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■2016年1月4日:九死に一生ハンター稼業

クリックして拡大  原題:TO THE NINES (2003年アメリカ)
 著者:ジャネット・イヴァノヴィッチ
     Janet Evanovich/1943- アメリカ生
 文庫初版:2006年2月28日 扶桑社ミステリー
 初版時価格:933円
 巻数:単巻
 品番:イ4-11
 管理人読了日:2006年6月8日
 映画化:
 映画題名:
 映画主演俳優・女優:
 日本語DVD化:

ステファニー・プラム・シリーズとして日本語化されている作品(14作)のうち、
11作目に当たり、扶桑社ミステリーより刊行されているものとしては最終巻。

先日シリーズを通して読んでみて、私が一番面白かったのではないかと考えたのが本作。
本シリーズの真骨頂はドタバタにあるのであって、私のお気に入りであるサリー・スウィート
登場しなかったものの、本家ドタバタの連続性は本書が最もスピーディだ。


本作では、シリーズ中初めて彼らは飛行機で出張する。
アメリカ人は日本人よりよほど飛行機に乗るというから、飛行機に乗るのは初めてではないのだろうが、
これがまた面白い。しかも、行先はラス・ヴェガスときたものだから、見逃せない。

何しろ出発当日から大騒ぎだ。
レンジャーの部下のタンクはセキュリティ・チェックで引っ掛かって同行できなくなるし、
ルーラはTバッグをショーのステージに投げちゃうし、口紅なしのコニーなんてそうそう見れるもんじゃない。
ヴェガスに4人で行って、到着翌日に戦闘可能なのはステフとルーラの2名のみ。

元々の任務は行方不明者の捜索だったのだが、その人物の勤め先に於いて、
奇怪な人物が続出。
そのうちにウェブ・マスターなどと始まるので、コンピューターの話かと思いきやそうではなく、
殺しのゲームをしている人間がいるらしい。


イヴァノヴィッチはここ数年本を書いていないようだが、ステファニー・プラム・シリーズの
翻訳されていないものだけでも何冊もある。
私は、少なくともこれらが早期に日本にもお目見えすることを望む者である。

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関連記事:

ジャネット・イヴァノヴィッチの日本語に翻訳されているものの中では、最新作、というか最終刊にあたるのが本作品(「勝手に来やがれ」もあるがそれは番外編)。■2014年3月10日:あたしの手元は10000ボルト
本書はステファニー・プラム・シリーズの第4作である。本書には前回「お騒がせなクリスマス」の中で触れていて、その後で紹介するなど間が抜けているが、最近日本の実家からタイまで運んできた蔵書の底が尽き掛けて来ており、イヴァノヴィッチの作品にしても他に持ってきていないので、その点ご容赦願いたい。■2013年8月22日:サリーは謎解き名人
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うう・・・これ読んだのって、今の会社に入社したばっかりのときだヨ!日付を記しておくと、そんなことが分かるんだな。 ステファニー・プラム・シリーズの作品は中盤(未だ完結はしていないが)位が一番面白いのだが、まあ入門編として第一話を紹介しておこう。■2012年4月10日:私が愛したリボルバー



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