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■2010年10月24日:WD Caviar BlackとOS再インスコを強いられるデスクトップ

デスクトップのWindows 7マシンの調子が悪いことはしばしば書いたが、ついに我慢できないレベルに達した。
5月に一時帰国した際にOSを買ってきて、5/末にマザー、ASUS M4A88TD-V EVO/USB3
買って初インストールしてから、ほぼ毎月Windowsがイカれて再インスコするサイクルを繰り返していたのだが、
その輪廻が今月に入ってから週1にペース・アップした。

だいたいハード的に何かいじくるとおかしくなる。
内臓のRadeon HD 4250からENGTX260/896MB DDR3/192SPに切り替えたり、
Phenom II X2 550BEをコア解除して3 coreで走らせたりするとおかしくなる。
症状的には固まるかメモリエラーを思わせるブルーバックエラーとなり、
再起動すると「スタートアップ・プログラムを再構成しています」というメッセージと、
「この作業には1時間以上掛るかもしれません」なるシステム・ノーティスが表示され、
その後一向に再起動しなくなる。概ね毎回このパターンである。
今回は、長年使ってきたキーボードが壊れた(キーを押した際に正しい文字が表示されない)ので
未だ一度も使っていない、封すら開けていないまったく同じ型番のスペアと交換した際に
(PS/2タイプなのでもちろん電源を切ってから差し込んだのだが)、再起動後しばらくして
ブルーバックエラーが到来した。

サンワ・サプライの年代物のキーボード。
価格:\5,480のヨドバシで買った(らしい)\3,960。
今ならこんな高いキーボードは買わないだろう。
先代は恐らく5年以上使っていたはずだ。
当時はPS/2じゃないとBIOSが動かないと
PS/2を選んで買っていたが、今ではUSBでも問題無くなった。
久しぶりに新品を紐解いてみて、今まで使っていたものが
殆ど打鍵感覚が失せるまで使い込んでいたことに気付いた。
処分した古いキーボードは片足がもげていたが、
生き残っているほうの足はスペアとして取り外しておいた。

というわけでOSを再インストールしようとしたところ、妙な現象が発生した。BIOSでHDDが認識されないのだ。
前にも似たような現象に遭遇したことがあったので、一旦ケースを開けてSATAのシリアルケーブルを差し直したが、
認識されなかった。シールド無しのケーブルだったので、シールド付きに変更したがダメ。
そこで、それまでSATA port1に差してあったのだが、port5に差してみたところ、認識した。
その後OSをインストールしたのだが、最終段階の起動でWindowsのロゴが表示された後、画面が真っ暗なまま。
HDDの動作を表すLEDも消えている。もう1度インストールしてみたが同じ現象のままなので、
再度SATA port1に差し直した。今度は何故か認識したものの、OSのインストール直前のドライブ選択画面が現れない。
これは後で考えれば妙な話だが、2台接続してあるDVD±RWの起動ドライブを切り替えることで解決した。
ところが、OSインストール後の状況は同じだった。

考えられるのは私は1台のHDDをシステムとデータでパーティション分けして使っているので、
何の根拠もなく検証もしていないが、フォーマットしていないデータ・ドライブの方にもインストーラーが
何らかのアクセスをしに行って、ログの類を残しているのではないかということだ。

さて困った。恐らくHDDを交換すればOSが入ることは間違いないだろうが、予備のHDDが無い。
仕方なく、翌日会社の帰りにRama IIのcentralに行ってくることにした。
場所は「Central Plaza」3Fの「banana IT」だ。過去の記事で「2F」と紹介していたが誤りである。
申し訳ない。


「Central Plaza」3Fの「banana IT」。標準的なノート・パソコンの他にパーツ類の品揃えも比較的豊富だ。
バンコク市内はパンティップやIT MALL以外、デパート類は軒並み殆どパーツを扱っていないのに対して、
健闘していると評価して差し支えないだろう。値段は前述のパンティップ等に比べて1割程度割高なものの、
元々バンコクはパーツの価格が日本より安いため、我慢できる価格設定だ。

さてターゲットのHDD容量は500GB。今回のPCの挙動不審はAMD 880Gのマザーに有りと
考えていたものの、少々WDのHDDにも懐疑的であったため、他メーカー製も検討していた。
調べた価格は以下の通り。むろん全てインターフェースはSATAだ。
SEAGATE 500GB/16MB Cache/7200RPM 1,3??THB(忘れた)
WD 500GB/16MB Cache/7200RPM 1,390THB (Caviar Blue)
WD 500GB/32MB Cache/7200RPM 1,400THB (Caviar Green)
ULTRA ATA133のHDDなんてのもあったが、500GBで2,700THBだった。完全に需要と供給の逆転現象が起きている。
後でパンティップ・プラザに行ってきたところ、SATA 500GBクラスのHDDは1,200THB代で売られていた。

こうなるとどれも同じため、結局買ってきたのはこれ。

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WD5001AALS-00L382。Caviar Black
SATA 3Gb/s 500GB/32MB Cache/7200RPM 2,000THB。
Blackシリーズはパンティップでも中々お目に掛かれない一品。
店員曰く「早い」とのこと。スペックからは何が早いのか不明だが、
Greenと比べて600THB程度の価格差であれば、
試してみたいと考えるのが人情。
この日(10/21)のTHBのレートは1円 = 2.72THBだったので、
日本円にして5,440円。日本での価格に関心が無いので
高いのか安いのか分からないが、まあいいだろう。
ご丁寧に箱まで頂戴した。

帰ってきて早速接続してOS再インストールを試みると、予定通りというべきかあっさりインストール完了。
それまで使っていたCaviar GreenのHDDをSATAの他ポートに直結してデータを吸い出した。
早いというのでどうかと思ったが、はっきり言ってGreenと何も変わらない。
全く体感差は無いだろう。気持ち早いかな?という程度。気は持ちようだ。
Windows7のエクスペリエンス インデックスでの評価も、Greenと同じ5.9ポイント。
騒音、と言うほどでもないのだが、動作音はGreenより大きいと感じた。
何しろGreenは音が聞こえないのだ。

結果としてWD GREENは2台とも調子が悪かったということになり、
今回の不具合は相性ではないが現行のWD GREENが私のマシンと
マッチしない、という現象であることは間違いなさそうだ。


さて、実を言うと今回は他に目玉があり、HDDの話題などどうでも良かった。
それは何かと言うと、これである。

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ASUS Eee PC 1215T。日本未発表モデル。先週あたりからタイの通販サイトでちらほら見掛けるようになっており、
その存在は知っていたのだが、ASUSのHPにも未掲載のNileノート。
とんでも無いニューカマーだ(あくまで私にとっては)。AMD K125+RS880Mの表示に胸が躍る。
POPにはNo BTなどと寝ぼけたことが書いてあるが、写真にもあるように丁度BIOS画面になっていたので
ちょっといじくってみたところ、しっかりBluetoothの設定項目が有った。
モデル番号的に1201Tの後継と思しく、デザインは前モデルから変わって艶消しボディーで、
タッチパッドのデザインもイカしたものに変わっている。カラーはブラックとシルバーの2モデル。
ACアダプタもかなり小型なものに変更されていた。

クリックして拡大
その場に置いてあった10月のASUSのカタログを貰ってきた。
Radeon HD 3200と書いてあるが、そんなことはないだろう?
メモリもDDR2と書いてあり、えぇぇな内容。
その上に掲載されているXシリーズを見ると、なんとIntel HM55 Chipsetとある。
AthlonにIntelのチップセットが組み合わされるわけがない。
ASUSのカタログの誤植は有名な話で、右写真も見ていただきたい。
これは1201Tが発表されて直ぐのカタログ。
Atomのロゴ・マークが眩しい。
カタログのミスはどうも新製品に多いようで、
どうやらASUSの広告スタッフはPCのスペックには興味が無いようだ。


さてこうなっては、現時点では情報が乏しいし、この手のデパートはVAT 7%の上乗せを回避できないため、
バンコクに於けるPCショップの本場、パンティップ・プラザに調べに行かずにはいられない。
次回に乞うご期待。

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