■2011年1月8日:メインマシンをスペックアップ(Phenom II X4 965BE)
さて、購入したCPUを早速組み込むことにした。
こういうことである(以下)
Phenom II X2 550BE → Phenom II X4 965BE
CPUの消費電力が増えるので明らかに電源容量が足りないと考え、
今回は電源も買い置きしておいたものと交換した。
SCYTHEの電源、SCPCR-600-P(600W)。にしてもうるせえな、この電源。。。 妻に言わせれば「調子が悪いんじゃないの?」というほどの騒音。 |
DVD±RWドライブも1台新型の物に換装。 |
CPUと電源を換装したので、改めてオーバークロックを試みた。 M4A88TD-V EVO/USB3のCore UnlockerとTurbo Key IIを有効にして 色々いじくったが、結局CPUのスペックは何一つ上げられなかった。 代わりにこれらスイッチをOFFに戻し、 BIOSのメニュー「D. O. C. P.(DRAM O.C. Profile)」にて メモリクロックを1333から1600に引き上げた (もともとそういう仕様のメモリだった)。 |
私のPCはこんなのです。 |
左写真は965BEの裏面。 ○付近のピンが2本ばかりやや不揃いなのがお分かりだろうか。 CPUからクーラーを外す際、最近のヒート・スプレッダ付きのCPUだと、 うっかりするとCPUごと引っこ抜けてしまうことが多い。 そこで、毎回しばらくPCを動かしてグリスに十分熱を与え、 こなれた頃合いを見計らって取り外すのだが、 実はなかなかうまくいかないもの。 今回も御多分に漏れずCPUごと引っこ抜けてしまったのだが、 550BEは無事だった。 ところが965BEを挿そうとしたところ、CPUがリテンションから浮いてしまう。 しばらく考えたのち軽く指で押してやったところ、 一見嵌ったように見えたのだが、いつもの「ストッ」という感触ではなく、 何か妙なものを感じたので、CPUを取り外してみた。 ・・・△と正対する位置のピンが1本、完全にへし折れていた。 私は顔面蒼白となった。 見るとリテンションの穴が2か所ほどバリが出て塞がってしまっている。 その穴のバリをピン(ドライバーセットによく入っているヤツ)で つついて除去し、CPUのピンはピンセットで慎重に起こしてやった。 すると、CPUはしっかりリテンションに”落ちる”ようになった。 何回か着脱を行い確かめた後、PCを起動したが正常に動作した。 最新の足の数が多いCPUを扱う際には、 よほど慎重に作業しなければならないと痛感した。 |
Before 1st 3DMark06のスコア:13985 | ||||
カテゴリ | メーカー | モ デ ル | 詳 細 | 価 格 |
CPU | AMD | Phenom II X4 B50 Callisto core Athlon II X3 450 Rana core SocketAM3 |
3.1G/L2=512Kx3/L3=6M/80W 3coreとして認識 |
3,970THB |
メモリ | G.SKILL | PC-10600(DDR3-1333) CL=9
4MB |
2GBx2 Dual Channel | 3,300THB |
マザーボード | ASUS | M4A88TD-V EVO/USB3 | AMD 880G+SB850 | 4,190THB |
ビデオカード | ASUS | ENGTX260/896MB DDR3 | GeForce GTX260/192SP | 11,070THB |
サウンドカード | Creative | Sound Blaster X-Fi | 約23,000JPY | |
HDD | Western Digital | WD Caviar Black WD5001AALS | SATAII 7200RPM 500GB/32MB | 2,000THB |
CDD | LG | GH22NS50 (SATA) | DVD±R/RW x22 SuperMulti | 790THB |
CDD | LITEON | iHAS424 A | DVD±R/RW x24 SuperMulti | 850THB |
FDD | NO FLOPPY | |||
内臓LAN | Realtek | RTL8111E | GbE | - |
電源 | EVER GREEN | SILENT KING-4 LW-6450H-4 | 450W | 約5,000JPY |
ケース | SOLDAM | ALTIUM OMEGA U38 ATX | ATX/Full Alumi/Silver | 17,850JPY |
Monitor | NANAO acer |
FlexScan
S2411W-BK P244WBD |
24.1inch wide LCD 24inch wide LCD |
133,142JPY 6,900THB |
OS | Microsoft | Windows 7 Home Premium x64 Edition | 23,436JPY |
以下に変更した項目のみを記載する。
After 1st 3DMark06のスコア:15636 | ||||
カテゴリ | メーカー | モ デ ル | 詳 細 | 価 格 |
CPU | AMD | Phenom II X4 965 Deneb core SocketAM3 | 3.4G/L2=512Kx4/L3=6M/125W | 5,500THB |
メモリ | G.SKILL | PC-10600(DDR3-1333(1600で駆動)) CL=9
4MB |
2GBx2 Dual Channel | 3,300THB |
CDD | LG | GH24NS50 (SATA) | DVD±R/RW x24 SuperMulti | 790THB |
電源 | SCYTHE | SCPCR-600-P 超力 | 600W | 3,300THB |
<ベンチマーク・スコアの総合結果はこちら>
さてパフォーマンスの方だが、Windowsの通常使用では何ら体感差は無い。
敢えて言えばAdobe Photoshopに画像を並べる速度は幾らか早いような、気がする。
3D MARK 06が走っている間中、ずっとAll CPU Meterを見ていたが
使用しているのはCore 1と3ばかりで、2と4は殆ど使用していなかった。
CPU-Zで確認したがメモリはちゃんと1600で動作しているようだった。
私はWindows 7のWindows エクスペリエンス インデックスの評価点というのを全く信用していない。
そこで、良くやる手段なのだが、HPB V14を開いて50個位のhtmlファイルをドロップするのだ。
すると、「スパパパパッ」とファイルが開き、起動も終了も問題なかった。
Phenom II X2 550BEだとさすがに”応答なし”になって落ちてしまうのだが・・・
965BEの実力が見えたような気がした。満足である。
いや、メモリをクロック・アップした恩恵かもよ。。。
550BEと965BEの差が分かったところで、本稿の締めくくりとしたい。
しかしこの電源の騒音は何とかしなければ...
関連記事:
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■2010年10月24日:「Central」デパートRamaII世通り店3F「banana IT」でHDDを購入
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■2010年5月30日:ASUS M4A88TD-V EVO/USB3
Review
■2009年11月24日:電源交換
■2009年10月11日:電源の話