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Koh Samet (Samed) 2012年12月

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Diablo IIIをプレイする間を惜しんで作業して、ようやくUPできるようになった、
サメット島の旅行記をお伝えする。旅行中に先行で掲載した記事はこちら
サメット島は、パタヤーよりさらに南東に行ったところにあるラ・ヨーン県の沖に浮かぶ島である。
飛行機で直接行く手段はない。同島はタイ湾に面しており、サムイ島と並びアンダマン海に位置する
プーケットやピピ島と違って、スマトラ島沖地震による災害の心配が無いのも特徴だ。

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上述の記事に大まかな地図は載せたが、さらに詳細な地図を掲載した。

今回は妻のご兄弟の方々との家族旅行だった。私が企画し、費用は全部私持ち。
サメット島へはバンコク市内から車で4h位。
我々は乗用車で行ったが、バンコク市内から本土側のラ・ヨーンまでバスも出ている。
ただそれだと停留所から港までさらに移動しなければならないのでちょっと不便だ。
ラ・ヨーンからはバーン・ペーの港にて船に乗り換える。
バーン・ペーという言葉をそのまま日本語にすると「筏の家」だが、
もしかしたらここで昔筏を作っていた、ということなのかもしれない。
”バーン”が家なのは分かるが単純に”ペー”とカタカナ表記すると様々な言葉があり、
現地に着いてタイ文字表記を見るまではどういう意味なのか想像がつかなかった。
港には土産物屋もあるが、便所は3THB取る。それを払わないと文字通り手洗いも使わせてもらえない。

船の種類は通常の連絡船の他にスピード・ボートがあり、
連絡船は時刻が決められており安いがスピード・ボートならいつでも出発できると聞き、
片道2,500THBのスピード・ボートの往復チケットを5,000THBで買った。
クレジット・カードの使用手数料を6%取られた。
総勢8人、スピード・ボートには楽に乗れた。多分、10人くらい乗れるのだろう。
スピード・ボートでタイ本土からサメット島へは所要20分程度だった。
到着時、浜から少し海に入ったところで降ろされるので、
ビーチ・サンダルを直ぐに出せるようにしておいた方が良い。

桟橋
クリックして拡大 クリックして拡大 ボートの料金表。 バーン・ペーの港の売店。店員が全くやる気が無く、Vネック(女物)のTシャツの襟がUの字型のはあるかと訊いたところ、「ある」との返事で持って来てくれはしたのだが、私も確認しなかったのがいけないのだが、家に帰って確認したところやっぱりVネックだった。 港の海は、もちろん汚くて見れたものではない。 桟橋から港の施設を振り返る。 これは私たちが乗った船ではないが、船室の屋上に椅子が鎮座している。宴会用だろうか、それともあそこに座って釣りでもするのだろうか? クリックして拡大 これが私たちが乗ったスピード・ボート。 こちらは帰りの撮影。泊まったリゾートがあるパイ湾というビーチ。
桟橋の沖はなんだかゴチャゴチャしていた。 バーン・ペーの港の直ぐそばに市場があり、土産物店がひしめいていた。こちらの方が港よりはるかに種類が揃うが、他に客がおらず餓えたように売込みを掛けてきた(鬱陶しいというほどではないが)。年末でありオフ・シーズンということはなかろうに、この地の観光地としての未来が心配になってきた。 市場で見かけたごみ焼却炉。放置されているだけだろうか? 買ってきたTシャツの一例。上段が市場で購入したもので、下段が港にて購入したもの。右下の一枚が例のVネックの一枚。
動画
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ビーチの椅子は120THB。姉婿さんが払っていた。
その現場に私もおり売り子は食べ物のメニューを持っていたので何か注文するのかと
思っていたのだが、売り子は何も持って来なかった。
ウチの義理の家族達はビーチでは椅子代は必ず払わなければいけないものと思い込んでいたようだが、
私がビーチにいたホテルのスタッフらしき係員に尋ねたところ無料だと言うし、
欧米人が支払っているところなど一度も見掛けなかった。
これは絶対詐欺だと思う。田舎者の同族だと思ってコケにされたに相違ない。

湾だから波は低かった。
魚はいたが水中カメラで捉えるのは困難だった。

モルディブで学んだことがあるとすれば、素足で海に入るべきではないということ。
サメット島は事前に旅行ガイド等の写真で見る限り岩がちな地形のようであり、
前もってバンコクで潜水用のゴム靴を買っておいて正解だった。
それでも結構傷を作った。特に手は素手だったので、傷が出来た。
岩場は避ければいいのだが、魚はそういうところにいるもので、なかなか実行に移すのは難しい。
売店で消毒液を求めたが売っておらず、リゾートのフロントも使いかけのアルコールを持っていただけ。
近所のミニマートに行ったが、ここでもアルコールしか無く仕方なくそれを買ったが、
後で妻が同様に見に行ったところ、立派な傷薬が手に入った。
・・・私が言うのと妻が言うのとどんな違いがあるのだろうか。

ビーチ
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スピード・ボートでビーチに到着すると、当然だが足が多少濡れるあたりで降ろされる。この時点で既に小魚の姿が見え、私はリゾートに到着後も早くビーチに向かいたくて仕方がなく、ロビーでのチェックイン手続きもイライラしながら待っていたので、部屋に入って荷物を降ろすと、他の人達を置いて一人ビーチに直行した。 同行した方達はビーチ正面に陣取らず岩場の方に行くので、何故オン・ザ・ビーチに居ないのか理解できなかったが岩側には時刻とともに日陰ができ、義姉さんたちが岩場に陣取った訳がようやく分かった。彼らは日焼けしたくないのだ。 クリックして拡大 クリックして拡大 クリックして拡大 クリックして拡大 クリックして拡大 旅行客は白人ばかりで稀に中国人か韓国人、タイ人や日本人は殆ど見掛けなかった。 クリックして拡大 妙な競泳パンツを履いた男だけの中国人客の集団が居た。誠にキモヲタである。機会があればタイの女の子でも引っ掛けようか、という算段もあるはずだと思うが、売り子のおばちゃんにしか相手にされていなかった。いい気味である。
パウダー・スノーの砂浜
沖合に水上戦闘艦が見えた。タイ海軍が駆逐艦を保有しているとは思えないが、フリゲートにしても砲しか確認できないところからして相当な旧型か?と思いつつ後でウィキペディアで艦番331を調べてみると、チョンブリー級砲艇の1番艦、チョンブリーとのこと。何てことだ、コルベットにも及ばないとは・・・
何はともあれ、目的は知らないが(麻薬等の取り締まりでは?)水上戦闘艦が沖合を警備しているとあれば、こちらは安心して遊泳できる。 夜になると潮が引いて昼間遊んだ岩場が露出していた。岩はぬめぬめしており、水の中でなくても滑りやすかった。 クリックして拡大 クリックして拡大 クリックして拡大 クリックして拡大 腕輪売りの屋台。昼も夜も営業していた。どれでも1本80THB。
動画
クリックして拡大 クリックして拡大 クリックして拡大 クリックして拡大 クリックして拡大 クリックして拡大 クリックして拡大 クリックして拡大 クリックして拡大
クリックして拡大 クリックして拡大 クリックして拡大 クリックして拡大 SAMED VILLA RESORTで飼っているらしい、”ラブ”君(恐らくラブラドールなのだろ)が元気に遊んでいた。観光客が投げたボールを取りに自分から海に入るなど、活発なワンコだった。


クラビだのサムイだのは予約が取り辛いと良く言われるが、サメット島はその比ではない。何しろ島そのものが小さいのだ。
ホテルやリゾートは本当に限られた数しかない。私が予約した時点(10/末)で当リゾートも空きは残り1室だった。
他も主要なところは全て塞がっていた。従って宿の予約もしないでこの島に渡るのは自殺行為だ。
スピード・ボートは泊まるところを指定すれば、その宿があるビーチまでダイレクトに運んでくれるし、
一般の連絡船は公共の港に着く。港から島内交通は一本道しか無く、通常のタクシーも無いのでまさにサバイバルである。
もっとも私にはこれらの悪条件が無くても、予約もせずに旅行するなど有り得ないが。
いつかも書いたが計画性の無い行動は私には当て嵌まらない。
おかしな表現だが目標も分からずに戦場に乗り込むようなものだ。

サメット島の宿はバンガロー・タイプが多く、ガイドブック等で1枚の写真だけ見て
そこそこ良さそうに映っても、後でそのリゾートのインターネットのHPを確認すると、
「え、バンガローなのかよ!?」というケースが多くあった。宿泊場所は軽々しく決めない方が良い。
バンガローは多くの女性にとってxであり(ウチの奥さんは確実にアウト)、
亭主としてはそんなことで嫁の機嫌は損ねたくないところだ。

Samed Pavilion Resort
ロビー クリックして拡大 ロビー横のバー 朝食会場。フレンチトーストが美味だった。 クリックして拡大 プールは小さめで、朝食会場に隣接している。 クリックして拡大 クリックして拡大 クリックして拡大 クリックして拡大
止まった部屋、Spacious suite、1泊8,000THB(朝食込)。何のことはない、Deluxe Roomを2つ繋げただけの部屋で、もともとはお子さんのいるご夫婦のために取ったのだが、その子が来られなくなったので夫婦が遠慮して代わりに私たちが泊まった。 Spacious suiteのひとつ目の部屋。 Spacious suiteのもうひとつの部屋。Deluxe Roomはこれと変わらない。ちなみにDeluxe Roomの料金は1泊4,500THB(朝食込)。 Spacious suiteの二つの部屋を繋げる通路。この間にバス・トイレがある。バス・トイレはひとつ。 Spacious suiteのバス・トイレ。Deluxe Roomのバス・トイレには湯船が無い。 売店。色々なガラクタを売っている。 売店にてホテルの柄のT-シャツが比較的デザインが良く所望したのだがサイズが無かった。Lサイズのみ399THB。他には安物だが水中眼鏡が180THBで売られており買ってきた。 シャワー設備。 Spacious suiteの良い点は、出て直ぐシャワーがあるのと、ビーチ・アクセスが近い点。写真の右に折れればビーチへの通路に出られる。 ビーチへの通路。
クリックして拡大 写真は海から戻ってくる方向。 クリックして拡大 クリックして拡大 通りに出る方向にあるオブジェ。なかなかに幻想的だ。 クリックして拡大 リゾートの見取り図。Samed Pavilion Resortは小さめのリゾートだ。

部屋は禁煙。WIFI(無料)のパスワードはフロントで教えてもらえる。
スマートフォンの接続はパスワード不要。ノートPCは部屋の場所によって繋がらなかったりした。
またDTACの携帯電話はホテル内で信号が拾えなかった。AISは使えた。

Spacious suiteにしか湯船が無く、バス・ボムを持参していたのだが
妻は夜になるとトランプをしに義姉さんの部屋に行ってしまったため、
使用する機会は無く、私はふて寝してしまった。

金庫がテンキーのみしか無く説明書も何も無いので係員に教わったが、使用方法を覚えるのに苦労した。

妻からタイ語を話せない従業員がいると聞き何をバカな、と思っていたが
チェック・アウト時に担当してくれたsupervisorの札を付けた女性に「タイ語は話せません」と告げられ唖然とした。
パマー(ミャンマー)かラオスからの出稼ぎなのだろう。

ここは蚊だらけであり、食事に行っている間にバルサンしておいてくれる、
と言いつつやっていなかったり、朝食クーポンを持ってくるのも忘れていたし、
マネージャー(名札は一般兵だったが)っぽい男性従業員一人を除いてどいつもこいつも状態だった。
最後にベルトを忘れてきた。980円の安物だったから別に良いのだが帰宅後もリゾートから連絡が無く、
非常に感じが悪かった。


リゾートには朝食レストラン以外に食事を摂るところが無く、ビーチ沿いに飯屋が何件か並んでいるのでその辺で食事をした。

restaurant
クリックして拡大 クリックして拡大 クリックして拡大 JEP'Sの隣の店。こちらはBBQ店らしかった。 初日の夕食はリゾートを出て左手(google mapには逆方向に”バンガロー”が掲載されているが関係は不明)に少し行ったところにある、JEP'Sハート・ルン・ジアップ(「ジアップ(人の名前)の浜」の意)で食事した。運転手の方が何処かから聞きつけてきたお勧め店らしく、申し訳ないのだがちっとも美味くなかった。いや、ハッシュ・ブラウンは美味かった。8人で飲んで食べて8,240円だから安かっただろう。 沖の船を背景に雰囲気は最高。 クン・トート・クラティアム(エビのガーリック炒め)200バーツ代だったと思う。 プー・パット・ポン・カリー(蟹肉のカレー・ソース炒め)確か320THB、その辺の業務用のカレーを使用しているとしか思えず、不味かった。 クリックして拡大 背景にいた漁船?
クリックして拡大 美しい月。光学ズーム20倍+デジタルズーム60倍の計80倍で撮影。 消毒薬を購入したミニマート。絵葉書なんかも売っていた。 傷薬。アルコールもあったがどちらも数十バーツだった。 クリックして拡大 クリックして拡大 翌日の昼食はここ、SILVER SANDにて、軽食を注文した。Samed Pavilionの直ぐ左隣である。 SILVER SAND店内。ごった返している。料理の値段は忘れたが6人でほぼ1,000THBしか使わなかった。 SILVER SANDからビーチを望む。 スモークサーモン・サンドウィッチ。パンに対してサーモンはブラジャー位の大きさしかない。
ヤム・ヌア・ヤーン(焼いた牛肉のサラダ)。この料理は通常辛いのだが、辛くしないで、と頼むのを忘れていたので、辛くて私は食べれなかった。 2日目の夜は、Samed Pavilionの左隣にあるSAMED VILLA RESORTの屋外レストランを利用した。 クリックして拡大 クリックして拡大 クリックして拡大 テラス後方でコーン・ファイに興じる客たちの姿が見える。 再びプー・パット・ポン・カリー。こちらの方が味は良かった。 ガイ・パット・メット・マムアン(鶏肉のカシューナッツ炒め)こちらも個々の料理の値段は覚えていないが、8人で飲んで食べて2,070THBだから、かなり安いと言えるだろう。 SAMED VILLA RESORTのレストランにて、最初着いたときラブ君が寝てて座れなかったので、丁寧に退場願った。
動画
コーン・ファイ(焚火、だが文字通りの意味ではなく映像のような用いられ方をする)の遊び方 月の写真はこっちの方がすごい


事前にガイドブックを読んでおき、確かにその章を読んだ記憶はあったのだが
ホテルに到着後読み返していてしまった、と思い返した。
ガイドブックには往復チケットは買うべきではない、と記載されていたのだ。
つまり、船会社が船を1艘しか保有していなかったりした場合、呼んでも直ぐに来ないというわけだ。
私はその点を懸念して前の晩に妻に電話で予約してもらっておいた。
タイ人というやつはどうせ遅れるだろうから、希望時刻の1時間前に。
するとどうだろう、彼は30分前に到着し、着いた旨を連絡までしてきた。

義姉さんたちは田舎の人達なのでモタモタしており、
出掛けるよ、となってからトイレに行き出したり写真を撮り始めたり、
普通の日本人であれば切れまくっているところだろう。
しかし私は結婚して既に3年以上が経ち、タイにも5年以上居る身。
そのような事態は織り込み済みであり、従ってその辺も計算に入れた予定作りをしていたのだが、
帰る段になって予想外の出来事が起こった。
即ちお迎えのボートが早めに到着したので、チェック・アウトしようにも
約束の時間になっていなかったので未だみんなロビーに降りて来ていなかったのだ。
それでもチェック・アウト時刻を早めに設定しておいたので、丁度9:00には船に辿り着くことが出来た。
ボートはどのくらい時間が過ぎても待っていてくれるのだろうか?

あと追記すべきこととして、トイレが何処も汚かった。
ラ・ヨーンに来る途中のパーキング・エリアでもそうだったのだが
水道水が無く、ここで体調を崩しでもしたら確実に死ぬと思った。
プーケット等より田舎度は高いので、気軽にリゾートに来た程度の気持ちでいると幻滅するだろう。
”汚いところだ”ぐらいの心構えでいた方が良い。
そうすれば、海の透明度や簡単に魚を見つけられる点などは、
こちらの方がプーケットより勝っているので、メリットを感じられるだろう。
もちろん金銭的にも、飛行機に乗らない分こちらの方がリーズナブルだ。

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