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■2010年7月28日:タイの結婚事情・結婚情報

前回の続き)

セクション1結婚の実情

さて、めでたくお相手が決まったら、
次は結婚に関する諸々取決めの相談である。

なお巷ではいわゆる結婚情報サービス・結婚相談(斡旋)所みたいのが横行しており、
信じられないような高額(100万とか200万とか)なものもある。

何故タイ人女性が良いのかって?日本とタイは昔、共に戦って共に倒れた仲だからである。

中には、こんなのまであった。

【このような方にお勧めします】
「とりあえずタイ人の彼女がほしい。だけど、どうやって探せばいいか分からない。」


これにはさすがの私も絶句した。
ここまでくるともう、ビズ・インターナショナルの話と一緒である。
このキャッチフレーズを見て、それ以上詳しく読む気が起きなかった。

だって、ホラッ!(読まないって言ったのにw)

<システムのご案内(抜粋)>

6.初めてメールを送ったのに返事が来ない。
初回のメールを送ってから2週間経過しても返事がない場合はご連絡ください。返金はできませんが、別の女性を無料でご紹介します。(1回のみ)

7.メールでの交際が順調に進んだら、
自宅、近所の風景、車があればその写真なども送ると喜ばれます。、その後は手紙、電話なども交えながら、交際を深めてください。交際中にタイ及びタイ語について少しずつ勉強しておくと会ったときに彼女も喜び、より楽しくなります。

8.何度かメールのやり取りをしてたのに突然返事が来なくなった。
彼女の一方的な理由かもしれません。失礼ながら、あなたに原因があったのかもしれません。どちらにしても返金はできませんのでご注意ください。

9.ある程度期間が経ち、お休みが取れるようでしたら彼女に会いに行きましょう。
航空券+ホテル で5万円くらいからあります。後は食事代と現地交通費くらい。
タイに行くのが初めてで、不安がある方にはオプションでデートのサポートをいたします。
ここでお互いの愛情が深まれば結婚の話も出てくるかも。後はあなたと彼女の愛情次第です。

10.お互いに結婚を決意しても、すぐに彼女が来日できるわけではありません。
あなたがタイに住むのならすぐにでも一緒に生活することができます。しかし彼女が日本に入国するのは大変です。
とりあえずタイ国内で結婚式をしたほうが良いでしょう。タイの結婚式は日本とは全く違います。彼女及びご両親にお渡しする費用は、結婚式費用、婚約の際贈るゴールド、結納金を含めて金額的に50万円から150万円くらいです。

式に関して不安がある方にはオプションで結婚式の打ち合わせから式のサポートまでをいたします。
結婚式後、入籍、在留資格認定証明書申請、ビザ申請などの手続きが必要です。期間は、入籍してから奥様が来日できるまで順調にいって4ヶ月から6ヶ月くらい必要です。順調にいかなかったら・・・・・・・・。お忙しい方は、手続き代行業者をご利用ください。

50〜150万って、お前らがそんな適当なこと言ってていいのかよ!?
こんなものはシステムとは呼べない。
返金できない基準が業者に都合が良すぎる。これでは幾らでも金を巻き上げられて終わりだろう。
何処にも信用してもよさそうな根拠が見当たらない。誠に詐欺システムだ。

悪いことは言わない。この手のものは何処であろうと利用しないのが身の為である。


世の中色々な人がいるもので、2chで大真面目(かどうかは知らないが)に相談する書き込みがあり、
またそれに突っ込みを入れている書き込みが面白い。

Q「タイには行ったことはありませんが、タイに行ってタイ人女性と結婚すれば就労ビザを貰えて、
  現地で働くことが出来るのですか?」

A「やめとけ」

これは笑った。本当にこんな人がいるのなら大笑いである。
日本大使館のHPでも見とけ、という話だ。こんな疑問も自分で調べられないような輩は、
そもそもその時点で先の結婚詐欺システムに騙されたも同然だ。

良く誤解されている方がいるが、外国で現地人と結婚しても現地滞在ビザなど手に入らない。
少なくともタイでは無理だ。仕事に就いているか、事業を営んでいることが前提だ。
「えー、じゃあ結婚してもビザが無かったら一緒に暮らせないじゃん」
その通り。素人考えでは非人道的に思えるが、常識で考えれば、結婚と滞在許可は全く別の話なのである。
極端な話、結婚しているけど居住国は別々、ということも無いことでは無い。

<2020年追記: 現在は、婚姻ビザというのがあるらしい。
詳細は在タイ日本国大使館のウェブサイトを参照>

もう一つ、タイ人が日本に行く場合に必要なビザだが、
これも安直に考えている方が多いが、恋人として日本に連れて行くのは無理...
というかほぼ不可能に近い。少なくとも、婚姻手続きより数段手強い。

ビザ取得が必要な目的は犯罪防止(盗難や麻薬・密造品の密輸)だが、
まずひとつ収入の証明(通帳と所得証明=収入があるかどうか、
在職証明=職に就いているかどうか)が最大のポイントだ。
「オレの彼女が万引でもすると思ってるのかよ!?」と言いたい気持ちは分かるが、
犯罪の発生件数は5万とあるのだ。決められたことを守るのは基本中の基本であり、
駄々を捏ねても始まらない。ビザ取得に必要な収入の額は、提示されていない。
あくまで申請内容の信用性が評価されるからだ。

カラオケのおねえちゃんを日本まで持って帰ることなど出来ないのである。

これが、一旦結婚してしまえば、嘘のように手続きが簡単になる。
結婚の際に凡そ考えうる全ての書類審査が行われるからだ。
書類を侮るなかれ...全うに生きていなければ証明書など揃えられない。

タイ人女性を日本に連れて来て一緒に暮らす、というのはお膳立てが出来ているのならともかく、
現実的ではないだろう。まず言葉が分からないし、あなたは家族や知人が日本にいても、
相手にはあなたしかいないのだから。このような場合は男が泣いてタイに行くべきだろう。


ここまでで、タイ人と結婚するには、タイに来るにしてもまず仕事を持っていることが重要であることが
お分かりいただけただろう。第一回の話にあるように、仕事も無いのにタイに何しに来たの?
あら、恋人探しですか。あ、そう。人身売買ですかあ〜? ということに繋がるのである。
勤め先の事情で派遣されるのならともかく、現地に来てから職探しをするのはいささか分が悪い。
現地採用は足元を見られるので、条件は低い。
やって見る根性があるのは結構だが、間違いなくアドベンチャーになることは肝に銘じておいた方が良い。
海外就職なんてのは、斡旋企業の売り口上に過ぎないのである。成功例?そんなのは、一握りだ。
本気で実行に移すのであれば、持ってくるのは夢ではなく、覚悟と準備でありたい。

バンコク市内では、どんな安アパートでも、まともな日本人が常識で許容出来るレベルだと、
月15,000THB以下のところを探すのは困難だ。
郊外に行けば2,000THBなんてのもあるし、それで十分だと考えていらっしゃる方は、出直されたい。
そんな人物の所に嫁いで来るものなどいない。
せっかく日本人と結婚するのに最初からその体たらくでは、
相手のタイ人女性には日本人と結婚するメリットが無い。

日本に帰ったときに成田空港で日本人男性とタイ人女性のご夫婦(お子さん付き)を
見掛けたことがあるが、このときは専らタイ人女性の方が日本語で話していた。
これを見て、情けねえな〜と感じた。男だからではなく、一般的に日本人の方が
高い教育を受けているのだから、この場合、男がタイ語を話すべきである。
だいたい、カラオケの女の子だと、日本語を喋れてしまうので自分のタイ語が上達しない。
私に言わせれば、そんなのは問題外である。
以下も2chの書き込みだが、
「日本語が話せるタイ人の彼女が欲しい」とのこと。
彼女がタイ人である必要が無い。意味不明である。
本人がタイ在住なのであれば、自分がタイ語を覚えれば良いのである。仕事上必要だろう。
あまりにも他力本願過ぎて、話にならない。それじゃあ、タイ人女性と付き合えないじゃん、と思う。
まあ他人の事なのでどうでも良いのだが。

他に、タイからシンガポールに旅行した際に、あれはご夫婦ともに日本人の方で、
ビジネスクラスだったが、お子さんはバイリンガルのようで、
「おっきいクアンビン(飛行機)!」などとはしゃぐ姿が大変可愛らしかった。
私もまかり間違って子供でもできたら、同じように育てたいものである。


セクション2社会的側面

次のセクションではタイの結婚にまつわる社会的な側面を解説する。

結婚式や披露宴は、あくまで風習なので、しなくても良い。
但し、結婚式をしないというのは、タイではまず考えられないだろう。
入籍よりも結婚式の方が重視される。宗教行事だからだ。
結婚記念日も、概ね結婚式を行った日と捉えられる。
結婚式は、花嫁の実家のある田舎でタイ式に執り行われるのが普通だ。
結婚式ではもちろん招待状とお祝儀、引き出物の応酬が行われるが、
その辺は個人で異なるので、勝手にやって頂戴の世界である。

タイ人同士では、入籍はしないのがスタンダード。主な理由は明確には判明していないが、
「縛られたく無い」国民性が影響しているようだ。
実際、2児の母の一人目と二人目の子供の父親が違う、なんてケースは良くある。
私の妻も、結婚する前は母親が夫とは離婚してしまい、さらに別の男と同居している、
という不憫な子供をその祖母から預かって面倒を見ていた。
ちなみに近所に住んでいたから、というだけの理由である。
彼女は結婚するとき、その子より私を選んだが、今でもその子には時々会いに行っている。
我々は日本人であり、そんなのは比較対象にならないので、
この話はふぅん、と参考程度に読み飛ばしていただきたい。

それ以外にカー・シン・ソー(結納金)と金(貴金属の金)の習慣がある。
カーは価値、シンは物や物品、ソーは金銭を表す口語で、結納金も金も、
花婿が花嫁に進呈するものだ。これも額はまちまちで、親が頂戴してしまう家庭もあれば、
ウチの奥さんのように、娘が後生大事にしまっておくパターンもある。
金については、タイでは”バーツ(通貨のバーツではない)”という単位で取り扱われ、
1バーツが1kgなのかどうか(絶対に1kgより軽い)は知らないが、
宝石商などでもこの単位で金額が提示される。お気付きだろうが、
この金の目方を表す”バーツ”という単位は、基準が我々素人には不明なので、
何件も当たってそれぞれの店で提示される実物を良く比較・吟味して購入されたい。

結納金も金も法律で決められていることではないので、出費しなくても結婚は出来る。
だが、まず無しで済むことは無いだろう。指輪の交換も普通に行われる。
これらは、彼女の価値を決めるものなので、ケチるとろくなことにならない。

結納金は当然タイ・バーツで必要になるが、バーツをそんなにキャッシュで持ってないし、
日本に帰って持ってくる暇もないし、第一通関で捕まったらどうしよう、という方でも、
日本の銀行からタイの銀行に手数料は掛かるが「海外送金」ということが可能なので、
良く調べてみよう。この時、正直に「結納金」などと言うと税金が掛かったりするので、
「生活費」あたりにしておくのが妥当だろう。

もう一つ、結婚式や招待状用に使う写真撮影もある。これはバンコクならウェディング・ショップが
そこいらじゅうにあるので、場所選びには困らないはずだ。料金もピンキリだが、
相場は2、3万バーツというところだ。結婚式や披露宴用の衣装も借りられる。
また招待状の作成も代行してくれる。

これらはもちろん、結婚する当事者2人が話し合って決めることだが、
これも両親や親戚が口を出す場合など、各家庭によって異なる。

ちなみに、私達の場合は、結納金1,000,000THB(\2,964,000)に金20バーツ(\952,000)、
指輪は40,000THB(\112,000)だった。私はそういう趣味は無い、ということで指輪はあげただけ。
これは正直言って多過ぎである。私達のような間柄ならともかく、あまり良く知らない人に
こんな金額は支払わない方が良い。

結婚後、妻から家族のため、とのことで高額の金銭要求をされるなどということは、
相手が堅気の女性であれば、絶対にそんなことはない。
但し、タイは年金制度(僅か500THB!)やその他諸々社会保険制度が先進国ほど
発達していないので、定年までバンコクで働いて引退後は田舎に引っ込み、
その後は子供達の仕送りに頼って暮らす、というのがスタンダードなのである。
また時には田舎で採れたジャガイモとバンコクから買ってきた海老を交換、等というように、
物々交換も行われる。日本も昔はそうだったのだ。奥さんの地元にはこんなジョークがあるらしい。
ある人が自家製のとうもろこしで物々交換を持ちかけたところ、
「あら、とうもろこしならウチでも取れるわよ」

ウチの奥さんにしても月に2,000バーツとか3,000バーツは父上に送金している。
他にも兄弟はいるのだから、一人でそんなに負担する必要はないのである。
有ってもその程度である。そうでない場合は、その相手は何処かおかしい。

タイでは一般的に、働ける間はバンコクで田舎の実家に仕送りをしつつ働いて、
引退すると田舎に引っ込む、という風習がある。子供が生まれたりした場合、
子供は実家の両親なり親戚に預けて、本人達は引き続きバンコクで働く。
妊婦期間中もギリギリまで働くパターンが殆どだ。


我が家の場合は、生活費については結婚する前に取り決めをしておいた。
私の場合は円とバーツと両方で給料を受け取っており、円についてはタイでもクレジット・カードで
キャッシングは出来るが、円を銀行から引き出すことは出来ないので、タイ・バーツは全部奥さんに預け、
1,000THBを超えるような高額の買い物の時のみ、私がカードで支払うようにしている
(最近は電気代が高いのでこの金額を700THBに引き下げている)。
銀行については、一部の日本の銀行はタイ支店もあるので、ご自分で調べていただきたい。

その他電気製品や旅費、高額な医療費等、ペットに掛かる金も私持ちである。
従って、生活費はおよそ奥さん持ちであり、私も普段の小遣いは奥さんから貰っている毎日である。
具体的には、毎月決まった金額(5,000THB)を受け取っている。この5,000THBの中で
ひと月やりくりするのがまた楽しいのである。実際には日本円も使えるので余裕があり、
ずるいのだが、それはまあ奥さんも知っているので許容範囲だろう、というのは私の甘えか?

日本でもタイでも、家計を男性が握るか女性が握るかは、意見が分かれるところだ。
私は長年、「ウチのかあちゃんより怖いものなんてねえよ」と言ってみたいと思っていた。
それが長年の夢だった。だから、今は夢が叶って幸せである。

私は妻に日本人の妻としての自覚を持ってもらいたいと考えているし、平等であろうとしているだけである。
妻は仕事を辞めた今、彼女から金の管理まで奪ってしまったら、彼女は何を以って自立するのであろうか?
習い事だの副業だのをやらせる、という向きもあるが、私はこの「やらせる」というのが気に入らない。
「亭主関白」という馬鹿げた言葉があるが、妻はれっきとした大人であり、彼女から判断を奪うべきではない。
近年は「女性の権利」なることが声高に言われているが、権利の問題ではないのだ。
言い付ける方は管理している気分になれるので鼻高々だろうが、では言い付けられる方はどうなのか?
会社と同じで家庭もまた組織であり、一人だけ能力が突出していても、全体が良くならなければ
意味が無いのだ。それでは改善とは言えない。
CSRという略語を耳にされたことがあるだろうか?
”企業の社会的責任”と訳されるが、前述のように、自分が会社の経営者になったとお考えいただきたい。
真に一家の主たろうと望むのであれば、社会的な責任を考慮しなければならないのである。


次回は、いよいよ実技に移りたい。


管理人夫妻の披露宴のしょうもない招待状。
但し2カ国語版のコレクターズ・アイテム!?

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