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雪を見たことが無いので見たみたいという妻のために北海道旅行を計画した。
旅行ガイドを見てここに行きたい!と彼女が指差したのは、小樽運河の夜景写真。
私自身、北海道には最初に勤めた会社の社員旅行で秋口に来たことがあるだけで、
雪の降る北海道など想像を超えた世界だった。
ANAの機内誌に旭山動物園の迫力ある狼の写真が載っており、旭川に行けばよかったかと思ったが、
その後ガイドブックを見てやはりたいしたことはないと分かったので安心した。
また来れば良いのだ。
今回、行きはエコノミー・クラスだった(帰りはアップグレード出来た)。
アップグレードの申請はしたが混んでおり叶わなかったのだ。
出発前にANAに問い合わせたところ、前日の時点で私達を含めて9人待ちだとのこと。
9人! 勝ち目ねぇじゃん。(笑
チェック・インの際に1席だけ空きましたがどうしますか?と訊かれたのだが断った。
一人だけアップグレード出来ても意味がない。
今回の渡航は後半の2/23〜25がタイは3連休があるのでこの日程を選んだのだが、甘かった。
この時期は中国の国慶節(2/9〜16位)と重なっており、少し休暇をずらして
ANAに乗って日本に遊びに行く華僑が沢山いたのだ。目算違いだった(土曜の晩だったからだべ)。
しかしながら先日メキシコに行ったときもそうだったが、エコノミーでも最前列だったり、というような取り計らいは受けた。
バンコク→羽田線は着陸間際相当バンクがきつかった。殆ど45°だった。
思うにパイロットは独りよがりなカウボーイ野郎だったのだろう。車に例えれば運転が荒い感じ?
ただ荷物はスーパー・フライヤーズだったこともあるだろうが、私達の場合は妻がタイ人だからか、
外国人の荷物が先に出てきた。これはさすがだと思った。
雪のおかげで国内線は遅れた。
羽田→札幌 25分
札幌→羽田 1時間!
こんなことならもう少し早めの便を選べば良かった。特に、バンコクから羽田に到着したのが6:00だったのに、
札幌行をわざわざ11:00出発の便にする必要は無かった。
さてそして今回はT対策で、サムネイル画像を大きくしてみた。
何でこんな簡単なことに気が付かなかったのだろうと思う。
今回ちょっとアップに時間が掛かったのは、雪景色の写真というのが、青が強すぎるからと黄色を上げると、
画像を圧縮した際に黄色過ぎてしまう現象の処理に手間取ったからだ。これは非常に厄介だった。
バンコク→羽田→新千歳空港 | ||||
解体後の毛蟹の様子はこちら |
札幌から小樽まではJR線で1時間ちょっと。しかも片道1,740円だから結構高い。
新千歳空港のJR線は地下鉄で、降りる際にエスカレーターが無く、スーツケースを抱えて降りるのに苦労した。
小樽駅 | ||||
宿泊先はドーミーイン小樽で、ANAの旅作にて航空券とセット・2泊3日・二人で68,000円だった。
このホテルはまさに駅の真ん前にあり、当初運河付近の宿を探していたのだが、
駅前の宿を選んで正解だった。運河までは歩いて10分程度で行けるのだが、
そこまで雪が降る中スーツケースを引きずって行くというのは、また話が違ってくる。
この宿は新聞は無料、コーヒーも無料。夜鳴きそばもあったし、温泉があり嫁さんも入れた。
温泉はもちろん男女別で、女湯は戸口がロックされており、日替わりパスワードが設けられていた。
さらに詳しくは調べなかったので詳細は不明だが、ペット可のようでもあった。
部屋が狭いのが難点だが、これでこの値段であれば安いと言えるだろう。
WiFiは無料だが回りくどいメール・アドレスの登録が必要で、尚且つ部屋の中では受信できなかった。
ホテル |
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妻はタイのEMPORIUMで買った17,562円の革製の長めのブーツを履いていたのだが、
(似たようなブーツは新千歳空港でも同じような値段で売っていた)
小樽港に付く頃には足がかじかんでもう歩けない!
となってしまったので慌てて付近の寿司屋に退避し確認したところ、
靴底が少し湿ってきていた。ちょっと考えが甘かった。
そこで「すし耕」で寿司を食った後、駅前に戻って長崎屋でビニールのブーツを買った。
小樽の長崎屋は1Fのテナントは19:00で閉まってしまうそうだが、
2F以降の長崎屋の店舗は21:00まで営業しているとのこと。
ワンフロアに店員が一人しか居ないような店だったが、靴は買えた。
「すし耕」ではうにが苦手なので特上寿司のうにを他のものに変えてもらえますか、と訊ねたところ、
何にしますか、と返してきたのでトロをリクエストしたところ、聞き届けられた。
しかしながら、申し訳ないがロス・アンジェルスの寿司「田代」の方が美味かった。
翌日の晩「北海あぶりやき運河倉庫」でも、同様に海鮮丼のうにを何か他のものに変えてくれと頼んだところ、
そのままうにが出されてきたのだが、なんとそのうには私にも食べれた。
うにというのは生牡蠣と同様、どんなに新鮮とはいえ少しは臭みがあるものだが、ここのうには全く臭みが無かった。
最後に会計時にそのことを告げたところ、忘れたことを咎められたと受け取られてしまい恐縮した。
小樽の場合、うには夏頃が食べ時だそうである。
小樽運河は2/17まで「雪あかりの路」が実施されており、ぎりぎりで拝むことが出来た。
次の日も運河に行ってみたがライトアップされておらず観光客の姿もまばらだった。
店なども閉まっており、前日ガラス細工の雪だるまを買ったような露店も次の日には出ていなかった。
小樽に冬来る際には、休日に訪れた方が良い。
ところで街は中国人・韓国人だらけだった。
小樽の街 | ||||
ちなみに運河はタイ語でクローンと言う。クローンとだけ言っても絶対通じないと思う。
小樽にて2日目は時間を持て余すだろうことが予測された。
こんな寒くて周りに何もないところでは、1日時間を潰すことなど不可能だろう。
駅前の紀伊國屋などを覗いてしばらくブラブラしたあと、我々は札幌行の電車に乗っていた。
札幌なら、駅ビルが充実しており外の寒気の洗礼を受けることなくショッピング等して
時間を有意義に使えるだろうと判断したためだ。
事実、札幌の街は東京と変わりなかったが、札幌も寒かった。
札幌 |
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左写真:ステラプレイス内「And A」という店にて 1万円のナップザックを購入した。 その後上階で5,000円位で売っているものを 見つけてめげた。ちなみにナップザックは タイ語で(ペー)と言う。筏の(ペー)と 比べてみてほしい。 |
車窓から JR千歳線〜函館線 雪に覆われた海は圧巻だった。寒そうどころの話ではなかった。 |
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地球上にこれほどまで温度差があるというのは不思議なことだ。
北海道旅行が叶った妻は「死んでも悔いはない」とまで言った。
来て良かったとはこのことだ。
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