本ってこんなに寒いの! |
長距離の移動で少なくとも航空便はANAだったのが慰めだったが、
新聞を所望したところ、そのサービスは承っていないと言う。
エコノミーでは新聞を貰えないらしい。知らなかった。
余談だが、ビジネス(出張旅行)はエコノミーである。
LOS行きの機内はやたら狭かった。バンコク→羽田線の方が座席は広いくらいだ。
機内では2,3時間おきに起きては寝てを繰り返して過ごした。
アメリカの海外線が近くなると、私の感触としては相当揺れまくった。とてもではないが揺れて食事など食べれる状況ではない。
そのため食事は美味かったのだが1/3くらい残してしまった。スッチー等が涼しい顔をしていたのが信じられなかった。
それでも、今回は飛行機恐怖症が発症しなかった。
これはひとえに、事前にラウンジのWiFi回線を利用して妻とSKYPEで
ビデオ・チャットをし、リラックスしていたのが効果があったものと考える。
この分ならイスタンブールにも行けそうだ。
LOSでは時間が無かったが泊まったホテルは24時間日本人が常駐しており、
大変サービスが良かったが、部屋の冷蔵庫が空っぽだった。そこでフロントに降りたところ、
このホテルには売店は無く両替も出来ないそうだが飲料やつまみはフロントで販売しており、
部屋代にツケてくれるとのことでスターバックスのコーヒー牛乳を2本買った。
(到着時に1本、夜中に起き出してもう1本買った)
また備え付けの歯ブラシ・髭剃りが無かった。部屋のWiFiは無料。チェック・イン時にパスワードをくれる。
朝食は7-9時だそうだが、私達は5:30出だったので味わうことは叶わなかった。自慢の和食を試せなくて残念だ。
コーヒーだけはフロント脇に用意されていたが、インスタントを薄く伸ばした代物で、とても飲めたものではなかった。
が、帰りに立ち寄った際には美味いコーヒーだった。どうやらムラがあるようだ。
まるで我が社の製品のようだ。
実は私は20年前にもLosには高校の修学旅行(それが初海外だった)で来たことがあるのだが、
当時の記憶など観光地で遊んだことは覚えていても、その他のことはみんな空っぽだった。
しかも当時はカメラといえばフィルムカメラで、写真も何も残っていなかった。
Los Angelesは到着時、日本とは打って変わって春のような心地良い陽気だった。
ホテルの従業員によれば、今年は例年より暖かいという。帰りは霧が出ており、日本ほどではないがかなり寒かった。
Los Angeles | |||||||||
UAラウンジのベーグル の写真はこちら |
Mexico/Guadalajara
メキシコ第二の都市、グアダラハラ。滞在したのはラ・ティヘラという郊外の町だ。
埃っぽく春のような陽気で、鼻炎の症状が出た(花粉症ではなく、私は日本ではアトピー性鼻炎と診断されている)。
宿泊したのはRAMADA系列のencore hotel。ここに4泊した。まるで休暇旅行のような宿泊日数だ。
1泊1,280MXN(朝食付き)。で、部屋のWiFiは無料だが場所によって電波が悪いところもあった。
全室禁煙。部屋には冷蔵庫が無い。売店も無いが、大通りの反対側にセブンイレブン有り(徒歩10分)。
バスタオルがタイヤみたいな匂いがした。
旅行時のメキシコ・ペソの為替レートは1ペソ約7円。ペソは一般的には$と表記するらしい。
Losからの渡航に使用したユナイテッド航空便は非常に安く、飲み物しか出ずTV番組すら有料で
(画面にカードを通すようになっている)、極限までコストを抑えている様子が窺えた。
encore Hotel / 空港・航空便 | |||||||||
この地域は英語ですらかなり覚束ない。
スターバックスのコーヒーはやや酸味が強かった(アメリカン)。
適当なサンドイッチとコーヒーのtallサイズで82ペソだから、やはり日本よりは安い。
会計をした後に店員に何処から来たのか訊かれ、日本人だけどタイに住んでいると告げると、
なんとその店員は日本語で「日本語を話すことができます」と答えた。
こんな郊外のスター・バックスなのに、感心なことだ。
得意先で聞いた話だがメキシコでは最も重要な食事の時間はランチで、
さらに14:00がこのランチタイムらしく、これを中心に行動するので調子が狂った。
デフォルトでチップという価値観のある土地柄は、馴染むのに苦労しそうだった。
La Tijera (郊外) | |||||||||
グアダラハラでもラ・ティヘラはどうということのない田舎だが、中心部のセントロという地域は
グーグルで検索すると”西部の真珠”と呼ばれるほど美しい街、と言われているらしい。治安も良いそうだ。
実際街並みは異国情緒に溢れていたが、結局のところゴミゴミした街だった。
Centro (市内) | |||||||||
車窓から | |||||||||
何処の国でも壁の落書きはあるものだが、この国のそれは格が違う。全ての壁が落書きされていた。 |
最近、T氏から面白い話を聞かされた。
何でも、私の記事は各ページ毎に最下部で”毒を吐く”表現がなされているとのこと。
彼はそれを読むことを至福の時と考える危篤な人物だが、
最近私のHPの構成が写真をリンク表示させる形式に変化してきているために、
その楽しみが減じてしまっており大変残念だとのこと。
もとい、この形式を止めて欲しいとのことだが多数の写真の編集には莫大な手間が掛かり、
ますます時間の無くなっている最近ではその期待を満足させるのは困難であり、
”毒を吐く”とはどのようなことなのか理解しかねるが、だいたいそのようなこと、と想像されることを
今後は”致死性”の毒に変更することで要望に応えたいと思う。
では”致死性”の毒とはいかなるものか。
ちょっと最近久しぶりに日本のバカドラマを見る機会があり、感じたことがあるのでネタにしたい。
今回の出張にしても我が社はその業種の性質上、スケジュール的に厳しい出張が多い。
とはいえ営業君にしてみればこんなものは何ほどのものでもなく、日常茶飯事だ。
彼がそう考えているかどうかは知らないが、業務である点を除いても、海外出張から得られる経験は多い。
スケジュール管理、セルフ・コントロール、社会性。
現代では海外出張と聞くと尻込みしてしまう若者も多いが、海外生活に慣れてしまっている私にとっては、
飛行機に乗るのが怖いことを除けば、大したストレスも無い。
ウソみたいな話だが海外出張と聞いて会社を辞める人間もいる。
あんた何で給料貰ってるのか考えたことあるの?と言いたくなる。
会社を辞める人間の辞める理由はいろいろあるだろうが、根底には”嫌だから”があるのは間違いない。
何かが気に入らないのでなければ辞める必要が無いからだ。
他社からもっと良い待遇でオファーがあったから。それとて現在在籍する会社の待遇に不満があるからに他ならない。
そういった人々は、まず自分が”嫌になる”原因を知る必要がある。
本人のために敢えて言えば、違う会社に就職させてもらったからといって、また”嫌になった”らどうするというのか?
私はこれを2度の転職で学んだ。それだけでも、随分貴重な時間を無駄にしたものだと思う。
”会社が変わらない”のは当たり前である。”会社を変える”などというのはお門違いだ。
会社を変えるという仕事は然るべき人物の仕事であって、他の人間が口を出すことではない。
意見とは、求められたときに発するものであり、訊かれもしない意見をべらべら述べるのはガキだけだ。
会社を変える前に、まず自分が変わるべきである。
自分が変わっていないのに雇う側に変われというのはおかしな話で、自分が変われば周りも変わるものなのである。
具体的には、相手によって対応の仕方を変えてみるとか、今までしていなければそれをまずやってみることだ。
それももちろん、相手の考えや反応を理解した上でのことだ。
この人にこう言ったらこう出るだろうな、ということを読まなければならない。
ケンカは必ずしも必要ではない。怒鳴らなくても、同じことを伝えることは出来るからだ。
そういう人間は、怒りをコントロールする術を身に着けてから出直す必要がある。
よく単に自制が利かないだけなのに自分は短気だとのたまうバカがいるが、
そいつは一度豆腐の角に頭をぶつけて怪我をしたほうが良い。
これは、私が最初に勤めた会社のある偉大な営業部長の言である(もし未だ存命なら彼に幸多くあらんことを)。
我が社には5つの”あ”というのが掲示してある。それは即ち、
あせるな
あわてるな
あきらめるな
あてにするな
あたまにくるな
毒、吐き過ぎ?